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有力馬主、種牡馬紹介

馬主(有力馬主、種牡馬紹介)

  • クォック・シュウミンKwok Siu Ming

    1953年1月6日生まれ、香港出身。大学卒業後、香港政府の運輸省に勤務。同時に夫人とコスメショップ「ササ(莎莎)」を開業すると、これが徐々に経営が上向き、1984年に公務員を退職して、会社経営に専念する。現在ではSa Sa International Holdings Limitedとして、香港を中心にマカオ・中国・シンガポール・マレーシアに200店舗以上を展開。その会長兼CEOの座に就いている

    これまで共同名義を含めて20頭以上を所有。最初に所有したミスタービューティフルが2勝を挙げ、続くビューティープラスも4勝、馬主として幸先のいいスタートを切る。さらに3頭目となったハロープリティが2005-2006年シーズンにダービートライアル(香LG2)など重賞2勝を挙げると、2009-2010年シーズンにはビューティーフラッシュが香港クラシックマイルを勝利して香LG1初勝利。同馬はさらに翌シーズンの香港マイル(G1・香港)を皮切りに、G1・香LG1を立て続けに3連勝する。所有する馬の大半に英語で「Beauty」、中国語で「美麗」が付されている。

    また、夫人と子息の共同所有であるビューティーオンリーが2016-2017年シーズンの香港マイルを勝利し、子息の所有するビューティージェネレーションも2017-2018シーズンの香港マイルを皮切りにG1を7勝し、2017-2018年、2018-2019シーズンの香港馬王(年度代表馬)に選出された。この他にもフルオブビューティーなど、家族で多数の馬を所有する。

  • シウ・パックヮンSiu Pak Kwan

    香港出身。1970年代に精密部品メーカーを興し、その後不動産事業にも進出し、財を成した。日本企業との取引も多く、特に大手自動車メーカーや、遊戯機メーカーとの関係強化が事業の躍進に大きく寄与した。そのため、自身と、同じく香港で競走馬を所有する子息ともども日本語が堪能で、自身の香港での所有馬に“パチンコ”と命名したことも。

    約30年前に競馬と出会い、以降、オセアニアや香港での馬主活動を始めると同時に、繁殖牝馬の所有も開始。所有する繁殖牝馬の産駒の1頭が、香港において初期に所有したセルフフリットで、香港クラシックマイル(香LG1)を勝利するなど重賞を2勝し、2004年の安田記念(GⅠ)にも参戦した(10着)。

    現在まで香港でのG1勝利はないが、購入して香港に移籍させたドイツ2000ギニー(G2・ドイツ)馬イリアンが2010-2011年シーズン、2011-2012年シーズンの香港カップ(G1)で2着となった。同様に実績馬をトレードさせてくることが多く、現在もオーストラリアのG1ホース・クイーンズランドダービー馬のイーグルウェイ(2018年に香港のG2・香ジョッキークラブCを優勝)などを所有する。

    また、子息が所有するタイムワープが2017-2018年シーズンの香港カップ、香港ゴールドC(以上、G1・香港)を勝利。子息の妻名義のワイククも2018-2019シーズンの香港ダービーで2着となった。オーストラリアのニューサウスウェールズ州に生産、育成を行うエバーグリーンスタッドファームを所有するなど、家族全体が馬主としてだけでなく、総合的なホースマンとして高い熱意を持っている。

  • パン・スートンPan Sutong

    1963年生まれ、中国広東省出身。現代の香港における立身出世の一人。1976年に家族とともにアメリカに移住、その後、1984年に香港へと移ると、小さな会社を興して、パナソニックなどとの取引を開始。1993年には、家電製品の製造を請け負う松日集團(松日カラーディスプレイモニターカンパニー)を設立。2002年には香港の上場企業である英皇科技資訊(エンペラーテクノロジーベンチャー)を買収。さらに2008年には不動産業にも業務規模を拡大させ、社名も高銀金融(集團)有限公司(ゴールデンフィナンシャルホールディングス)に改名。現在もそのCEOを務める。

    馬事競技に造詣が深く、2010年には天津にゴールデンメトロポリタンポロクラブを設立。数々の国際大会を開催しているほか、2012年には国際ポロ連盟の副会長に選出された。

    馬主となったのは2011年からで、オーストラリアで重賞3着が2度あるオフハンディドを購入し、テイルウインドの名前で香港にてデビューさせた。同馬は3戦目で重賞実績馬相手に初勝利。続いて購入したのがアキードモフィードとゴールドファンで、前者は2012-2013年シーズンの香港ダービー(香LG1)と、2013-2014年シーズンの香港カップ(G1・香港)の2つのG1・香LG1を勝利。後者は2012-2013年シーズンの香港クラシックマイルなど香LG1・3勝を含む重賞8勝を挙げた。2017-2018年シーズンのクイーンエリザベスⅡ世C(G1・香港)で2着と活躍した所有馬のゴールドマウントは2019年にイギリスに再移籍し、長距離路線で活躍した。

  • 注記:重賞の格付けは、全てレース当時のもの
  • 注記:文中敬称略

文:土屋 真光

(2019年11月現在)

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