今週の注目レース

3歳重賞馬連 NHKマイルカップ(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

レシステンシア

牝3歳

調教師:松下武士(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:マラコスタムブラダ
  • 母の父:Lizard Island
ここに注目!

昨年は3戦3勝の成績で阪神ジュベナイルフィリーズを制して、JRA賞最優秀2歳牝馬を受賞した。前走の桜花賞(2着)は、重馬場のタフなコンディションで消耗度の激しい競馬だっただけに、中間の疲労回復が鍵。当日の気配に注目したい。

デビュー2戦目のファンタジーSを1分20秒7の好タイムで快勝。続く阪神ジュベナイルフィリーズは、好スタートを決めて先手を奪うとハイペースの逃げを打ったが、直線もスピードは緩まず、後続を5馬身差突き放して、1分32秒7の2歳コースレコードで快勝した。3歳初戦となった前々走のチューリップ賞3着を経て、前走の桜花賞は、スピードのそがれる重馬場のなか2番手で追走。最後はデアリングタクトの決め手に屈したものの、ラスト1ハロンで1度は完全に抜け出して、中身の濃い2着に入った。今回は初めての左回りコース、関東への長距離輸送と不安材料はあるが、スピード能力は断然で、牡馬相手でも主役の座は譲れない。

ルフトシュトローム

牡3歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:キンシャサノキセキ
  • 母:ハワイアンウインド
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

デビューから無傷の3連勝を飾り、前走のニュージーランドTで重賞タイトルを獲得。JRA賞最優秀短距離馬に輝いた父キンシャサノキセキから、卓越したスピードと優れた成長力を受け継いでいる。今回のみならず、先々まで目が離せない存在だ。

1月19日のメイクデビュー中山(芝1600メートル)は、抑え切れない手応えで早めに先頭へ躍り出ると、直線は手綱を持ったまま後続を3馬身1/2差突き放して快勝。前々走の1勝クラス(中山・芝1600メートル)は、5番手追走から3コーナー過ぎで徐々に押し上げ、ラスト1ハロンで先頭を捕らえると、ムチを入れられることなく後続を振り切って勝利した。前走のニュージーランドTは、スタートで後手を踏み後方待機策。4コーナーで外を持ち出すロスを跳ねのけ、直線で豪快に突き抜けて重賞初制覇を飾っている。今回は初の左回りコースへの対応が鍵だが、大物感はたっぷりで、キンシャサノキセキ産駒初となるJRAのGⅠタイトル獲得を狙う。

タイセイビジョン

牡3歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:タートルボウル
  • 母:ソムニア
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

京王杯2歳S、アーリントンCと重賞2勝を挙げ、昨年の朝日杯フューチュリティSでは2着に入った世代トップクラスのマイラー。前走の馬体重10キログラム増は成長分で、休み明けを1度使われた上積みも十分。持ち前の末脚を生かして、ビッグタイトル獲得を狙う。

函館2歳Sで2着の後、約3か月半の休み明けとなった京王杯2歳Sは、スッと控えて中団で折り合いに専念。残り400メートル付近で進路を確保すると弾けるように突き抜け、1分20秒8の2歳コースレコードで快勝した。続く朝日杯フューチュリティSは、脚をためて後方12番手を追走。勝ったサリオスが別格の強さで2馬身1/2差をつけられたが、4コーナーから徐々に押し上げ、直線もしぶとく脚を伸ばして2着に入った。前走のアーリントンCも折り合いをつけて後方待機策。直線は内ラチ沿いに進路を取ると、一気に先頭を捕らえて2馬身差で完勝した。これまで5戦3勝、2着2回と抜群の安定感を誇り、今回も上位争いが濃厚だ。

サトノインプレッサ

牡3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:サプレザ
  • 母の父:Sahm
ここに注目!

母サプレザはイギリスの同一G1(サンチャリオットS)3連覇を飾り、マイルチャンピオンシップに3年連続で参戦(3着、4着、3着)した活躍馬。本馬はデビューから無傷の3連勝で、前走の毎日杯を制覇。ポテンシャルは相当で、ここでも有力候補に挙げられる。

10月26日のメイクデビュー京都(芝1600メートル)は、直線できっちり抜け出して快勝。約3か月半の休み明けとなった前々走の1勝クラス・こぶし賞(京都・芝1600メートル)では、瞬発力のそがれる重馬場のなか、スタートで出遅れたが、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒9(推定)の豪脚でギルデッドミラー(2着)をクビ差捕らえて2勝目を挙げた。前走の毎日杯もスタートで後手を踏んで、道中は最後方を追走。直線では前が開かずに追い出しを待たされたが、ラスト300メートル付近で進路ができると、スパッと抜け出して重賞タイトルを獲得した。中間も順調に乗り込みを消化。父ディープインパクト譲りの瞬発力を受け継ぎ、良馬場ならさらにパフォーマンスを上げられるだろう。

シャインガーネット

牝3歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ベルベットローブ
  • 母の父:Gone West
ここに注目!

