海外競馬発売
4月9日(木曜)時点
牡5歳
DANON PREMIUM(JPN)
1代 | 2代 | 3代 |
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父ディープインパクト 2002年生 |
父サンデーサイレンス | 父Halo |
母Wishing Well | ||
母ウインドインハーヘア | 父Alzao | |
母Burghclere | ||
母インディアナギャル 2005年生 |
父Intikhab | 父Red Ransom |
母Crafty Example | ||
母Genial Jenny | 父デインヒル | |
母Joma Kaanem |
栗東の中内田充正厩舎に所属するダノンプレミアムは、2歳(2017年)6月の新馬戦(芝1800メートル)を4馬身差で快勝して初出走初勝利。続いて10月のサウジアラビアロイヤルC(GⅢ。芝1600メートル)、12月の朝日杯フューチュリティS(GⅠ。芝1600メートル)をともに後のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)の勝ち馬ステルヴィオを2着に下して連勝。JRA賞最優秀2歳牡馬に輝きました。
3歳時は3月の弥生賞(GⅡ。芝2000メートル)で始動してここもワグネリアンに1馬身半差をつけて優勝。しかし、挫跖で皐月賞(GⅠ)回避を余儀なくされると、日本ダービー(GⅠ)では好位から伸びを欠いて6着。その後、秋には痛めた蹄の完治を目指すために休養に入りました。
復帰したのは翌4歳3月の金鯱賞(GⅡ。芝2000メートル)。ここを先行策から余裕を持って抜け出し、この年のJRA賞年度代表馬に輝くことになるリスグラシューに1馬身1/4差をつけて快勝すると、続く読売マイラーズC(GⅡ。芝1600メートル)も2番手追走から直線で鋭く伸びて完勝しましたが、続く安田記念(GⅠ)ではスタート後に寄られる大きな不利があって最下位に終わりました。
秋は天皇賞(秋)(GⅠ)で初戦を迎えて、アーモンドアイには3馬身差つけられたものの2着を確保。続く前走11月17日のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)でもインディチャンプの2着に入って確かな実力を示しています。
せん6歳
ADDEYBB(IRE)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Pivotal 1993年生 |
父Polar Falcon | 父Nureyev |
母Marie d'Argonne | ||
母Fearless Revival | 父Cozzene | |
母Stufida | ||
母Bush Cat 2000年生 |
父Kingmambo | 父Mr. Prospector |
母Miesque | ||
母Arbusha | 父Danzig | |
母Lulu Mon Amour |
イギリスのW.ハガス厩舎に所属するアデイブは、3歳(2017年)6月にデビュー2戦目(芝1590メートル)で初勝利。3歳時はそのほかにクラス2のハンデ戦を含む2勝を挙げました。
4歳時はまず3月に高額賞金のリンカーンハンデ(クラス2のハンデ戦。芝1600メートル)でのちのクイーンアンS(G1)の勝ち馬ロードグリッターズを下して優勝すると、続いてベット365マイル(G2。芝1600メートル)も2馬身3/4差で制して重賞初制覇。しかしその後は5月のロッキンジS(G1)8着、10月のクイーンエリザベスⅡ世S(G1)12着、11月のチャーチルS(リステッド)3着と3連敗でシーズンを終えました。
昨年は初戦となった5月のハクスリーS(G2)4着の後、チークピーシーズを装着して臨んだ6月のウルファートンS(リステッド。芝1990メートル)では中団から鋭く伸びて、マジックワンドを差し切って優勝。続くヨークS(G2)では2着に終わりましたが、不良馬場のローズオブランカスターS(G3。芝2090メートル)を先行抜け出しの競馬で勝利すると、大一番のチャンピオンS(G1)でも中団から脚を伸ばして、勝ったマジカルから3/4馬身差の2着(そこから2馬身1/4差の3着にディアドラ)に健闘しました。
今年はオーストラリアに向かい、前走3月21日のランヴェットS(G1・オーストラリア。芝2000メートル)でシーズンをスタート。ここは逃げの手に出ると、追いすがるベリーエレガントを0.5馬身差しのぎ切って優勝。G1初制覇を果たしました。
