2021年ブリーダーズカップターフ出走馬情報

日本時間11月5日(金曜)時点での情報を基に作成しています。出走予定馬のうち8頭を紹介しています。

アイルランド

タルナワ

TARNAWA (IRE)

牝5歳 通算17戦9勝

血統

シャマーダル

仏2000ギニー、仏ダービー(以上、G1・フランス)、デューハーストS、セントジェームズパレスS(以上、G1・イギリス)優勝

タラナ

カラC(G3・アイルランド)3着

主な成績

  • 2020年
    ヴェルメイユ賞、オペラ賞(以上、G1・フランス)、ブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)優勝

解説

アイルランドで8度もチャンピオントレーナーに輝くD.ウェルド調教師の管理馬です。3歳(2019年)5月のブルーウインドS(G3。芝2000メートル)で重賞初制覇を果たすと、下半期にはギヴサンクスS(G3。芝2400メートル)とブランドフォードS(G2。芝2000メートル)も連勝しました。

昨年はシーズン初戦となった8月のギヴサンクスS(G3。芝2400メートル)を鮮やかに差し切って同レース連覇を達成。その後、9月のヴェルメイユ賞(G1・フランス。芝2400メートル)でも直線で抜群の切れ味を披露してG1初制覇(3馬身差)を果たすと、続くオペラ賞(G1・フランス。芝2000メートル)ではコロネーションS(G1・イギリス)の勝ち馬アルパインスターをゴール前でかわして優勝。さらにアメリカに遠征したブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ。芝2400メートル)でも後方から鋭く伸びて、愛チャンピオンS連覇を含むG1・7勝の名牝マジカルに1馬身差をつけて快勝し、G1・3連勝でシーズンを終えました。

今年は8月のバリーローンS(G3。芝2400メートル)でシーズンのスタートを切ると、これを後方から難なく差し切って6馬身半差で圧勝。その後は、9月の愛チャンピオンS(G1)で4頭立ての最後方からの競馬でセントマークスバシリカから3/4馬身差の2着に終わると、続く前走10月3日の凱旋門賞(G1・フランス)も中団から伸びてきましたが、勝ったトルカータータッソから3/4馬身差の2着に敗れました。

  • 注記:成績文中に記載のあるレースは、断りのない限りアイルランドでの開催
アメリカ

チャンネルメイカー

CHANNEL MAKER(CAN)

せん7歳 通算42戦7勝

血統

イングリッシュチャンネル

BCターフ、ジョーハーシュターフクラシック招待、ユナイテッドネーションズS、ウッドフォードリザーブ・ターフクラシック(以上、G1・アメリカ)優勝

インリターン

重賞3着以内なし

主な成績

  • 2018年
    ジョーハーシュターフクラシック(G1・アメリカ)優勝
  • 2019年
    マンノウォーS(G1・アメリカ)優勝
  • 2020年
    ソードダンサーS、ジョーハーシュターフクラシック(以上、G1・アメリカ)優勝

解説

母国カナダでデビュー。3歳春に現在のアメリカのW.モット厩舎に移り、この年にはカナダ三冠の最終戦にあたるブリーダーズS(カナダ。芝2400メートル)に優勝したほか、暮れにはハリウッドダービー(G1)でも2着。カナダの最優秀3歳牡馬に選出されました。

4歳9月にはジョーハーシュターフクラシック(G1。芝2400メートル)を4馬身半差で逃げ切ってG1初制覇を果たすと、成績に波はあるものの、翌5歳時にもマンノウォーS(G1。芝2200メートル)に優勝。6歳時の昨年も8月のソードダンサーS(G1。芝2400メートル)を5馬身3/4差で逃げ切ると、10月のジョーハーシュターフクラシックも逃げて連勝。さらに11月のBCターフ(G1)でも逃げ粘ってアメリカ調教馬では最先着となる3着に入り、同年のアメリカ最優秀芝牡馬に輝きました。

