今週の注目レース

北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ)

札幌競馬場 1800メートル(芝)別定 (牝) 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

秋へ向けてさらなる飛躍を誓う牝馬がそろう重賞

中山での開催から札幌での開催へ変わって20年が経ち、クイーンSは夏の札幌競馬を鮮やかに彩る名物レースとして定着した。爽やかな夏空の下、秋へ向けてさらなる飛躍を誓う牝馬がそろう一戦を、函館・芝1800メートルで行われた2013年を含む過去10年のデータからひも解いてみた。

上位人気が安定もヒモ穴のチャンスもあり

過去10年の単勝人気別成績では、上位人気馬に安定感があり、1番人気は勝率50.0%、連対率70.0%、3着内率80.0%と優秀な数字を記録している。また、1番人気が連対を外した3回では全て2番人気が1着になっており、2006年以降は14年連続で、少なくとも1番人気か2番人気のどちらかが連対している(1番人気、2番人気のワンツーは2008年の一度だけ)。また、6番人気から10番人気の好走が目立つのも特徴。データ的には1番人気か2番人気を軸にして下位人気馬へ流す馬券に妙味がある。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5-2-1-2 50.0% 70.0% 80.0%
2番人気 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
3番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
4番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
5番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
6〜10番人気 2-5-3-38 4.2% 14.6% 20.8%
11番人気以下 0-0-1-26 0% 0% 3.7%

重賞3着以内のある下位人気馬が激走する

6番人気から10番人気で3着以内に入った馬の主な重賞実績を調べてみると、その多くに重賞で3着以内に入った経験があった。2019年に9番人気で3着に入ったカリビアンゴールドは3勝クラスからの格上挑戦であったが、2017年の紫苑Sでは2着に入っていた。2017年2着のトーセンビクトリー、2016年1着のマコトブリジャール、2011年2着のコスモネモシンのように、重賞勝ちの実績があるにもかかわらず評価の低かった馬が好走するケースもよくある。過去の重賞実績はぜひチェックしておきたい。〔表2〕

〔表2〕6番人気から10番人気で3着以内に入った馬の主な重賞実績(過去10年)
単勝人気 着順 馬名 重賞での主な3着以内実績
2010年 6番人気 3着 カウアイレーン なし
2011年 10番人気 2着 コスモネモシン フェアリーS1着ほか
2012年 10番人気 2着 ラブフール なし
2013年 8番人気 2着 スピードリッパー フィリーズレビュー2着ほか
2014年 6番人気 2着 アロマティコ エリザベス女王杯3着ほか
2015年 7番人気 1着 メイショウスザンナ フラワーC2着ほか
2016年 9番人気 1着 マコトブリジャール 福島牝馬S1着
2017年 6番人気 2着 トーセンビクトリー 中山牝馬S1着ほか
8番人気 3着 クインズミラーグロ マーメイドS2着ほか
2019年 9番人気 3着 カリビアンゴールド 紫苑S2着

前走でGⅠに出走していた馬が大活躍

前走のクラス・グレード別成績を調べると、前走が国内のレースだった馬に限れば、表にある通り前走がGⅠだった馬の好走率が抜けて高い。中でも、3歳馬はオークスだった馬が2勝、NHKマイルCだった馬が1勝を挙げ、古馬ではヴィクトリアマイルからの臨戦馬が3勝を挙げるなど10頭が3着以内に入っている。なお、2018年に優勝したディアドラも前走は海外G1のドバイターフで、これを含めれば前走GⅠ出走馬が合計7勝と大活躍している。〔表3〕

〔表3〕前走のクラス・グレード別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 6-4-4-24 15.8% 26.3% 36.8%
GⅡ 0-0-0-0 - - -
GⅢ 2-3-3-33 4.9% 12.2% 19.5%
オープン特別 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
3勝クラス(旧1600万下) 1-2-2-15 5.0% 15.0% 25.0%
2勝クラス(旧1000万下) 0-0-0-13 0% 0% 0%
地方のレース 0-0-0-2 0% 0% 0%
海外のレース 1-0-0-0 100% 100% 100%
ウインファイブ対象レース
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サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が意外に勝てない

過去10年の優勝馬の父を調べると、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が2勝(ともにディープインパクト産駒)に対して、非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が8勝となっている。サンデーサイレンス系種牡馬の産駒は上位人気の支持に応えられないことが多く、2014年から2017年には1番人気に支持されたサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が4連敗を喫している。逆に、非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が1番人気に推された年は4度あり、いずれも勝利を収めている。1着候補に迷ったときは血統の傾向も判断材料にしたい〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕主な種牡馬成績(過去10年)
種牡馬 成績 勝率 連対率 3着内率
ファルブラヴ 2-1-0-1 50.0% 75.0% 75.0%
ディープインパクト 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
ジャングルポケット 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
ハービンジャー 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
クロフネ 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
ストーミングホーム 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
アグネスデジタル 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
  • 注記:優勝馬を輩出している種牡馬のみ掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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