せん9歳
HAPPY CLAPPER(AUS)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Teofilo 2004年生 |
父Galileo | 父Sadler's Wells |
母Urban Sea | ||
母Speirbhean | 父デインヒル | |
母Saviour | ||
母Busking 2000年生 |
父Encosta De Lago | 父Fairy King |
母Shoal Creek | ||
母Winifred's Prayer | 父Tierce | |
母Vale Nymph |
これで5年連続のクイーンエリザベスS(G1)出走となるハッピークラッパーは、オーストリアのP.ウェブスター調教師の管理馬。4歳(2015年)1月にデビュー6戦目(芝1250メートル)で初勝利を挙げ、5歳となった2015年12月にはヴィラーズS(G2。芝1600メートル)を内から抜け出して重賞初制覇。シーズン(2015-2016年)の後半にはドンカスターマイル(G1)でウィンクスの2着に入り、クイーンエリザベスS(G1)でも後方から追い上げて3着に健闘しました。
翌シーズンはコックスプレート(G1)におけるウィンクスの6着を含めて6連敗となっていましたが、2017年3月のニューマーケットハンデ(G3。芝1400メートル)を楽勝すると、続くドンカスターマイル(G1)では0.5馬身差の2着。続くクイーンエリザベスSはウィンクスの5着でした。
大きく飛躍したのは2017-2018年シーズン。2017年9月のエプソムハンデ(G1。芝1600メートル)を57キログラムのトップハンデで快勝してG1初制覇を果たすと、2018年3月にはカンタベリーS(G1。芝1300メートル)も制覇。さらにジョージライダーS(G1)におけるウィンクスの2着を経て向かったドンカスターマイル(芝1600メートル)では57キログラムの斤量を背負って、早め抜け出しから押し切って優勝。続くクイーンエリザベスSはウィンクスの3着でしたがシドニーのトップグループへと躍り出ました。
昨シーズンは、6戦してチッピングノートンS(G1)とアポロS(G2)の2着が最高着順でしたが、これはともにウィンクスが勝ち馬。シーズン最後のクイーンエリザベスSも4着でしたが、これも勝ったのはウィンクスでした。
9歳となった今シーズンは8月のウォリックS(G1)2着から始動し、ジョージメインS(G1)3着を経て、10月のクレイヴンプレート(G3。芝2000メートル)で久々の白星を記録。ただし、シーズン下半期の今年はアポロS3着、チッピングノートンS5着、そして前走、3月21日のジョージライダーS8着とやや精彩を欠いています。
せん5歳
TE AKAU SHARK(NZ)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Rip Van Winkle 2006年生 |
父Galileo | 父Sadler's Wells |
母Urban Sea | ||
母Looking Back | 父ストラヴィンスキー | |
母Mustique Dream | ||
母Bak Da Chief 2002年生 |
父チーフベアハート | 父Chief's Crown |
母Amelia Bearhart | ||
母Havitbak | 父Bakharoff | |
母Gold Nadjan |
ニュージーランドのS.オートリッジ&J.リチャーズ厩舎からデビューしたテアカウシャークは、3歳(2017年)9月の初戦(ニュージーランド。芝1100メートル)、10月の2戦目(ニュージーランド。芝1400メートル)と2連勝。3戦目のニュージーランド2000ギニー(G1・ニュージーランド)でも4着に入りました。
その後怪我で休養に入り、復帰したのは4歳となった2018年9月(この2018-2019年シーズンからJ.リチャーズ調教師の単独名義)。まず一般戦(ニュージーランド。芝1200メートル)を鋭く差し切ると、スプリングスプリントハンデ(G3・ニュージーランド。芝1400メートル)も差し切って重賞初制覇。さらに続くクープランズベーカリーズマイル(G2・ニュージーランド。芝1600メートル)では差した後もぐんぐんと差を広げて最終的には後続に6馬身もの差をつけて圧勝しましたが、体に痛みが出て再び休養に入りました。
