2021年ブリーダーズカップターフ識者の見解

アメリカミシェル・マクドナルド(アメリカ在住競馬ジャーナリスト)

  • 推奨馬

    タルナワユビアー

昨年のこのレースを印象的なレースぶりで制したアイルランド調教馬タルナワが、連覇を目指してアメリカに帰ってきた。極めてタフな馬場となった前走凱旋門賞(G1・フランス)で2着となったレースぶりも、立派なものであった。13番枠というのは決して理想的ではないが、能力の違いで克服してくれると見る。

2番手は大混戦だ。北米芝戦線を席巻するC.ブラウン厩舎が3頭出しで臨む一方、アイルランドのA.オブライエン厩舎も芝戦線の古豪2頭を差し向けている。そして、ゴドルフィンもまた2頭出しで臨むが、そんな中、まだ3歳と上り調子で、素晴らしい末脚を持つゴドルフィンのユビアーを、2番手候補として挙げたいと思う。(訳:合田直弘)

イギリスエマ・ベリー(イギリス在住競馬ジャーナリスト)

  • 推奨馬

    タルナワシスファハン

このレース連覇を目指すアガ・カーン殿下のタルナワが、格的に頭ひとつ抜け出している。現在のアメリカにおける芝戦線には、G1・3勝の実績を誇るドメスティックスペンディングという、はっきりとした軸馬がいるが、芝2400メートルを走るのはこれが初めてというのは、大いなる懸念材料である。

2番手もヨーロッパ勢から選ぶとして、候補となるのは、上り調子で距離実績もあるゴドルフィンの3歳馬ユビアー、独ダービー(G1)勝ち馬でこれも距離実績のあるシスファハン、G1・ヴェルメイユ賞(フランス)を制したイギリス調教馬ティオーナの3頭だが、ドイツ調教馬の底力を見込んでシスファハンを2番手としたい。(訳:合田直弘)

香港バート・ヴァンダース(香港在住競馬ジャーナリスト)

  • 推奨馬

    タルナワユビアー

芝2400メートルとはヨーロッパ競馬における基幹距離であり、過去12年の勝ち馬のうち実に9頭がヨーロッパからの遠征馬であった。今年の出走馬にも7頭のヨーロッパ調教馬が含まれているが、中心的存在はディフェンディング・チャンピオンのタルナワであろう。今季ここまで3戦しかしていないが、愛チャンピオンS(G1)でセントマークスバシリカに食い下がったレースも、凱旋門賞(G1・フランス)で2着を外さなかったレースも、この馬が依然として高い力量を維持していることを証明するものだった。

2番手はゴドルフィンのユビアーと見ている。5月下旬に去勢をして以降のレース振りは、それ以前に比べて大きな進歩がみられる。硬い馬場もこなせるため、デルマーの馬場もフィットするだろうし、速い流れもこの馬に向くはずだ。(訳:合田直弘)

日本吉田 直哉(アメリカ在住ウィンチェスターファーム代表)

  • 推奨馬

    ユビアートリブヴァン

9月18日にニューヨーク州ベルモントパーク競馬場で開催された3歳オープン(ジョッキークラブ招待ダービー)にイギリスから遠征したユビアー。控えて様子を見ながらレースを進め、ヨーロッパとは違う最後の短い直線で抜群の瞬発力を見せて優勝し、アメリカ流競馬に適性を見せている。ローテーションもゆったり組まれており、デルマーで好走を期待したい。

対抗馬としてトリブヴァンに注目する。同馬はフランス産で同国にて競馬をしてきたが、昨季から舞台をアメリカに移した。芝への適性と前で競馬をできる柔軟性を持ち、安定した成績を残している。前走のソードダンサーS(G1・アメリカ)では5着に敗れているが、ブリーダーズカップへ向けてじっくり時間をかけて調整し、毎回5ハロン(1000メートル)の追い切りでも落ち着いた様子を見せている。芝で好成績を残しているC.ブラウン調教師の手腕にも期待したい。

日本木南 友輔(日刊スポーツ)

  • 推奨馬

    タルナワユビアー

タルナワの凱旋門賞は負けて強しの2着だった。昨年のキーンランドが時計のかかる馬場だったのに対し、今回のデルマーで高速決着に対応できるかが焦点だ。

今年のゴドルフィンとC.アップルビー厩舎の3歳世代はアダイヤーとハリケーンレーンがいた。クラシック候補から外れたユビアーは5月下旬に去勢手術。英セントレジャーの重要ステップである8月のグレートヴォルティジュールS(G2・イギリス)を快勝し、アメリカに遠征した前走の3歳オープン(アメリカ)では最後方から豪快な差し切りを決めた。戦歴を振り返れば、4月サンダウンのクラシックトライアル(G3・イギリス)はアレンカー、アダイヤー、ローンイーグルと接戦。世代トップ級と互角だった。G1初挑戦初制覇へビュイックのさばきに注目だ。

タルナワ
ユビアー

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