今週の注目レース

アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

新潟競馬場 1000メートル(芝・直線)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ライオンボス

牡5歳

調教師:和田正一郎(美浦)

  • 父:バトルプラン
  • 母:ウーマンインレッド
  • 母の父:ステイゴールド
ここに注目!

昨年のアイビスサマーダッシュで初の重賞制覇を達成。ここは連覇を狙っての登場となる。直線競馬では5戦4勝、2着1回をマークしている馬で、この舞台では無類の強さを誇る。本レースを目標に鋭意調整されており、主役候補に挙げられる。

「前走のオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル)は57.5キログラムの斤量が重かったのか、ハナを切れずに2番手からの競馬になりましたが、ラスト200メートル付近から力強い伸びを見せて勝利してくれました。逃げずに勝つことができた点は収穫だったと思います。その後は、アイビスサマーダッシュを今季の最大目標に定めてリフレッシュしました。調整は順調ですから、今年も不安のない仕上がりで臨めるでしょう。直線競馬は最適の舞台なので、何とか連覇を飾りたいです」と、陣営は昨年の覇者のケアに全力を注いでいる。同レース連覇に向けて視界良好だ。

ラブカンプー

牝5歳

調教師:森田直行(栗東)

  • 父:ショウナンカンプ
  • 母:ラブハート
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

2018年にはアイビスサマーダッシュ2着、北九州記念3着、セントウルS2着、スプリンターズS2着と連続で好走。暑い時季に強いタイプだ。その後は不本意な成績が続いたものの、前走のCBC賞を優勝して復活。ここは重賞連勝の好機を迎えた。

「前々走のオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル、7着)のレース内容に復調の兆しが感じられたので、前走のCBC賞は重要な一戦と見ていましたが、本来のスタートダッシュを取り戻して強い競馬ができたと思います。しばらく精彩を欠いてしまいましたが、もともと暑い季節が得意なタイプです。直線競馬もこの馬の持ち味が生きる舞台ですから、楽しみです」と、厩舎サイドは前走の勝利にホッとした様子だ。GⅠでの好走歴もある馬だが、意外なことに前走のCBC賞が重賞初勝利だった。鮮やかな復活劇を演じただけに、重賞連勝の可能性も十分にあるはずだ。

ダイメイプリンセス

牝7歳

調教師:森田直行(栗東)

  • 父:キングヘイロー
  • 母:ダイメイダーク
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

一昨年のアイビスサマーダッシュを制覇。そして、昨年は北九州記念をV。すでに重賞を2勝している実績馬だ。前走のオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル)で3着に入って復調の兆しを見せており、ここは前進が期待される。

「7歳ですが、まだ年齢的な衰えは感じられません。前走のオープン特別・韋駄天S(3着)は少し馬体に硬さが残る状態でしたが、ラストはこの馬らしい末脚を見せて上位に食い込んでくれました。気温の高くなる夏場は得意としていますし、今回は前走以上の状態で出走できると思いますので、期待を寄せて送り出せそうです」と、厩舎サイドは前走で復調を示した本馬の仕上げに力を注いでいる。少し安定感には欠けるが、重賞2勝の地力は今回のメンバーでも上位と言えるだろう。過去に5戦して3勝、3着1回と相性のいい直線競馬で、完全復活のシーンが見られるかもしれない。

ジョーカナチャン

牝5歳

調教師:松下武士(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ラッキーダイス
  • 母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!

前走のオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル)では、好スタートから主導権を奪うと、ゴール寸前まで先頭をキープ。最後の最後にライオンボスにかわされて2着も、収穫の大きな一戦だったと判断していいだろう。直線競馬で2勝を記録しており、この舞台は最適の印象だ。

「前走のオープン特別・韋駄天Sは、リフレッシュの効果で馬体がふっくらして(プラス6キログラム)、上々の仕上がりでした。レースも抜群のダッシュ力を見せ、ゴール寸前まで先頭をキープできましたので、内容も濃かったと思います。惜しくも2着でしたが、直線競馬への適性の高さをあらためて感じたので、ここはとても楽しみな重賞挑戦です」と、厩舎スタッフは成長を続ける本馬に確かな手応えを感じ取っている。2018年秋に1000万下・飛翼特別を快勝すると、1600万下・駿風S(共に新潟・芝1000メートル)も6か月の休養明けながら鮮やかに逃げ切った。近走で見せているスピードを生かし、重賞初制覇を狙う。

カッパツハッチ

牝5歳

調教師:矢野英一(美浦)

  • 父:キンシャサノキセキ
  • 母:メイショウユウゼン
  • 母の父:タイキシャトル
ここに注目!