その後、昨年8月のフォックスブリッジプレート(G2・ニュージーランド)で復帰して2着に入ると、そこからオーストラリアに向かい、トラムウェイS(G2・オーストラリア)2着、エプソムハンデ(G1・オーストラリア)では斤量が4キログラム軽かった勝ち馬に0.1馬身差まで迫る2着、さらにコックスプレート(G1・オーストラリア)でも大外からのスタートで最後方からの競馬となりながらもリスグラシューの3.5馬身差3着と好走しました。
シーズン下半期に入った今年は2月のBCDグループスプリント(G1・ニュージーランド。1400メートル)で始動して、これを後方から余裕を持って差し切り勝ち。その後、チッピングノートンS(G1・オーストラリア。芝1600メートル)も後方から素晴らしい末脚で差し切りましたが、続く前走3月21日のジョージライダーS(G1・オーストラリア)では前2走のような切れ味が見られず、逃げ切ったドリームフォースから1.5馬身差の3着に敗れました。
せん4歳
VOW AND DECLARE(AUS)
1代 | 2代 | 3代 |
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父デクラレーションオブウォー 2009年生 |
父War Front | 父Danzig |
母Starry Dreamer | ||
母Tempo West | 父Rahy | |
母Tempo | ||
母Geblitzt 2006年生 |
父Testa Rossa | 父ペルジノ |
母Bo Dapper | ||
母Aim For Gold | 父エンドスウィープ | |
母Young Vic |
オーストラリアのD.オブライエン調教師が管理するヴァウアンドディクレアは、3歳(2018年)10月にデビュー4戦目(芝2381メートル)で初勝利を挙げると、続いて芝1800メートルのリステッドレースも連勝しました。
その後は休養を挟んで昨年4月に復帰。4戦目のクイーンズランドダービー(G1)で2着に食い込むと、続くタタソールズC(G3。芝3000メートル)では2着馬よりも6キログラム軽い斤量だったとはいえ、直線で素晴らしい末脚を見せて3.25馬身差で快勝。重賞初制覇を果たしました。
今シーズンは10月のターンブルS(G1)4着の後、コーフィールドC(G1)では勝ったメールドグラースには一気にかわされましたが、そこからゴールまでしぶとく伸びて1馬身差の2着に健闘すると、続いて向かったメルボルンC(G1。芝3200メートル)では内の3番手追走から、直線でも最内から脚を伸ばして優勝。大一番でG1初制覇を果たしました。
そこからは休養を経て、前走今年3月7日のオーストラリアンC(G1)で復帰。中団から直線でまずまずの伸び脚を見せて、勝ったフィフティスターズから1.25馬身差の3着に入っています。
せん4歳
KOLDING(NZ)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Ocean Park 2008年生 |
父Thorn Park | 父スピニングワールド |
母Joy | ||
母Sayyida | 父Zabeel | |
母Eastern Princess | ||
母Magic Star 2003年生 |
父Danzero | 父デインヒル |
母Confidentially | ||
母This Way Up | 父Semipalatinsk | |
母Upside Down |
オーストラリアのC.ウォーラー厩舎に所属するコールディングは、3歳(2019年)1月にデビュー4戦目(芝1200メートル)で初勝利。シーズン後半には芝1300メートル、芝1250メートル、芝1500メートルと一般戦を3連勝して臨んだクイーンズランドギニー(G2。芝1600メートル)を後方から差し切って優勝。重賞初制覇を果たしました。
4歳となった今シーズンはトラムウェイS(G2)5着の後、ビルリッチーハンデ(G3。芝1400メートル)では日本産馬フィアースインパクトとの競り合いを制して優勝すると、続くエプソムハンデ(G1。芝1600メートル)は先行策から抜け出して、最後は斤量が4キログラム軽かったとはいえ、テアカウシャークの追い上げを0.1馬身差退けてG1初制覇。さらに総賞金750万オーストラリアドル(当時のレートで約5億8500万円)の4歳馬限定戦として創設された11月のゴールデンイーグル(芝1500メートル)では直線で何度も行き場を失う不利がありながらもゴール前で抜け出して優勝しました。
