今週の注目レース

プロキオンステークス(GⅢ)

阪神競馬場 1400メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

梅雨時のダート1400メートルのスピード比べ

梅雨時に開催されるため馬場が湿りやすく、過去10年間でレコードタイムが4回も塗り替えられている。2018年にマテラスカイが記録した1分20秒3は、JRAの全競馬場を通じたダート1400メートルのJRAレコードである。2012年からは中京で行われてきたが、今年は京都競馬場の整備工事の影響もあって、阪神・ダート1400メートルで開催される。過去10年の結果を中心に傾向を見ていく(2010年は阪神、2011年は京都で開催)。

スピード自慢の逃げ馬の好走率が高い

ダート競馬の常ではあるが、プロキオンSにおいても前へ行った馬が優勢。過去10年で逃げ馬が3勝を挙げ、3着内率も50.0%と高い数字を記録している。そこで、どの馬が先行するかの目安として、前走の4コーナーの位置取り別成績に注目してみた。阪神競馬場で行われた過去5回(2005年、2007年から2010年)のデータをまとめると、前走の4コーナーを先頭で通過していた馬は勝率が抜けて高くなっている。ちなみに、中京競馬場で行われた過去8年においても同様だ。まずは前走を参考に、先行できそうな馬に注目したい。〔表1〕〔表2〕

〔表1〕阪神競馬場開催時の、前走の4コーナーの位置取り別成績(2005年、2007年から2010年)
前走の4コーナーの位置取り 成績 勝率 連対率 3着内率
1番手 3-0-1-5 33.3% 33.3% 44.4%
2番手 0-3-0-8 0% 27.3% 27.3%
3番手 0-0-0-3 0% 0% 0%
4番手以下 2-2-4-45 3.8% 7.5% 15.1%
  • 注記:前走で競走を中止していた馬を除く
〔表2〕中京競馬場開催時の、前走の4コーナーの位置取り別成績(過去8年)
前走の4コーナーの位置取り 成績 勝率 連対率 3着内率
1番手 4-1-1-13 21.1% 26.3% 31.6%
2番手 0-0-1-10 0% 0% 9.1%
3番手 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3%
4番手以下 3-5-5-67 3.8% 10.0% 16.3%
  • 注記:前走が海外のレースだった馬を除く

前走連対馬が勢いのままに快走

過去10年の前走の着順別成績を見ると、前走で1着、2着に好走していた馬が合計7勝と大活躍している。2019年優勝のアルクトスは前走がオープン特別の欅S1着、2018年優勝のマテラスカイは前走で1600万下(現3勝クラス)の花のみちSを勝利。また、2016年優勝のノボバカラは前走でJpnⅢの北海道スプリントCで2着と、前走のクラスや条件は問わず連対していた馬が好走している。逆に前走で二桁着順に敗れていた馬の連対はゼロ。前走で掲示板(5着以内)を外していた馬の連対も、2012年優勝のトシキャンディが最後となっている。〔表3〕

〔表3〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 3-5-6-34 6.3% 16.7% 29.2%
2着 4-1-0-13 22.2% 27.8% 27.8%
3着 0-2-1-9 0% 16.7% 25.0%
4着 1-1-1-11 7.1% 14.3% 21.4%
5着 0-1-0-11 0% 8.3% 8.3%
6〜9着 2-0-0-22 8.3% 8.3% 8.3%
10着以下 0-0-2-25 0% 0% 7.4%

前走で上位人気に支持されていた馬の信頼度が高い

前走の着順と同様に、前走での単勝人気も結果に反映されやすい。表にあるように前走で1番人気、2番人気だった馬の好走率が抜けて高く、3番人気以下だった馬の好走率は低くなっている。基本的にどのようなレースでも前走で上位人気に支持されていた馬が馬券にからむ確率は高いのだが、プロキオンSほど極端な数字が出るのも珍しい。〔表4〕

〔表4〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-7-4-19 11.8% 32.4% 44.1%
2番人気 4-1-2-7 28.6% 35.7% 50.0%
3番人気 1-0-2-18 4.8% 4.8% 14.3%
4番人気 0-0-0-13 0% 0% 0%
5番人気 0-1-1-9 0% 9.1% 18.2%
6〜9番人気 1-0-1-32 2.9% 2.9% 5.9%
10番人気以下 0-0-0-26 0% 0% 0%
  • 注記:前走が海外のレースだった馬を除く
ウインファイブ対象レース
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ここで初重賞タイトルを手に入れる馬が多い

プロキオンSはまだ重賞実績のない馬の勝利が目立っている。表に記したように、過去10年でプロキオンSがJRA重賞初制覇となった馬が8頭もいるのだ。オープン特別や地方のダート交流重賞で好走してきた馬が、ここでJRAの初重賞タイトルを手中に収めるというのがよくあるパターン。勝ち馬選びは、過去の実績よりも近走の調子を重視したい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬のJRA重賞実績(過去10年)
年度 優勝馬 JRA重賞
2010年 ケイアイガーベラ 初制覇
2011年 シルクフォーチュン 初制覇
2012年 トシキャンディ 初制覇
2013年 アドマイヤロイヤル 初制覇
2014年 ベストウォーリア 2勝目
2015年 ベストウォーリア 3勝目
2016年 ノボバカラ 初制覇
2017年 キングズガード 初制覇
2018年 マテラスカイ 初制覇
2019年 アルクトス 初制覇

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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