前走のファルコンSでは、直線で鮮やかに抜け出し、並み居る牡馬を撃破して重賞タイトルを獲得した。牝馬同士の桜花賞を見送り、左回りの本レースに照準を合わせたローテーションで、仕上がりは万全。相手強化の一戦だが、潜在能力は引けを取らない。

デビュー2戦目の1勝クラス・赤松賞(東京・芝1600メートル)は、中団7番手から4コーナーで徐々に押し上げ、直線の追い比べを制して無傷の2連勝をマーク。今年初戦となった前々走のフェアリーSは、2番手追走から直線の粘りを欠いて4着だった。前走のファルコンSは、デンタルバルーン(18着)の大逃げを離れた好位集団で追走。道中は抜群の手応えで、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒7(推定)の末脚で豪快に突き抜け、1馬身1/2差で快勝した。重馬場で1分21秒3の走破時計も優秀。レースセンスに優れ、非凡な瞬発力も兼ね備えており、GⅠでどこまで通用するのか、注目の一戦だ。

サクセッション

牡3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:アディクティド
  • 母の父:Diktat
ここに注目!

全兄のクルーガーは、マイル重賞(読売マイラーズC、ダービー卿チャレンジT)で2勝を挙げて活躍中。本馬は前走のスプリングSで3着に入ったが、皐月賞への出走は見送った。距離適性を重視して本レースに参戦してくる以上は、好結果を出したい。

デビュー2連勝で挑んだデイリー杯2歳Sは6着に敗れたものの、前々走のジュニアC(リステッド。中山・芝1600メートル)は、脚をためて中団の7番手を追走。ハイペースのなか、3コーナー過ぎから早めに進出を開始し、直線半ばでハーモニーマゼラン(2着)を競り落とすと、最後は2馬身1/2差突き放して1分33秒4の好タイムで3勝目を挙げた。前走のスプリングSは、スッと後方に控えて折り合いに専念。スローペースの瞬発力勝負になったが、4コーナー手前から外を一気に押し上げ、直線もしぶとく脚を伸ばして3着に入った。全3勝を芝1600メートルで挙げているように、距離短縮は好材料。父キングカメハメハは2004年の本レース優勝馬で、父仔制覇を目指す。

ラウダシオン

牡3歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:リアルインパクト
  • 母:アンティフォナ
  • 母の父:Songandaprayer
ここに注目!

オープンクラスで2勝を挙げ、前走のファルコンSでは勝ち馬シャインガーネットから0秒2差の2着に好走。朝日杯フューチュリティSで8着に敗れたように、200メートルの距離延長は鍵になるが、父リアルインパクト譲りのスピードを生かして、上位進出を狙う。

3歳初戦となった前々走のクロッカスS(リステッド。東京・芝1400メートル)は、好スタートを決めてすんなり先手を奪うと、スローペースの逃げ。上がり3ハロンを33秒5(推定)でまとめて、追いすがるハーモニーマゼラン(2着)を2馬身振り切って3勝目を挙げた。前走のファルコンSは、デンタルバルーン(18着)の大逃げを離れた好位4番手で追走。最後はシャインガーネットの瞬発力に屈したものの、直線もしぶとく脚を伸ばして3着に2馬身1/2差をつけており、中身の濃い2着だった。最近はスタートが上達し、展開に左右されない自在性も魅力。スピードは互角以上で、200メートルの距離延長に対応できれば、GⅠでも侮れない。

ギルデッドミラー

牝3歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:タイタンクイーン
  • 母の父:Tiznow
ここに注目!

鳴尾記念を制したストロングタイタン(父Regal Ransom)の半妹で、血統背景は優秀。オルフェーヴル産駒らしい気性面の難しさはあるが、均整の取れた馬体や柔軟性に富んだフットワークから、高いポテンシャルを感じさせる。GⅠでも遜色のない競馬ができそうだ。

3歳初戦となった1勝クラス・こぶし賞(京都・芝1600メートル)は、サトノインプレッサの瞬発力に屈して2着。前々走の1勝クラス(阪神・芝1400メートル)は、脚をためて中団を追走し、4コーナーで外へ持ち出されると直線で鮮やかに突き抜け、後続に2馬身1/2差をつけて完勝。1週前の阪急杯の勝ちタイムと0秒3差の1分20秒6という走破時計も秀逸だった。前走のアーリントンCは、スッと控えて中団で折り合いに専念し、4コーナー手前から徐々に進出を開始。直線はタイセイビジョン(1着)に内ラチ沿いから抜け出されたが、外を回る正攻法の競馬で2着争いを制し、能力の片りんを示した。ここも展開がかみ合えば、上位争いに食い込むシーンもありそうだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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