ただシーズン後半に入った今年は2月のエクスプレスウェイS(G2)4着、フューチュリティS(G1)5着、オールスターマイル7着と来て、前走4月4日のドンカスターマイル(G1)も直線でスムーズさを欠く場面があったとはいえ7着と4連敗となっています。
せん8歳
GAILO CHOP(FR)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Deportivo 2000年生 |
父Night Shift | 父Northern Dancer |
母Ciboulette | ||
母Valencia | 父Kenmare | |
母De Stael | ||
母Grenoble 2000年生 |
父Marignan | 父Blushing Groom |
母Madelia | ||
母Blue Wings | 父In The Wings | |
母Blue Rider |
ゲイローチョップはフランスのA.ワトリガン厩舎からデビュー。3歳時(2014年)にはギヨームドルナノ賞(G2・フランス。芝2000メートル)を含む重賞3勝を挙げました。翌4歳時は5月のイスパーン賞(G1・フランス)でこの年のヨーロッパ最優秀古馬ソロウの2着に入り、9月にはラクープドメゾンラフィット(G3・フランス。芝2000メートル)を4馬身差で快勝。その後、シーズン後半にはオーストラリアに遠征して、コックスプレート(G1・オーストラリア)こそウィンクスの8着に終わりましたが、続いて中6日で向かったマッキノンS(G1・オーストラリア。芝2000メートル)では逃げて、差し返す根性を見せて優勝。G1初制覇を果たしました。
5歳時はフランスとUAEで2走した後、腱を傷めて長期休養入り。その後、オーストラリアのD.ウィアー厩舎に移って復帰を果たすと、移籍後5戦目となった2017年11月のコーフィールドS(G1・オーストラリア。芝2000メートル)を逃げ切って優勝。続くコックスプレートではまたしてもウィンクスの5着に終わりましたが、シーズン後半にはランヴェットS(G1・オーストラリア。芝2000メートル)を2番手から抜け出して3馬身差で快勝したほか、クイーンエリザベスS(G1・オーストラリア)では逃げてウィンクスから3.8馬身差の2着に粘りました。
しかし、その後またしても以前と同じ腱を傷めて再び休養入りすると、その間にウィアー調教師が資格停止処分を受けたことで、現在のM.ウィリアムズ厩舎に移籍。約1年5か月ぶりの実戦となった昨年9月のマカイビーディーヴァS(G1・オーストラリア)で逃げて13着の後、アンダーウッドS(G1・オーストラリア)では3着に入りましたが、そこからはコーフィールドS7着、クリスタルマイル(G2・オーストラリア)9着、マッキノンS(G1・オーストラリア)11着、12月のキングストンタウンクラシック(G1・オーストラリア)は2着(ただしこのレースでは勝ち馬よりも斤量が9キログラムも重かった)。そこから休養を経て、前走3月28日のロイヤルパルマステークス(G3・オーストラリア)で今年初戦を迎えましたが、先行して最下位13着に終わっています。
せん6歳
KINGS WILL DREAM(IRE)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Casamento 2008年生 |
父Shamardal | 父Giant's Causeway |
母Helsinki | ||
母Wedding Gift | 父Always Fair | |
母Such Style | ||
母Road Harbour 1996年生 |
父ロドリゴデトリアーノ | 父El Gran Senor |
母Hot Princess | ||
母リバッサー | 父Riverman | |
母Nijinsky Star |
イギリスのM.ハモンド厩舎からデビューしたキングズウィルドリームは、3歳(2017年)7月に3戦目(イギリス。芝1600メートル)で初勝利。その後、所有権が変わって、オーストラリアのD.ウィアー厩舎に移籍しました。