近走のレース内容はひと息だが、昨年はオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル)とアイビスサマーダッシュで共に2着に好走。少々勝ち味に遅い面は残すが、好走実績が豊富な直線競馬なら軽くは扱えない。

「この夏は、昨年2着に好走した本レースを目標にしていました。前走のオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル、9着)は案外の結果でしたが、今回はひと息入れて立て直しての出走になりますので、上位争いに加わりたいです」と、陣営は巻き返しに向けて本馬のケアに懸命だ。昨春は1600万下・駿風Sで3着に入り、その後のオープン特別・韋駄天S(いずれも新潟・芝1000メートル)、アイビスサマーダッシュも共に2着と連対を確保。直線競馬は最も力を発揮できるステージと判断してよさそうだ。近走はひと息の成績だが、体調さえ整えば好勝負が期待できるだろう。

ナランフレグ

牡4歳

調教師:宗像義忠(美浦)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ケリーズビューティ
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

前走のオープン特別・韋駄天S(新潟・芝1000メートル)は5着だったが、ゴール前の脚色は目立っていた。スムーズに馬群をさばくことができずに脚を余した印象で、内容は着順以上に濃かった。末脚勝負型で展開に注文はつくが、はまった時の爆発力は魅力十分だ。

「直線競馬への適性は高いですが、末脚勝負のタイプだけにいろいろと注文がつきます。前走のオープン特別・韋駄天S(5着)も、前に行った組が止まらない競馬でしたから、後方から追い上げたこの馬には厳しい流れでした。それでも、上がり3ハロン31秒台(推定)の脚を使っていますので、うまくかみ合えばチャンスも出てくるのではないでしょうか」と、厩舎スタッフは本馬の末脚に期待を寄せている。前走は前が壁になる場面があって脚を余した印象だったものの、勝ったライオンボスとは0秒3差だった。一気に差し切る脚力を備えているだけに、先行争いが激化すればゴール前で浮上してきそうな一頭だ。

レジーナフォルテ

牝6歳

調教師:佐藤吉勝(美浦)

  • 父:アルデバランⅡ
  • 母:ナイキトライアンフ
  • 母の父:ボストンハーバー
ここに注目!

昨年秋のルミエールオータムダッシュ(リステッド。新潟・芝1000メートル)ではライオンボス(2着)を差し切って優勝。高い舞台適性を持つ一頭だ。4年連続しての本レース出走で初制覇となるか、注目だ。

「前走の春雷S(リステッド。中山・芝1200メートル、13着)は、直線で進路が狭くなる場面もあって不完全燃焼のレースになりました。その後は休養し、帰厩後はこのレースを目標に調整を進めてきました。当初は馬体に余裕が感じられましたが、徐々に出走態勢は整ってきています。昨年のルミエールオータムダッシュ(リステッド、1着)で好結果を残していますから、この舞台も歓迎です」と、陣営は巻き返しに向けて意欲を見せている。本レースは3年連続で出走し、3着、4着、5着といずれも上位争いに加わっている。直線競馬では自在な競馬を見せており、展開も問わないはず。豊富な経験は侮れない。

ゴールドクイーン

牝5歳

調教師:坂口智康(栗東)

  • 父:シニスターミニスター
  • 母:サザンギフト
  • 母の父:タイキシャトル
ここに注目!

最近はダートを主戦場として活躍しているスピード馬だが、3歳時には葵Sでラブカンプー(2着)以下に快勝しており、芝への適性も十分に備えている。前走は発馬で後手を踏んで持ち味を出せなかったが、本来スタートは速い馬。直線競馬で新味が期待される。

「前走のさきたま杯(JpnⅡ。浦和・ダート1400メートル、8着)は、スタートで後手を踏んで自分の形で競馬ができませんでしたから、参考外のレースでしょう。その後はひと息入れましたが、夏開催を目標に順調に調教を消化しており、出走態勢は整っています。しばらくダートのレースを使っていましたが、もともとは芝のレースで好走していたので、この条件も問題はないはずです。とにかくスタートセンスのいい馬なので、先手を奪って持ち味を生かしたいです」と、陣営は変わり身を期待している。芝への出走は2018年10月以来となるが、好走の可能性は十分にあるだろう。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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