今年は中東遠征でスタートして、2月のネオムターフC(サウジアラビア)は先行して2着に入りましたが、続くドバイシーマクラシック(G1・UAE)は逃げて8着。アメリカに帰国後も7月のボウリンググリーンS(G2)が2番手からの競馬で7着に終わると、8月のソードダンサーS(G1)は逃げてグーフォから約5馬身3/4差の6着、続いて向かった前走10月9日のジョーハーシュターフクラシック(G1)も逃げてロックエンペラーの約4馬身3/4差の4着と昨年に比べれば少し精彩を欠く内容が続いています。

  • 注記:成績文中に記載のあるレースは、断りのない限りアメリカでの開催
アメリカ

グーフォ

GUFO (USA)

牡4歳 通算13戦7勝

血統

デクラレーションオブウォー

インターナショナルS、クイーンアンS(以上、G1・イギリス)優勝

フロイ

重賞3着以内なし

主な成績

  • 2020年
    ベルモントダービー(G1、アメリカ)優勝
  • 2021年
    ソードダンサーS(G1、アメリカ)優勝

解説

アメリカのC.クレメント調教師の管理馬です。2歳(2019年)12月にデビュー2戦目(芝1700メートル)で初勝利を挙げると、そこから翌年7月のケントS(G3。芝1800メートル)までいずれも強烈な末脚を繰り出して4連勝。その後、サラトガダービーはドメスティックスペンディングにアタマ差届かずの2着でしたが、続く10月のベルモントダービー(G1。芝2000メートル)では中団待機から直線で末脚を伸ばしてG1初制覇。3歳の最終戦となった11月のハリウッドダービー(G1)でも目立つ末脚を見せてドメスティックスペンディングから約1/2馬身差の3着に入りました。

今年は5月のマンノウォーS(G1)が勝ち馬より2.5キログラム重い斤量でハナ差の2着、6月のマンハッタンS(G1)では直線で外にヨレて3着(勝ち馬ドメスティックスペンディング)と連敗スタートとなりましたが、ブリンカーを装着して臨んだグランクチュリエS(4歳上オープン。芝2400メートル)を差し切ると、続く8月のソードダンサーS(G1。芝2400メートル)も後方から徐々にポジションを上げていく競馬で、不利があったとはいえヨーロッパのG1勝ち馬であるジャパンを下して優勝。2つ目のG1勝利を挙げました。ただし、前走10月9日のジョーハーシュターフクラシック(G1)では最後方追走から直線入り口で先頭に立つ積極的な競馬を見せましたが、粘り切れずロックエンペラーから3馬身半差の3着に敗れています。

  • 注記:成績文中に記載のあるレースは、全てアメリカでの開催
ドイツ

シスファハン

SISFAHAN (FR)

牡3歳 通算6戦2勝

血統

イスファハン

独ダービー(G1・ドイツ)優勝

ケンダリー

重賞3着以内なし

主な成績

  • 2021年
    独ダービー(G1、ドイツ)優勝

解説

ドイツで2019年、2020年と2度チャンピオントレーナーに輝くH.グレーヴェ調教師の管理馬です。2歳(2020年)11月にデビュー2戦目(フランス。芝2000メートル)を逃げ切って初勝利。2歳時は2戦1勝で終えました。

現在のオーナーにトレードされて迎えた今年は、初戦となった5月のグラフェンベルガーダービートライアル(ドイツ・リステッド)では先行して2着でしたが、続いて向かった独ダービー(G1・ドイツ。芝2400メートル)では後方追走から直線で外ラチ近くを鋭く伸びて優勝。重賞初制覇をダービーの大舞台で飾りました。

その後は9月のバーデン大賞(G1・ドイツ)でのちの凱旋門賞馬トルカータータッソの1馬身差2着に入りましたが、続く前走9月26日のオイロパ賞(G1・ドイツ)では後方追走から直線でもうひと伸びを欠いてイギリスの牝馬アルピニスタ(前走のベルリン大賞ではトルカータータッソを下す)から3馬身差の3着に終わりました。

アイルランド

ブルーム

BROOME (IRE)

