今週の注目レース

アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)

東京競馬場 1800メートル(芝)別定 (牝) 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

エリザベス女王杯につながる牝馬重賞

今年で68回目を迎える歴史ある3歳以上牝馬の重賞。不思議と4番人気が強いレースで、昨年も4番人気のスカーレットカラーが優勝するなど、過去10年で4勝を挙げている。その反面、1番人気は過去10年で1勝止まり。今年はどんな馬が活躍するのか? 過去10年の結果から探ってみた。

1着馬が出ているのは4枠、7枠、8枠だけ

過去10年の枠番別成績は偏っており、1着馬が出ているのは4枠、7枠、8枠の3つだけ。特に7枠と8枠の3着内率が高く、それらの枠の馬がそろって4着以下に敗れた年はなかった。軸馬は7枠か8枠から選びたい。成績が悪いのは5枠と6枠で、2017年2番人気3着のアドマイヤリード(5枠)、2016年1番人気3着のスマートレイアー(5枠)、2013年2番人気4着のマイネイサベル(5枠)のように、直線で鋭い脚を使いながらも差し届かず惜敗というケースがみられた。〔表1〕

〔表1〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-3-0-12 0% 20.0% 20.0%
2枠 0-1-1-13 0% 6.7% 13.3%
3枠 0-2-2-12 0% 12.5% 25.0%
4枠 3-1-0-15 15.8% 21.1% 21.1%
5枠 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
6枠 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
7枠 5-0-1-14 25.0% 25.0% 30.0%
8枠 2-3-3-15 8.7% 21.7% 34.8%

主流は夏場に使われた秋初戦の馬

夏を休養に充てた馬、夏競馬を使われて秋初戦の馬、ここが秋2戦目になる馬など、様々なローテーションの馬が集うが、主流は夏季開催(6月から9月上旬)にレースを使われてここが秋初戦になる馬だ。夏以降を休養に充てた馬や、すでに秋季開催で出走していた馬の成績はいまひとつで、春の牝馬限定GⅠ・ヴィクトリアマイルからの休み明けでは3着が最上位、秋季開催の京成杯オータムHやオールカマーからの転戦馬は1頭も馬券に絡んでいない。〔表2〕

〔表2〕前走の時期(過去10年)
前走の時期 成績 勝率 連対率 3着内率
同年春季開催 0-0-2-14 0% 0% 12.5%
同年夏季開催 9-9-8-78 8.7% 17.3% 25.0%
同年秋季開催 1-0-0-21 4.5% 4.5% 4.5%
  • 注記:前走が海外・地方競馬の馬は除く
  • 注記:春季開催は1月から5月末まで、夏季開催は6月から9月の1週目まで、秋季開催は9月の2週目(中山・阪神開催の開幕週)以降で集計
  • 注記:前走が前年だった馬を除く

夏の中距離重賞出走馬を狙え

前走別成績を調べると、クイーンS、新潟記念、札幌記念など、前走で夏の中距離重賞を使われた馬が好成績。頭数は少ないが、関屋記念や米子Sなどマイル戦を使われていた馬の成績も悪くない。ちなみに出走頭数が最も多いクイーンS組の中では、同レースで2着以内だった馬(3着内率37.5%)や、同じく2番人気以内だった馬(3着内率44.4%)の好走率が高いので、クイーンS組はそこでの着順や人気でふるいにかけるのがいいだろう。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
クイーンS 3-3-2-23 9.7% 19.4% 25.8%
新潟記念 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
米子S 1-1-0-0 50.0% 100% 100%
札幌記念 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
小倉記念 1-0-0-0 100% 100% 100%
小倉日経OP 1-0-0-0 100% 100% 100%
関屋記念 0-2-2-2 0% 33.3% 66.7%
マーメイドS 0-1-1-13 0% 6.7% 13.3%
安田記念 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
ヴィクトリアマイル 0-0-2-10 0% 0% 16.7%
その他の重賞 0-0-0-17 0% 0% 0%
その他のオープン特別 0-0-0-7 0% 0% 0%
条件クラス 2-0-2-26 6.7% 6.7% 13.3%
地方のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%
海外のレース 0-1-0-1 0% 50.0% 50.0%

トレンドは4歳馬

年齢別の成績を見ると4歳馬の勝率が高い。出走頭数が少ない3歳馬を除くと3着内率に年齢差はないように見えるが、直近の3年に限定すると、4歳馬の3着内率が31.8%なのに対し、5歳以上の馬は11.8%にとどまっている。トレンドは4歳馬と言えるだろう。また、4歳馬の中でも2歳重賞で掲示板(5着以内)に載った経験のある馬が有力で、2019年スカーレットカラー(アルテミスS5着)、2018年ディアドラ(ファンタジーS3着)、2017年クロコスミア(アルテミスS3着ほか)と3年連続で優勝している。〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-2-1 0% 0% 66.7%
4歳 7-4-3-41 12.7% 20.0% 25.5%
5歳 3-4-3-53 4.8% 11.1% 15.9%
6歳 0-2-2-15 0% 10.5% 21.1%
7歳以上 0-0-0-6 0% 0% 0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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