オーストラリアでは2018年1月に初戦(芝1200メートル)を迎え、これを差して3馬身差で快勝すると、そこから5馬身差で圧勝した同年3月のモーニントンC(リステッド。芝2400メートル)まで5連勝を果たして2017-2018年シーズンを終えました。
2018-2019年シーズンは初戦となった8月のP.B.ローレンスS(G2)で後方から追い上げて4着の後、メムジーS3着、マカイビーディーヴァS2着、ターンブルS3着と3戦続けてG1で好走。しかし、コーフィールドC(G1)6着から臨んだコックスプレート(G1)のレース中に骨盤を骨折して競走を中止しました。
その後、現在のC.ウォーラー厩舎に移り、昨年8月のウォリックS(G1)で復帰(5着)。2戦目のマカイビーディーヴァSも8着でしたが、続くターンブルS(芝2000メートル)では中団から鋭く伸びて優勝。大怪我を乗り越えて、重賞初制覇をG1で飾りました。そこからはコーフィールドCに出走を予定していましたが、軽度の熱発のために同レースを回避。その後はコックスプレートがリスグラシューの6着、マッキノンS(G1)も6着でした。
今シーズンの後半に入った今年は2月のC.F.オーアS(G1)3着、ピーターヤングS(G2)2着とまずまずの走りを見せましたが、3月のオーストラリアンC(G1)は中団から伸びずフィフティースターズの10着。続く前走4月4日のドンカスターマイル(G1)は56.5キログラムのハンデで中団からじわじわと伸びて5着に入りました(4着は57キログラムのメロディベルで、0.2馬身差)。
牡5歳
IMAGING(GB)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Oasis Dream 2000年生 |
父Green Desert | 父Danzig |
母Foreign Courier | ||
母Hope | 父ダンシングブレーヴ | |
母Bahamian | ||
母Mirror Lake 2007年生 |
父Dubai Destination | 父Kingmambo |
母Mysterial | ||
母Reflections | 父Sadler's Wells | |
母Roupala |
アイルランドのD.ウェルド厩舎からデビューしたイメージングは、2歳(2017年)10月にデビュー2戦目(アイルランド。芝1400メートル)を9馬身半差で勝ち上がってシーズンを終了。3歳時にはテトラークS(リステッド・アイルランド。芝1400メートル)を制したほか、バリーリンチスタッド2000ギニートライアルSとノックアエアーS(ともにリステッド・アイルランド)でも2着に入りました。
昨年は始動戦となった4月のヘリテージS(リステッド・アイルランド。芝1600メートル)を制すと、その勢いで臨んだグラッドネスS(G3・アイルランド。芝1400メートル)も差し切って重賞初制覇。続くバーデナーマイレ(G2・ドイツ)でも2着に入りました。
その後、休養を経て迎えた10月のコンコルドS(G3・アイルランド)では2着と好走しましたが、続くクイーンエリザベスⅡ世S(G1・イギリス)で15着に大敗すると、現役馬セールでトレードされて、オーストラリアのC.ウォーラー厩舎に移りました。
オーストラリアでは今年2月のリヴァプールシティC(G3・オーストラリア)で初出走を迎えて8着の後、3月のエイジャックスS(G2・オーストラリア。芝1500メートル)では先行抜け出しの競馬で2つ目の重賞タイトルを獲得。しかし、続く前走4月4日のドンカスターマイル(G1・オーストラリア)では先行しましたが、直線で失速して16着に敗れました。
せん5歳
MASTER OF WINE(GER)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Maxios 2008年生 |
父Monsun | 父Konigsstuhl |
母Mosella | ||
母Moonlight's Box | 父Nureyev | |
母Coup de Genie | ||
母Magma 2010年生 |
父Dubai Destination | 父Kingmambo |
母Mysterial | ||
母Mahamuni | 父Sadler's Wells | |
母Or Vision |
マスターオブワインはイギリスのA.ボールディング厩舎からデビューし、去勢後の3歳(2018年)4月に3戦目(イギリス。芝1700メートル)で初勝利。しかしその後2連敗すると、オーストラリアのM&W&J.ホークス厩舎に移籍となりました。