牡5歳 通算20戦7勝

血統

オーストラリア

英ダービー、英インターナショナルS(以上、G1・イギリス)、愛ダービー(G1・アイルランド)優勝

スウィープステーク

アパラチアンS(G3・アメリカ)2着、プリンセスマーガレットS(G3・イギリス)3着

主な成績

  • 2021年
    サンクルー大賞(G1・フランス)優勝

解説

拠点とするアイルランドで23回、イギリスでも6回チャンピオントレーナーに輝くA.オブライエン調教師の管理馬です。

3歳(2019年)4月のバリーサックスS(G3。芝2000メートル)をのちの愛ダービー馬ソヴリンに8馬身差をつける圧倒的な内容で重賞初制覇を果たすと、愛ダービートライアルS(G3。芝2000メートル)も連勝。続く英ダービー(G1・イギリス)と愛ダービー(G1)でそれぞれ4着、6着の後、キーファーズの松島正昭代表に所有権の一部がトレードされました。

そこからはなかなか出走態勢が整わず、3歳秋は全休となり、翌4歳時も6月と10月に2度走っただけ(4着、13着)でしたが、今年は本調子を取り戻し、シーズン初戦となった3月のデヴォイS(リステッド。芝2000メートル)、4月のアレッジドS(G3。芝2000メートル)、5月上旬のムーアズブリッジS(G2。芝2000メートル)と3連勝。その後、タタソールズゴールドC(G1)での短アタマ差2着、ハードウィックS(G2・イギリス)での1馬身半差2着を経て向かった7月上旬のサンクルー大賞(G1・フランス。芝2400メートル)を逃げ切ってG1初制覇を果たしました。

そこからは7月下旬のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)が出遅れながらも逃げてアダイヤーから9馬身半差の4着、9月のフォワ賞(G2・フランス)が2番手からの競馬で逃げたディープボンドから1馬身半差の2着。続いて向かった前走10月3日の凱旋門賞(G1・フランス)は武豊騎手を背に先行しましたが、直線で伸びを欠いて、勝ったトルカータータッソから約9馬身3/4差の11着に終わりました。

  • 注記:成績文中に記載のあるレースは、断りのない限りアイルランドでの開催
イギリス

ティオーナ

TEONA (IRE)

牝3歳 通算6戦3勝

血統

シーザスターズ

ヨーロッパ年度代表馬。凱旋門賞(G1・フランス)、英ダービー、英2000ギニー(以上、G1・イギリス)優勝

アンビヴァレント

プリティーポリーS(G1・アイルランド)優勝

主な成績

  • 2021年
    ヴェルメイユ賞(G1・フランス)優勝

解説

イギリスのR.ヴェリアン調教師の管理馬です。2歳(2020年)11月のデビュー2戦目(2歳未勝利。AW2040メートル)を最後方から差して9馬身差をつける圧勝で初勝利。2歳時は2戦1勝で終えました。

3歳となった今年は5月のミュージドラS(G3)で始動しましたが、序盤折り合いを欠いたこともあり、勝ったスノーフォールから4馬身1/4差の3着。続いてメンコを装着して臨んだ英オークス(G1)は道悪も応えたか、スノーフォールから27馬身3/4差の10着と大敗しました。

しかし、ひと夏越して本格化。まず8月下旬に良馬場で争われたオーガストS(リステッド。芝2290メートル)を先行策から余裕を持って抜け出して、カナディアンインターナショナル(G1・カナダ)の勝ち馬デザートエンカウンターに3馬身3/4差をつけて快勝すると、続く良馬場の前走9月12日のヴェルメイユ賞(G1・フランス。芝2400メートル)では、内ラチ沿いの2、3番手から直線でしっかりと伸びて、最後はスノーフォールの追い上げを1馬身半差しりぞけて優勝。G1初制覇を果たしました。その後は、凱旋門賞(G1・フランス)に出走するプランもありましたが、道悪を嫌って回避しています。

