今週の注目レース

JRAスーパープレミアム 秋の2歳単勝馬連 ホープフルステークス(GⅠ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 牡・牝 2歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

コントレイル

牡2歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ロードクロサイト
  • 母の父:Unbridled's Song
ここに注目!

無傷の2連勝を飾り、東京スポーツ杯2歳Sで重賞タイトルを獲得。母ロードクロサイトは現役時代に未勝利だったが、祖母FolkloreはアメリカのG1を2勝した馬。父にディープインパクトを配した血統背景は一級品だ。来春のクラシックに向けて、主役の座は譲れない。

9月15日のメイクデビュー阪神(芝1800メートル)は、好スタートを決めると、スッと控えて好位で折り合いに専念。スローペースでレースの上がり3ハロンが33秒7の瞬発力比べとなったが、直線は軽く促された程度で楽に抜け出して、2馬身1/2差で完勝した。2戦連続の1番人気に支持された前走の東京スポーツ杯2歳Sは、速めの流れを中団5番手で折り合って追走。4コーナーで外へ持ち出し、直線で並ぶ間もなく先頭に躍り出ると、2着アルジャンナを5馬身引き離した。従来の2歳コースレコードを1秒4も上回る1分44秒5の走破時計も破格で、一躍、来春のクラシック候補に名乗りを上げている。圧倒的な能力もさることながら、レースセンスに優れており、条件替わりは不問。ここは負けられない一戦だ。

ワーケア

牡2歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:チェリーコレクト
  • 母の父:Oratorio
ここに注目!

現2歳世代はハーツクライ産駒が活躍を見せており、朝日杯フューチュリティSを制したサリオスを筆頭に、3頭の重賞ウイナーが誕生。母はイタリアの重賞勝ち馬で、半姉にダノングレース(父ディープインパクト、福島牝馬S3着)がいる良血馬だ。本馬も先々まで目が離せない。

6月9日のメイクデビュー東京(芝1800メートル)は、中団馬群で折り合い、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒2(推定)の末脚で大外から弾けるように突き抜け、2馬身1/2差で快勝した。約4か月半の休み明けとなった前走のアイビーS(リステッド。東京・芝1800メートル)は、中団の5番手でじっくりと脚を温存。ラスト300メートル付近で楽に先頭を捕らえると、ムチを入れられることなく後続を3馬身突き放し、断然の1番人気に応えて無傷の2連勝を飾った。父ハーツクライに似たがっちりとした馬体で、フットワークも柔軟性に富んでおり、大物感たっぷり。器用さが問われる中山コースへの対応は鍵になるものの、来春のクラシックを占う意味でも、恥ずかしい競馬はできない。

オーソリティ

牡2歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ロザリンド
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

祖母シーザリオは日米のオークスを制し、繁殖牝馬としてもエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭のGⅠウイナーを送り出している。活力あふれる母系の出身で、本馬も高いポテンシャルを秘めている。

7月7日のメイクデビュー函館(芝1800メートル)は、スローペースを好位馬群で折り合いに専念。4コーナーで先頭に並びかけて直線半ばで鮮やかに抜け出し、ブラックホール(2着)の追い上げをクビ差振り切って完勝した。前走のオープン特別・芙蓉S(中山・芝2000メートル)は、中団4番手でじっくりと脚をためると、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚で豪快に突き抜け、2馬身1/2差で快勝した。今回は約3か月の休み明けになるが、帰厩後は順調に乗り込みを消化し、休養前と遜色のない動きを披露。オルフェーヴル産駒らしく気性面の幼さは残すが、このメンバーに入っても素質は互角以上だろう。中山・芝2000メートルで勝ち鞍があることもセールスポイントだ。

ブラックホール

牡2歳

調教師:相沢郁(美浦)

  • 父:ゴールドシップ
  • 母:ヴィーヴァブーケ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

GⅠ6勝を挙げたゴールドシップの初年度産駒で、前走の札幌2歳Sで重賞タイトルを獲得。今回は約4か月の休み明けで仕上がりがポイントになるが、本レースに照準を合わせて熱心な乗り込みを消化しており、休養前と遜色のない状態で出走できそうだ。