オーストラリアでは2019年4月の初戦から5連敗となっていましたが、同年10月の一般戦(芝2000メートル)で移籍後初勝利を挙げると、続くタタソールズクラブC(リステッド。芝2400メートル)も差し切って連勝しました。
その後、シーズン下半期の初戦となった今年2月の一般戦(芝1400メートル)を楽々と制すと、続く前走3月14日のスカイハイS(G3。芝2000メートル)では不良馬場の中、先行策からあっさりと抜け出して3.5馬身差で優勝。重賞初挑戦初制覇を果たしています。
せん8歳
LIFE LESS ORDINARY(IRE)
1代 | 2代 | 3代 |
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父Thewayyouare 2005年生 |
父Kingmambo | 父Mr. Prospector |
母Miesque | ||
母Maryinsky | 父Sadler's Wells | |
母Blush With Pride | ||
母Dont Cross Tina 2004年生 |
父Cape Cross | 父Green Desert |
母Park Appeal | ||
母El Tina | 父Unfuwain | |
母Mashair |
イギリスのJ.オズボーン厩舎からデビューしたライフレスオーディナリーは、2歳(2014年)10月にデビュー2戦目(イギリス。オールウェザー1890メートル)を勝ってシーズンを終了。しかし、3、4歳時は14戦3勝(全て一般戦)と平凡な成績に終わり、その後、セールで新しいオーナーの手に移ったことで、オーストラリアのC.ウォーラー厩舎に移籍しました。
オーストラリアでの1シーズン目(2016-2017年)はウォガゴールドC(リステッド)の2着が目立つ程度でしたが、2シーズン目には前シーズンに2着だったウォガゴールドC(リステッド。芝2000メートル)に勝ち、キングストンタウンS(G3)とイースターC(G3)ではともに3着。全て6着以下でしたが、G1にも3度出走を果たしました。
昨シーズンは、昨年4月のドンカスターマイル(G1)8着まで8連敗となっていましたが、続く5月のA.D.ホリンデールS(G2。芝1800メートル)では不良馬場の中、中団から差し切って重賞初制覇。そこから中1週で向かったドゥームベンC(G1)でも後方からよく追い上げて2着に入りました。
今シーズンの前半はヒルS(G2)とクレイヴンプレート(G3)でともに3着に入ったものの5戦して未勝利。シーズン後半も2月のアポロS(G2)で始動して6着の後、チッピングノートンS(G1)はテアカウシャークの6着、スカイハイS(G3)はマスターオブワインの4着、そして前走3月28日のネヴィルセルウッドS(G3)も後方から伸びず6着と精彩を欠くレースが続いています。
4月11日(土曜)
出走取消
牝4歳
VERRY ELLEEGANT(NZ)
1代 | 2代 | 3代 |
---|---|---|
父Zed 2002年生 |
父Zabeel | 父Sir Tristram |
母Lady Giselle | ||
母Emerald Dream | 父デインヒル | |
母Theme Song | ||
母Opulence 2005年生 |
父Danroad | 父デインヒル |
母Strawberry Girl | ||
母Mulan Magic | 父King's Theatre | |
母Chalet Girl |
ベリーエレガントはニュージーランドでデビューし、3歳(2018年)8月の2戦目(ニュージーランド。芝1400メートル)から2連勝。この後オーストラリアのD.ウィアー厩舎に移籍すると、10月にはエシリアルS(G3。芝2000メートル)を差し切って重賞初制覇を果たしましたが、ウェイクフルS(G2)は5着、VRCオークス(G1)も7着でした。
その後、資格停止処分を受けたウィアー厩舎から現在のC.ウォーラー厩舎に移ると、シーズン下半期の初戦となったザヴァニティ(G3)は後方からの追い上げ及ばず2着でしたが、続く3月のファーラップS(G2。芝1500メートル)を3.5馬身差で快勝すると、そこからヴァイナリースタッドS(G1。芝2000メートル)とオーストラリアンオークス(G1。芝2400メートル)も差して連勝し、2つのG1を含む3連勝でシーズンを終えました。