  • 注記:成績文中に記載のあるレースは、断りのない限りイギリスでの開催
イギリス

ウォルトンストリート

WALTON STREET (GB) せん7歳

通算19戦7勝

血統

ケープクロス

ロッキンジS(G1・イギリス)優勝

ブロムフェリニティ

ヒルトンインターナショナルS(G2・オーストラリア)優勝

主な成績

  • 2021年
    カナディアンインターナショナル(G1・カナダ)優勝

解説

イギリスのC.アップルビー調教師の管理馬です。3歳(2017年)7月のデビューからイギリスで2連勝。4歳8月にはジェフリーフリーアS(G3・イギリス)で逃げて3着に入り、5歳8月のルー賞(G3・フランス)では短首差の2着に逃げ粘りました。

その後は長期休養を経て、翌年9月にカムバック。復帰2戦目となったゴドルフィンS(リステッド・イギリス。芝2400メートル)を2番手から抜け出して優勝してシーズンを勝利で締めました。

今年は1月のドバイレーシングクラブクラシック(リステッド・UAE。芝2410メートル)と3月のドバイシティーオブゴールド(G2・UAE。芝2410メートル)を連勝(ともに2分26秒83のコースレコードを樹立)。そこからは3月下旬のドバイシーマクラシック(G1・UAE)がミシュリフの4着、ヨーロッパに戻っての初戦となった8月のベルリン大賞(G1・ドイツ)もアルピニスタの3着(2着トルカータータッソとは1馬身差)でしたが、続く前走9月18日のカナディアンインターナショナル(G1・カナダ。芝2400メートル)では2番手追走から直線で悠々と抜け出して5馬身3/4馬身差で快勝。待望のG1初制覇を果たしました。

アイルランド

ジャパン

JAPAN(GB)

牡5歳 通算20戦7勝

血統

ガリレオ

英ダービー(G1・イギリス)、愛ダービー(G1・アイルランド)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)優勝。英愛チャンピオンサイヤーここ11年連続を含む12回

シャスタイ

重賞3着以内なし

解説

拠点とするアイルランドで23回、イギリスでも6回チャンピオントレーナーに輝くA.オブライエン調教師の管理馬です。

2歳時にベレスフォードS(G2・アイルランド。芝1600メートル)を制し、3歳(2019年)7月のパリ大賞(G1・フランス。芝2400メートル)で先行策から直線で早めに抜け出してG1初制覇。続くインターナショナルS(G1・イギリス。芝2050メートル)では粘るクリスタルオーシャンをアタマ差かわしてG1連勝としましたが、秋の凱旋門賞(G1・フランス)ではヴァルトガイストから4馬身差の4着に終わりました。

昨年は初戦となった6月のプリンスオブウェールズS(G1・イギリス)で4着の後、共同所有者であるキーファーズの松島正昭氏の馬主服での出走となった7月のエクリプスS(G1・イギリス)では、勝ったガイヤースには少し離されたものの、エネイブルとはアタマ差の3着と力のあるところを示しました。しかし、続くキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)で3頭立ての3着に終わると、続く愛チャンピオンS(G1・アイルランド)も5着。その後は凱旋門賞(G1・フランス)に出走予定でしたが、厩舎で与えていた飼料に禁止薬物が混入していたことが判明して出走を取消。仕切り直しのレースとなった英チャンピオンS(G1・イギリス)は道悪が応えたか9着に終わりました。

今年は始動戦となった5月のオーモンドS(G3・イギリス。芝2680メートル)を先行策から優勝。その後、コロネーションC(G1・イギリス)3着、ハードウィックS(G2・イギリス)6着と連敗しましたが、7月のメルドS(G3・アイルランド。芝1800メートル)では再び先行してしぶとさを見せて優勝しました。

そこからは2度続けてアメリカ遠征を敢行。8月のソードダンサーS(G1・アメリカ)では直線で前が塞がり、外に持ち出すロスがありながらもグーフォのクビ差2着に入りましたが、続く前走10月9日のジョーハーシュターフクラシックS(G1・アメリカ)は直線でもうひと伸びできず、ロックエンペラーから5馬身1/4差の6着に終わりました。

文:秋山 響(TPC)

国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」

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