今週の注目レース

ディープインパクト追悼競走 小倉記念(GⅢ)

小倉競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

軽ハンデ馬の台頭もあるサマー2000シリーズ第3戦

2017年は出走馬の中で負担重量が最も軽い52キログラムだったタツゴウゲキが優勝。同馬は新潟記念も制して、サマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。一方で、2018年のトリオンフ(57キログラム)、昨年のメールドグラース(57.5キログラム)と直近の2年はトップハンデ馬が優勝している。今年もトップハンデ馬が勝利を収めるのか、それとも軽ハンデ馬の優勝があるのか。過去10年の結果から、好走馬の傾向を探ってみよう。

ハンデが軽めの馬は単勝人気に注意

冒頭で触れたように軽ハンデ馬からトップハンデ馬まで優勝があることから、まずは過去10年の負担重量別成績を調べてみた。すると57.5キログラム以上の馬は頭数こそ少ないものの、3着内率44.4%と上々の成績を収めている。57キログラムも3着内率は30%を超えており、ハンデが重めな馬は注目すべき存在といえそうだ。〔表1〕

〔表1〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
51kg以下 0-0-0-8 0% 0% 0%
52s 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
53kg 1-1-1-16 5.3% 10.5% 15.8%
54kg 1-2-1-15 5.3% 15.8% 21.1%
55kg 2-1-2-25 6.7% 10.0% 16.7%
56kg 2-3-1-20 7.7% 19.2% 23.1%
57kg 2-3-2-16 8.7% 21.7% 30.4%
57.5kg以上 1-0-3-5 11.1% 11.1% 44.4%

一方、52キログラムで好走した馬は前述のタツゴウゲキのみだったが、53キログラムの馬は3頭が3着以内に入っている。そこで53キログラム以下の馬について掘り下げてみると、5番人気以内だった馬が3着内率66.7%と出色の成績を挙げている。6番人気以下だった馬は3着以内に入った例がなく、ハンデが軽めの馬は単勝人気によって成績に大きな差があることを覚えておきたい。〔表2〕

〔表2〕負担重量が53キログラム以下だった馬の単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜5番人気 2-1-1-2 33.3% 50.0% 66.7%
6番人気以下 0-0-0-30 0% 0% 0%

年齢が若いほど好成績

過去10年の年齢別成績を調べると、5歳以下の好走率が高くなっている。その中でも4歳馬の勝率が良好で、ここ2年は4歳馬が連勝中だ。なお、3着以内馬の頭数は5歳馬が最も多く、1頭しか出走していなかった2016年を除けば毎年3着以内に入っている。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-2-0-0 0% 100% 100%
4歳 4-3-0-16 17.4% 30.4% 30.4%
5歳 4-4-5-30 9.3% 18.6% 30.2%
6歳 0-1-4-32 0% 2.7% 13.5%
7歳 2-0-1-21 8.3% 8.3% 12.5%
8歳以上 0-0-0-14 0% 0% 0%

前走から距離延長となる馬は割り引き

過去10年の出走馬の前走の距離別成績を見ていくと、全出走馬延べ143頭の約6割(59.4%)にあたる85頭は前走も芝2000メートルだった。前走が芝2000メートルだった馬は3着以内馬延べ30頭中21頭を占めている。前走が芝2400メートル以上だった馬は該当馬が10頭と少ない中で3頭が連対。また、芝2200メートルだった馬も6頭が出走して3着が2回となっており、前走から距離を短縮してきた馬は評価を上げてもいいかもしれない。一方、前走が芝1800メートル以下だった馬は優勝がなく、3着内率も低調だ。前走から距離を延長してきた馬は割り引いた方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1600m以下 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
芝1800m 0-2-1-25 0% 7.1% 10.7%
芝2000m 9-6-6-64 10.6% 17.6% 24.7%
芝2200m 0-0-2-4 0% 0% 33.3%
芝2400m以上 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
ダート、障害のレース 0-0-0-5 0% 0% 0%

なお、3着以内馬延べ21頭を送り出す芝2000メートル組について前走別成績を調べると、七夕賞から臨んだ馬は8頭が3着以内に入っているが、過去5年に限ると七夕賞組は〔1・0・1・19〕(3着内率9.5%)と芳しくない。対照的に、前走が鳴尾記念だった馬は直近2年の優勝馬に加え、2016年にもクランモンタナが優勝しており、近年は活躍が目立っている。〔表5〕

〔表5〕前走が芝2000メートルだった馬の前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
七夕賞 3-2-3-43 5.9% 9.8% 15.7%
鳴尾記念 3-0-0-2 60.0% 60.0% 60.0%
新潟大賞典 1-2-1-2 16.7% 50.0% 66.7%
上記以外のGⅢ 0-1-1-5 0% 14.3% 28.6%
3勝クラス(旧1600万下) 2-0-1-8 18.2% 18.2% 27.3%
その他 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
ウインファイブ対象レース
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8月の成績をチェック

過去10年の優勝馬の過去の成績を調べると、10頭中7頭には8月のレースを優勝した経験があった。2012年の優勝馬エクスペディションは前回の勝利が前年の8月で、約1年ぶりの勝利をこの小倉記念で挙げた。この時季に実績がある馬は近走の成績にかかわらず注目しておきたいところだ。〔表6〕

(高那実 マヤ)

〔表6〕優勝馬の8月の成績(過去10年)
年度 優勝馬 8月の成績
2010年 ニホンピロレガーロ 出走なし
2011年 イタリアンレッド 3-0-0-0
2012年 エクスペディション 2-0-0-0
2013年 メイショウナルト 1-1-0-1
2014年 サトノノブレス 1-1-0-0
2015年 アズマシャトル 1-0-0-0
2016年 クランモンタナ 1-0-0-1
2017年 タツゴウゲキ 出走なし
2018年 トリオンフ 0-1-0-0
2019年 メールドグラース 1-0-0-0

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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