今週の注目レース

関屋記念(GⅢ)

新潟競馬場 1600メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

クリノガウディー

牡4歳

調教師:藤沢則雄(栗東)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:クリノビリオネア
  • 母の父:ディアブロ
ここに注目!

今年の高松宮記念は進路妨害により4着(1位入線降着)となったが、初のスプリント戦に対応し、高い能力をアピールした。2018年の朝日杯フューチュリティSではアドマイヤマーズの2着に好走。前走のCBC賞(12着)こそ案外の結果も、ここでは格上的な存在だ。

「前走のCBC賞(12着)は約3か月の休養明けでも不安のない状態で送り出せましたが、いつものスタートダッシュが見られず、流れに乗れませんでした。他の馬たちに比べて斤量面(58キログラム)が厳しかった影響が出たのかもしれません。その後は関屋記念を視野に入れて調整しています。今年の東京新聞杯(3着)の内容が良かったので、距離も問題ないはずです。今回は休み明け2戦目で体調面の上積みが見込めるだけに、あらためて期待しています」と、陣営は巻き返しに向けて意欲的な姿勢を示している。56キログラムで出走できる今回、前走の大敗だけで見限るのは早計だ。

アンドラステ

牝4歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ヴァリディオル
  • 母の父:Dynaformer
ここに注目!

レースキャリアは7戦だが、早々と4勝をマーク。非凡な才能を示している一頭だ。特にマイル戦の成績がいい馬で、これまで4戦3勝。条件が好転する今回は重賞初制覇の大きなチャンスと見ていいだろう。前走のエプソムC(4着)も着順以上に内容は濃かった。

「前走のエプソムC(4着)は前に行った組が上位を占めたなか、この馬は中団から進めて最後の直線で末脚を伸ばしてくれました。初の重賞挑戦で中身の濃い内容を残せたと思うので、今後の活躍が楽しみです。この中間はひと息入れましたが、夏の開催を目標に乗り込みを進めてきました。引き続き好調子をキープしたまま出走できそうですから、ここは前進を期待しています」と、厩舎サイドは軌道に乗った素質馬に大きな期待を寄せている。休養を挟みながら大事に使われており、今後の活躍が楽しみな一頭。ここで重賞初制覇を飾り、飛躍のきっかけとしたい。

プリモシーン

牝5歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:モシーン
  • 母の父:Fastnet Rock
ここに注目!

2018年のフェアリーSを皮切りに同年の関屋記念、2020年の東京新聞杯とすでにマイル重賞を3勝している実力の持ち主。また、昨年のヴィクトリアマイルでも好タイムの2着に好走しており、距離適性は申し分ない。

「前走のヴィクトリアマイル(8着)の後はひと息入れていましたが、関屋記念を視野に入れて乗り込みを開始しました。ここまで順調に調教メニューを消化していますから、出走態勢は整うと思います。本レースは一昨年に優勝していますし、コースも距離も合っているはずです。夏場の実績もある馬なので、巻き返したいです」と、厩舎サイドは本馬の仕上げに力を注いでいる。昨年のヴィクトリアマイルでは、東京・芝1600メートルを1分30秒台で走破。惜しくも勝利は逃したが、ノームコアの2着に好走しており、マイル適性の高さが目を引く存在と言えるだろう。自身4度目の重賞制覇も難しくはないはずだ。

アストラエンブレム

せん7歳

調教師:小島茂之(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:ブラックエンブレム
  • 母の父:ウォーエンブレム
ここに注目!

中距離でも実績を残してきたが、前走の谷川岳S(リステッド。新潟・芝1600メートル)では最後の直線で切れ味鋭い末脚を駆使して勝利しており、新潟・芝1600メートルもぴったりの印象。ここは待望の重賞初制覇の大きなチャンスだ。

「芝1800メートルや芝2000メートルでも好走実績のある馬ですが、年齢を重ねた今は芝1600メートルがベストの印象です。今年に入ってからはマイル路線を歩んでいますが、以前よりも安定感が出てきましたし、ここは楽しみな重賞参戦になります。新潟・芝コースは合っていますが、できれば良馬場で走らせてあげたいです」と、スタッフは本馬の充実ぶりを感じ取っている様子だ。前走の谷川岳S(リステッド)では、直線で切れ味鋭い末脚を発揮して約3年2か月ぶりの勝利をゲット。勝ち味の遅さを払拭するには十分な内容だった。前走と同じ舞台なら、待望の重賞初制覇が見られるかもしれない。

サトノアーサー

牡6歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:キングスローズ
  • 母の父:Redoute's Choice
ここに注目!

