今週の注目レース

ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

1番人気馬がなかなか勝ち切れないハンデキャップ競走

ハンデキャップ競走として行われた2002年以降に限ると、ダービー卿チャレンジTにおける単勝1番人気馬の成績は〔2・2・1・13〕(3着内率27.8%)となっている。優勝を果たしたのは2009年のタケミカヅチと2015年のモーリスだけである。ちなみに、単勝オッズ5倍未満で優勝を果たしたのも、2002年のグラスワールド(3.9倍)と2015年のモーリス(3.1倍)だけだ。波乱含みの一戦を展望すべく、今回は阪神・芝1600メートルで行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

若い馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は年齢が「4歳」「5歳」だった。一方、「6歳」の馬は3着内率11.6%、「7歳」の馬は3着内率7.7%とやや苦戦しており、「8歳」「9歳」「10歳」の馬は全て4着以下に敗れている。比較的若い世代の馬を重視すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 着度数 勝率 連対率 3着内率
4歳 2-4-2-29 5.4% 16.2% 21.6%
5歳 7-2-6-24 17.9% 23.1% 38.5%
6歳 1-2-2-38 2.3% 7.0% 11.6%
7歳 0-2-0-24 0% 7.7% 7.7%
8歳 0-0-0-13 0% 0% 0%
9歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-1 0% 0% 0%

前走で上位人気に推されていた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースでの単勝人気が「5番人気以内」だった。一方、「6番人気以下」だった馬は3着内率7.7%と苦戦している。前走を比較する際は、当時の単勝人気にも注目しておいた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 着度数 勝率 連対率 3着内率
5番人気以内 8-9-5-48 11.4% 24.3% 31.4%
6番人気以下 2-1-4-84 2.2% 3.3% 7.7%

「中山・阪神」のレースを経由してきた馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は前走の競馬場が「中山」「阪神」だった。一方、「中山・阪神以外」だった馬は3着内率10.0%とやや苦戦している。前走でも右回り、かつゴール前の直線に急坂がある中山競馬場や阪神競馬場のレースを使われていた馬は、それなりに高く評価すべきかもしれない。〔表3〕

〔表3〕前走の競馬場別成績(過去10年)
前走の競馬場 着度数 勝率 連対率 3着内率
中山 3-6-7-44 5.0% 15.0% 26.7%
阪神 6-2-0-34 14.3% 19.0% 19.0%
中山・阪神以外 1-2-3-54 1.7% 5.0% 10.0%

近年は前走好走馬と“中山巧者”の活躍が目立つ

過去7年の3着以内馬延べ21頭中13頭は前走の着順が「3着以内」だった。該当馬は3着内率も37.1%と優秀な水準に達している。2012年以前と比べ、近年は前走好走馬が優勢だ。〔表4〕

〔表4〕前走の着順別成績(過去7年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
3着以内 6-3-4-22 17.1% 25.7% 37.1%
4着以下・競走中止 1-4-3-69 1.3% 6.5% 10.4%

なお、前走の着順が「4着以下・競走中止」だった馬のうち、“中山、かつ重賞”において連対経験のなかった馬は3着内率3.8%と苦戦している。4着以下に敗れた直後、かつ今回と同じ中山の重賞で連対したことがない馬は、過信禁物と見るべきだろう。〔表5〕

(伊吹 雅也)

〔表5〕前走の着順が「4着以下・競走中止」だった馬の、“中山、かつ重賞”における連対経験の有無別成績(過去7年)
連対経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 1-3-2-19 4.0% 16.0% 24.0%
なし 0-1-1-50 0% 1.9% 3.8%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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