今週の注目レース

サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)馬齢 2歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

キングストンボーイ

牡2歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:ダイワパッション
  • 母の父:フォーティナイナー
ここに注目!

メイクデビュー札幌(芝1800メートル)で単勝オッズ1.2倍の1番人気に応えて勝利。2着馬との着差こそクビ差だったが、センスのある走りが光った。半兄に2018年の皐月賞馬エポカドーロ(父オルフェーヴル)がいる良血馬の2戦目に注目だ。

前走のメイクデビュー札幌は、スピードを発揮して好位から進出。ラストの直線半ばで大きく外へよれたが何とか立て直し、先に抜け出したナックイルシーブ(2着)を外から差し切った。着差こそクビだったが、それは若さを見せた分。騎乗したC.ルメール騎手は「まだまだ子供でフラフラするところがありました。今日は次に向けたいい練習になりました」と、その伸びしろに期待していた。管理するのは、先週のスプリンターズSを勝ったグランアレグリアも管理する藤沢和雄調教師。そのグランアレグリアは2018年のサウジアラビアロイヤルC勝利から大きく出世しており、ここは偉大な先輩に続きたいところだ。

ジャンカズマ

牡2歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:モンローブロンド
  • 母の父:アドマイヤベガ
ここに注目!

1番人気に支持された前走のオープン特別・クローバー賞(札幌・芝1500メートル)は強敵2頭の切れに屈したが、3着ならそれほど悲観する内容ではないだろう。キャリア3戦全てで3着以内に入っており、ここも崩れるシーンは考えづらい。

前走のオープン特別・クローバー賞は上位2頭に追い負けた形だが、相手が函館2歳S5着馬カイザーノヴァ、同3着馬ラヴケリーの重賞好走組なら一定の評価は与えられる。スタート直後に鞍上が行きたがるのを抑えるシーンもあり、精神的にも良化の余地がありそうな印象だった。また、2着に敗れたメイクデビュー阪神(芝1400メートル)の勝ち馬ジャカランダレーンが次走のオープン特別で3着に入ったように、敗れた相手は総じて骨っぽい。早めの仕掛けで後続を3馬身ちぎった前々走の未勝利(札幌・芝1500メートル)を見ても、備える能力は確かだろう。母は2004年のファンタジーS2着など重賞で活躍したモンローブロンド。母譲りのスピードを生かして、上位進出を狙う。

ダディーズビビッド

牡2歳

調教師:千田輝彦(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:ケイティーズギフト
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

前走のオープン特別・野路菊S(中京・芝1600メートル)は好位から鋭く伸びて2着。3着フラーズダルムが新潟2歳Sの3着馬なら、レースレベルも評価できる。好位からきっちり脚を使えるタイプで、開幕週の東京コースなら楽しみは大きい。

デビュー2戦で共にメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを計時。どちらも前半のペースは遅かったが、好位からきっちり脚を使えるセンスの良さが目を引いた。先頭に立ってペースを握った6月6日のメイクデビュー阪神(芝1600メートル)は、世代最初の新馬戦。騎乗した武豊騎手が「今日はまだ能力だけで走っていた感じだけれど、先々が楽しみです。距離もマイルくらいが合っていそうなイメージです」と話していた。前走のオープン特別・野路菊Sは、楽に運んだ勝ち馬に逃げ切られたが、左回りコースを無難にクリア。東京コースにも対応できそうで、ここは楽しみな一戦となる。

インフィナイト

牝2歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:モーリス
  • 母:モルガナイト
  • 母の父:アグネスデジタル
ここに注目!

