今週の注目レース

京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

秋競馬の開幕を告げる高速マイル決戦

秋の中山開催の開幕週に行われるマイルのハンデ重賞。夏に生え整った芝が速い時計を引き出すことが多く、昨年は優勝したトロワゼトワルが1分30秒3の日本レコードを樹立。今回は、新潟競馬場で行われた2014年を含む過去10年のデータから傾向を探っていきたい。

前走1着馬が7勝と大活躍

過去10年の前走の着順別成績を見ると、前走で勝利していた馬が7勝と大活躍している。しかも、2019年の優勝馬トロワゼトワルはオープンクラスへの昇級初戦、2018年の優勝馬ミッキーグローリーも昇級初戦かつ重賞初挑戦と、オープンクラス入りしたばかりの馬が2年連続で優勝している。暑さが残る季節で休養中の実績馬が多く、なおかつ実績馬が重い斤量を背負うハンデ戦であるため、実績よりも勢いがモノをいう結果になることが多いようだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 7-0-1-12 35.0% 35.0% 40.0%
2着 1-1-1-9 8.3% 16.7% 25.0%
3着 0-1-3-10 0% 7.1% 28.6%
4着 0-1-2-12 0% 6.7% 20.0%
5着 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
6〜9着 0-4-1-32 0% 10.8% 13.5%
10着以下 2-2-2-41 4.3% 8.5% 12.8%

夏の上がり馬が勢いのままに激走

出走馬が前走にどのようなレースを走っていたかを集計してみると、最も優勝が多いのは前走が7月から8月の3勝クラス(旧1600万下)だった馬。勝率57.1%は驚異的な数字ではないだろうか。逆に同時期のオープン特別を使われて挑んだ馬は勝率・3着内率共に3.3%と不振。夏場の重賞を使われていた馬は、3着以内に合計18頭入っているが勝率はそこまで高くない。また、夏を休養に充てた(前走が6月以前の)馬も合計2勝を挙げているが、どちらも上位人気馬によるものであり、配当妙味は薄かった。〔表2〕

〔表2〕前走の月・クラス別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
7月、8月 2勝クラス(旧1000万下) 0-0-0-1 0% 0% 0%
3勝クラス(旧1600万下) 4-0-0-3 57.1% 57.1% 57.1%
オープン特別 1-0-0-29 3.3% 3.3% 3.3%
重賞 3-7-8-57 4.0% 13.3% 24.0%
6月以前 オープン特別 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
重賞 1-3-2-21 3.7% 14.8% 22.2%

軽ハンデ馬と重ハンデ馬が狙い目

過去10年の負担重量別成績を見ると、軽ハンデ馬の活躍が多い。出走頭数は少ないものの52キログラムは3頭中2頭が優勝。2019年のトロワゼトワルも52キログラムでの勝利だった。53キログラムでは、2015年に13番人気で優勝したフラアンジェリコや、2013年に7番人気で3着に入ったゴットフリートなど穴馬の好走例もある。また、57.5キログラム以上の重ハンデの馬も3着内率は高い数字が出ている。軽ハンデ馬だけでなく、重いハンデとなった馬も好走する確率が高いようだ。〔表3〕

〔表3〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
51kg以下 0-0-0-3 0% 0% 0%
52kg 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
53kg 1-2-1-13 5.9% 17.6% 23.5%
54kg 1-3-2-29 2.9% 11.4% 17.1%
55kg 3-1-2-21 11.1% 14.8% 22.2%
56kg 1-0-2-27 3.3% 3.3% 10.0%
56.5kg 0-0-1-4 0% 0% 20.0%
57kg 1-2-0-15 5.6% 16.7% 16.7%
57.5kg 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%
58kg以上 1-1-1-3 16.7% 33.3% 50.0%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

2010年以降の中山開催では5枠の馬が5勝

新潟開催だった2014年を除く、中山競馬場で行われた過去9回の枠番別データには顕著な傾向が出ている。スタートしてすぐにコーナーがあり、なおかつ全体的に馬場状態が良好な開幕週ということもあって、距離ロスの生じやすい外枠(7枠、8枠)の勝利はゼロ。内枠も後手を踏むと揉まれる展開になりやすく、勝ち切るのが難しいようだ。優勝回数が多いのは5枠で9回中5回で優勝、それに次ぐのが6枠の2勝となっている。勝ち馬を絞るときには枠番別の成績も参考にしたい。〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕枠番別成績(中山競馬場で行われた過去9回)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-1-1-11 0% 7.7% 15.4%
2枠 1-2-1-11 6.7% 20.0% 26.7%
3枠 1-0-2-15 5.6% 5.6% 16.7%
4枠 0-1-0-17 0% 5.6% 5.6%
5枠 5-1-1-10 29.4% 35.3% 41.2%
6枠 2-2-2-12 11.1% 22.2% 33.3%
7枠 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
8枠 0-2-0-16 0% 11.1% 11.1%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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