7月7日のメイクデビュー函館(芝1800メートル)は、後方に控えて折り合いに専念。4コーナーでは狭いスペースを突いて押し上げ、勝ったオーソリティにクビ差まで迫る惜敗の2着。続く未勝利(函館・芝1800メートル)は、早め先頭から力強く抜け出し快勝した。前走の札幌2歳Sは、スッと控えて後方待機策。稍重のタフなコンディションに加え、緩みのない流れが向いた面はあったが、3、4コーナーで外めを回って追い上げると、残り100メートル付近で先頭を捕らえて重賞制覇を達成した。デビューから3戦がすべて北海道の洋芝で、時計の速い競馬への課題は残るが、父譲りの息の長い末脚を生かして、産駒初となるGⅠタイトル獲得を狙う。

ヴェルトライゼンデ

牡2歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ドリームジャーニー
  • 母:マンデラ
  • 母の父:Acatenango
ここに注目!

母マンデラは独オークス(G1・ドイツ)3着馬。本馬の半兄には重賞2勝のワールドエースに、今年の菊花賞を制したワールドプレミア(共に父ディープインパクト)と、血統背景は優秀。父は中山コースでGⅠ2勝を挙げており、今回の条件替わりもプラスに働きそうだ。

9月1日のメイクデビュー小倉(芝1800メートル)は、タフな重馬場をものともせず、好位追走から4コーナーで先頭に躍り出ると、力強く押し切って3馬身差で快勝した。前走の萩S(リステッド。京都・芝1800メートル)は、好位の3番手で折り合って脚を温存。稍重で瞬発力をそがれる馬場コンディションだったが、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン34秒5(推定)の末脚で3頭の追い比べを制し、デビュー2連勝を決めた。前走で手綱を取ったC.スミヨン騎手は「良馬場の方が合うタイプだと思います。のめっているわけではないですが、馬場を気にしていました。それでも勝ったあたりが、この馬の強さでしょう」と、能力の高さに太鼓判を押しており、GⅠのメンバーに入っても侮れない。

ラインベック

牡2歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:アパパネ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

母アパパネは史上3頭目の三冠牝馬で、父にクラシック三冠を含むGⅠ7勝のディープインパクトを配した良血馬。前走の東京スポーツ杯2歳S(3着)はコントレイルの後塵を拝したが、非凡な素質を秘めており、GⅠの舞台で捲土重来を期す。

6月29日のメイクデビュー中京で、2番手追走から楽に抜け出して初陣を飾ると、続くオープン特別・中京2歳S(共に中京・芝1600メートル)は、重馬場でタフなコンディションのなか、好スタートを決めて4番手を追走。4コーナーで外へ出されると、直線で豪快に突き抜けて2馬身差で完勝した。約4か月の休み明けとなった前走の東京スポーツ杯2歳Sは、勝ったコントレイルから1秒5離された3着に敗れたが、東京コースの瞬発力勝負で適性の差が出たもので、悲観するレース内容ではないだろう。今回は初めての中山コースになるが、スタートが速く操縦性にも優れており、条件替わりは好材料。休み明けを1度使われた状態面の上積みも大きく、前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

ブルーミングスカイ

牡2歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ブルーミンバー
  • 母の父:ファルブラヴ
ここに注目!

母ブルーミンバーは1200メートルで全7勝を挙げた生粋のスプリンターで、全姉のトーセンブレス(桜花賞4着)もマイル前後がベストだが、本馬は落ち着きがあって距離の融通が利くタイプ。今回はGⅠで強力メンバーがそろったが、素質は引けを取らない。

7月7日のメイクデビュー中京(芝2000メートル)は、マイラプソディ(その後京都2歳S優勝)から0秒2差の3着に敗れたが、続く未勝利(小倉・芝1800メートル)を7馬身差で圧勝。前々走の1勝クラス・紫菊賞(京都・芝2000メートル)は、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒9(推定)の末脚で2着に入った。前走の1勝クラス・黄菊賞(京都・芝2000メートル)は、好位を追走するも、3コーナーから後方追走組が一気に動き、馬群が密集。そこで動けず4コーナーで位置を下げた。直線で盛り返して4着に入ったが、能力を出し切っていないことは明らかだろう。実戦を重ねるごとに気性面の幼さがなくなっており、GⅠでも上位争いに食い込むシーンがありそうだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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