今週の注目レース

3歳重賞馬連 NHKマイルカップ(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

様々な路線から有力3歳馬が集うGⅠ

NHKマイルCが創設されて今年で四半世紀を迎える。第1回から第6回までの連対馬が全て外国産馬だったように、創設当初は外国産馬が強いレースだったが、現在は出自や性別や路線に関係なく、様々なバックボーンを持つ3歳馬たちが東京マイルで激突するGⅠとして定着している。今年はどのような馬が優勝するのか? 過去10年の傾向から探ってみた。

人気馬に安定感、トレンドは2番人気!?

過去10年の単勝人気別成績をみると、1番人気馬が5勝を挙げて勝率50.0%、2番人気馬も2勝を挙げて連対率が50.0%に達しており、上位人気馬に安定感があるのがわかる。ちなみに1番人気馬と2番人気馬がそろって4着以下に敗れたのは2013年だけなので、的中率重視なら1、2番人気馬に注目したいところだ。なお直近5年は、2019年1着アドマイヤマーズ、2018年2着ギベオン、2017年1着アエロリット、2016年2着ロードクエスト、2015年3着ミュゼスルタンと、2番人気馬の好走が目立っている。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5-0-0-5 50.0% 50.0% 50.0%
2番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4番人気 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
5番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
6〜10番人気 2-1-4-43 4.0% 6.0% 14.0%
11番人気以下 0-3-3-74 0% 3.8% 7.5%

重賞からの転戦組に好成績が集中

過去10年の前走のクラス別成績をみると、重賞をステップにしてNHKマイルCに出走した馬と、条件クラスやオープン特別から臨んだ馬では好走率に差があり、好走率が高いのは重賞からの転戦組である。なかでも近年は、2019年アドマイヤマーズ(皐月賞4着)、2017年アエロリット(桜花賞5着)、2016年メジャーエンブレム(桜花賞4着)、2015年クラリティスカイ(皐月賞5着)と、前走がGⅠでなおかつ掲示板に載っていた馬の優勝が多くなっている。逆に、前走で条件クラスやオープン特別を走っていた馬は過去10年で33頭いたが、1頭も優勝していない。〔表2〕

〔表2〕前走のクラス別成績(過去10年)
前走のクラス 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-1-2-28 11.4% 14.3% 20.0%
GⅡ 4-2-5-56 6.0% 9.0% 16.4%
GⅢ 2-5-3-35 4.4% 15.6% 22.2%
オープン特別 0-2-0-27 0% 6.9% 6.9%
条件クラス 0-0-0-4 0% 0% 0%

前走からの距離短縮馬に要注意

前走の距離別成績を見ると、過去10年で7勝と最も多く勝利を挙げているのは前走でも1600メートルを走っていた馬たち。トライアルのニュージーランドTや、桜花賞などから臨戦する馬がこれに当てはまる。ただし、3着内率が高いのは、前走で1600メートル超の距離を走っていた距離短縮馬である。2019年に14番人気で2着に入ったケイデンスコール(前走・毎日杯4着)などが距離短縮馬だった。前走同距離馬や距離短縮馬と比較すると、前走が1600メートル未満だった距離延長馬は好走率がかなり低いので注意しておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1600m未満 0-2-0-39 0% 4.9% 4.9%
1600m 7-2-5-80 7.4% 9.6% 14.9%
1600m超 3-6-5-31 6.7% 20.0% 31.1%

年明け0勝馬が穴をあける?

年明け以降に3勝以上を挙げていた馬は連対率が40.0%とまずまず。しかし同2勝馬になると3着内率が8.3%と不振で、2015年グランシルクや2013年エーシントップが1番人気を裏切っている。狙ってみて面白そうなのは年明け0勝馬。3歳になってなかなか勝ち切れなかった馬が、春の目標をNHKマイルCに定めて激走することがある。2019年は年明け0勝のアドマイヤマーズ、ケイデンスコール、カテドラルが1着から3着を独占。2017年も年明け0勝馬がワン・ツー・スリーフィニッシュを決めている。〔表4〕

〔表4〕年明け以降の勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
3勝 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
2勝 1-1-0-22 4.2% 8.3% 8.3%
1勝 4-2-2-59 6.0% 9.0% 11.9%
0勝 4-6-8-64 4.9% 12.2% 22.0%
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優勝馬の血統には偏りが

NHKマイルCに強い血統はダイワメジャー。初年度産駒のカレンブラックヒルが2012年に優勝すると、2016年のメジャーエンブレムと、2019年のアドマイヤマーズも勝ち、NHKマイルCの最多優勝種牡馬に君臨している。2013年3着のフラムドグロワール(8番人気)や、2017年3着のボンセルヴィーソ(6番人気)のように、上位人気馬以外にも好走例があるので、要チェックの種牡馬だ。それに続くのがディープインパクトとクロフネ。過去6年はこの3頭の産駒が持ち回りのように優勝している。血統から点数を絞るなら、この3頭の産駒に注目である。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の父(2012年以降)
年度 優勝馬
2012年 カレンブラックヒル ダイワメジャー
2013年 マイネルホウオウ スズカフェニックス
2014年 ミッキーアイル ディープインパクト
2015年 クラリティスカイ クロフネ
2016年 メジャーエンブレム ダイワメジャー
2017年 アエロリット クロフネ
2018年 ケイアイノーテック ディープインパクト
2019年 アドマイヤマーズ ダイワメジャー

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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