今シーズンは8月のウォリックS(G1)9着、9月のジョージメインS(G1)4着の後、10月5日のヒルS(G2。芝2000メートル)では後方からよく伸びてウォリックSで敗れていたサマダウトを差して優勝。しかし、続いて向かったコックスプレート(G1)では序盤折り合いに苦しむ場面もあってリスグラシューの12着に敗れました。
シーズンの下半期は今年2月のアポロS(G2)4着の後、同月下旬のチッピングノートンS(G1)ではテアカウシャークに差されたもののよく粘って0.5馬身差の2着に入ると、続く3月21日のランヴェットS(G1)でもアデイブと直線で競り合って0.5馬身差の2着と好走。そこから中6日で向かった前走3月28日のタンクレッドS(G1。芝2400メートル)では後方から楽々と突き抜けてムスタジアーに4.3馬身差をつけて優勝。約1年ぶりのG1制覇を果たしました。
牝5歳
Melody Belle(NZ)
1代 | 2代 | 3代 |
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父コマンズ 1996年生 |
父デインヒル | 父Danzig |
母Razyana | ||
母Cotehele House | 父My Swanee | |
母Eight Carat | ||
母Meleka Belle 2009年生 |
父Iffraaj | 父Zafonic |
母Pastorale | ||
母Empress Belle | 父Sir Tristram | |
母Imperial Belle |
G1・10勝馬のメロディベルは、ニュージーランドのS.オートリッジ&J.リチャーズ厩舎からデビュー。2歳時(2016-2017年シーズン)からマナワツサイヤーズプロデュース(G1・ニュージーランド。芝1400メートル)を制するなど活躍してニュージーランドの最優秀2歳馬に輝きました。
翌シーズンは5戦してモンゴリアンカーントロフィー(G3・ニュージーランド。芝1200メートル)の1勝のみでしたが、2018-2019年シーズン(このシーズンからJ.リチャーズ調教師の単独名義)になると勢いを取り戻し、フォックスブリッジプレート(G2・ニュージーランド。芝1200メートル)、タージノトロフィー(G1・ニュージーランド。芝1400メートル)、ウィンザーパークプレート(G1・ニュージーランド。芝1600メートル)と3連勝。その後、一休みを挟んで迎えた昨年1月のレイルウェイハンデ(G1・ニュージーランド)とテレグラフハンデ(G1・ニュージーランド)は3着、16着に終わりましたが、2月のワイカトスプリントS(G1・ニュージーランド。芝1400メートル)を差して制すと、マオリS(G1・ニュージーランド。芝1600メートル)は外を回って快勝し、さらに重馬場のニュージーランドS(G1・ニュージーランド。芝2000メートル)も勝って3連勝。このシーズンはG1・5勝の大活躍で、ニュージーランドの年度代表馬に輝きました。
今シーズン(2019-2020年シーズン)は初戦となった8月のフォックスブリッジプレート(G2・ニュージーランド)は4着でしたが、続くタージノトロフィー(G1・ニュージーランド。芝1400メートル)を鋭く差し切ると、9月のウィンザーパークプレート(G1・ニュージーランド。芝1600メートル)、さらに10月のリヴァモルクラシック(G1・ニュージーランド。芝2050メートル)も余裕を持って制して、ホークスベイの三冠を史上初めて達成(ホークスベイ地区ヘイスティングス競馬場でのニュージーランドスプリングレーシングカーニバルで行われるG1を3連勝)。さらにエンパイアローズS(G1・オーストラリア。芝1600メートル)に勝ってG1・4連勝としましたが、続くマッキノンS(G1・オーストラリア)では直線での猛追及ばずマジックワンドの2着に終わりました。
シーズン後半に入った今年は2月のフューチュリティS(G1・オーストラリア)で始動して3着の後、オールスターマイル(オーストラリア)も直線で少しスムーズさを欠く場面があって3着。続く前走4月4日のドンカスターマイル(G1・オーストラリア)は57キログラムのトップハンデで、しかも終始外々を回る苦しい形になりながらも最後までよく粘って4着に入りました。
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。