3歳時にきさらぎ賞で2着、毎日杯でも2着に好走しており、早い段階から頭角を現していた素質馬である。重賞勝ち鞍は2018年エプソムCの1つだけだが、安定した末脚はここでも魅力が大きい。

「前走のエプソムCは最後の直線で伸びを欠いて6着でしたが、極端な馬場状態(不良)になっていたので、その影響があったのかもしれません。この中間は疲れを解消させてから栗東の坂路を中心に乗り込んでいるので、不安のない状態で送り出せそうです。新潟競馬場は初めての出走になりますが、直線が長くて広いコースは合っているはずです」と、陣営は本馬のケアに細心の注意を払っている。ここ4戦連続して1番人気の支持を受けているように、能力は高く評価されている。展開と馬場状態がかみ合えば、2度目の重賞Vも可能だろう。

エントシャイデン

牡5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ルシュクル
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

スタートに課題を抱えていたが、最近はそれも解消傾向にある。前走の中京記念では、最後の直線で鋭い末脚を発揮して小差の3着に好走。まだ重賞タイトルは獲得していないが、心身両面で充実してきた今なら見劣りしない。

「以前はゲートに課題のある馬でしたが、最近は互角のスタートが切れるようになり、レース内容が安定してきました。前走の中京記念でも最後は勝ち馬に際どく迫って3着でゴールインできましたから、重賞タイトルに手の届くところまで来た感じがします。新潟・芝コースにも実績がある馬ですから、ここでさらなる飛躍を遂げたいです」と、厩舎スタッフの期待は一気に高まってきた。関屋記念と同じ舞台で行われた今春の谷川岳S(リステッド。新潟・芝1600メートル)で2着に好走している点は心強い。磨きをかけた末脚を、長い直線で爆発させたい。

メイケイダイハード

牡5歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:ハードスパン
  • 母:メイケイソフィア
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

前走の中京記念を18頭立ての18番人気で制し、波乱を演出した。前走時は追い切りで栗東坂路での自己ベストタイムをマークしており、本格化した可能性も十分。サマーマイルシリーズチャンピオンの座を目指して登場する。

「前走の中京記念はこの馬向きの馬場コンディション(最終週の芝コース)も良かったと思いますが、それまではオープンクラスで好結果を出せていませんでしたので、大きな1勝になりました。今回は速い時計が要求される新潟・芝コースへの対応が鍵になりますが、引き続き体調面は良好ですから、サマーマイルシリーズのポイントを加算したいです」と、厩舎サイドは連続好走を目論んでいる。前走の中京記念では、道中は馬群で脚をためて外から進出。長い直線で披露した力強い末脚は本物だろう。勢いに乗って登場するここで、重賞連勝のシーンが見られても不思議はない。

グルーヴィット

牡4歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:スペシャルグルーヴ
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

昨年の中京記念では、クリノガウディー(2着)やプリモシーン(3着)などの実力馬を抑えて優勝。その後は勝利から遠ざかっているが、今年の高松宮記念では上位と差のない6着に入っており、パワフルな末脚は健在だ。

「前走の京王杯スプリングC(3着)のあとは休養に入っていましたが、夏の開催を目標に調教を開始しました。乗り込みは順調ですから、関屋記念に向けて出走態勢は整うでしょう。芝1200メートルの高松宮記念(6着)でも差のないレースをした馬ですが、ベストは1400メートルから1600メートルかもしれません。馬場状態にも注文がつきませんので、いきなりの好勝負が可能だと思います」と、厩舎スタッフは好走に期待を寄せている。ダートでデビュー2連勝を果たすと、芝初挑戦のファルコンSで2着に好走し、早い時期から高い能力を示している一頭。昨年の中京記念勝ちの実績から、マイルへの適性も十分に備えている。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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