メイクデビュー新潟(芝1600メートル)では、不良馬場のタフなコンディションを力強く伸びて勝利。500キログラム弱のパワフルな馬体で駆け抜けた。半兄に重賞勝ち馬ブラックスピネル(父タニノギムレット)がいる良血馬だけに、ここも要注目だ。

前走のメイクデビュー新潟は、新潟競馬場では珍しい不良馬場での開催。好位2番手をリズム良く追走しながら、直線でメンバー中最速の上がり3ハロン35秒0(推定)をマークした。最後は2着馬を2馬身1/2突き放す完勝劇。騎乗した北村友一騎手は「スタートがよくて二の脚もつきました。最後まで脚色が衰えなかったですし、センスのある競馬でした」と絶賛の初陣だった。半兄ブラックスピネルが今回と同コースの2017年の東京新聞杯を勝利しており、舞台設定にも不安はなさそう。その兄もデビュー戦を490キログラム台で出走しており、雄大な馬体から繰り出されるパワフルな走りは似たところがある。ここをきっかけに出世街道に乗りたい。

セイウンダイモス

牡2歳

調教師:和田勇介(美浦)

  • 父:ローエングリン
  • 母:ソルシエトウショウ
  • 母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!

デビュー2戦が芝1200メートル戦。前走の新潟2歳Sは自慢の末脚を発揮できなかったが、初のマイル戦が強敵相手の重賞だったなかでの6着はむしろ評価できるだろう。マイルの流れを経験したここは、前進があっていい。

前走の新潟2歳S(6着)は自慢の末脚が不発。芝1200メートルのデビュー2戦ではどちらもメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを計時していたが、前走では中団から伸び切れなかった。それでも騎乗した内田博幸騎手は「少しテンションが高くなる面はありましたが、最後までしぶとく食らいついてくれました」と走りを評価。マイル重賞の流れを1度経験したことは、今回に生きてくるはずだ。ローエングリン産駒といえば、東京マイルの安田記念を制したロゴタイプが代表格。父の産駒はスピードを武器にスプリントからマイルまで活躍するタイプが多く、本馬も当然ここは守備範囲だろう。末脚が生きる展開になれば、侮れない存在になる。

ピンクカメハメハ

牡2歳

調教師:森秀行(栗東)

  • 父:リオンディーズ
  • 母:タバサトウショウ
  • 母の父:ダンシングブレーヴ
ここに注目!

逃げの手に出た前走の札幌2歳Sは13着。3番人気を裏切る形とはなったが、前半1000メートル通過タイム59秒2のハイペースを先導してスタミナを消耗した点は考慮したい。距離短縮でスピードを生かすことができれば、ガラリ一変がありそうだ。

前走の札幌2歳Sは抜群のスタートからハナへ立ったが、1番人気馬バスラットレオン(3着)の徹底マークにあい、2歳戦にしてはかなり速いペースに。3コーナー過ぎで後退し、結果的に勝ったソダシの2歳コースレコードを演出する形となった。騎乗した武豊騎手は「最後はパタリと止まってしまいました。向正面で息を入れたいシーンで後ろから来られて苦しくなりました」と語り、厳しい展開だったと振り返っていた。前々走のメイクデビュー函館(芝1800メートル)は、自分のペースで逃げて後続を4馬身突き放す完勝。2着馬、4着馬が次戦ですぐに勝ち上がったように、レースレベルも悪くなかった。展開が変われば結果も一変するのが逃げ馬。大敗直後だけにこわい存在だ。

ステラヴェローチェ

牡2歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:バゴ
  • 母:オーマイベイビー
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

メイクデビュー阪神(芝1600メートル)では、存分にスピードを見せつけて勝利。後続から迫る2着馬をクビ差しのぐ勝負根性も見せた。父がバゴで、母の父はディープインパクト。日本とヨーロッパの名馬の血が流れており、2戦目でさらなる良化が期待できる。

稍重のメイクデビュー阪神(芝1600メートル)は最内枠からハナを奪取。何度も物見をする幼い面を見せながらの運びだったが、しっかり押し切った点を評価したい。騎乗した川田将雅騎手は「まだ幼いところはありましたが、この馬の特性を生かすためにハナに行きました」と、持久力を生かす競馬だったと説明。また、管理する須貝尚介調教師は「良馬場でも走れるし、距離が延びても大丈夫でしょう」と話していた。父が凱旋門賞馬のバゴで、母の父は日本競馬の結晶ディープインパクトという良血馬。パワフルさとスピードを両立できるようなら、将来への期待もふくらむ。前走から約3か月の間隔を取って休養は十分。ひと夏を越えた成長ぶりを楽しみにしたい。

(高木 翔平)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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