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●ポインセチア(Poinsettia)賞
ポインセチアは、中米原産のトウダイグサ科の常緑低木。茎の先端に一見花のように見えるものは苞(花を保護する部分)であり、その中央にある黄色い粒状が花序(花の集合)となっている。クリスマスシーズンには、苞の部分が赤くなり、下葉の緑と見事な調和を見せることから、欧米では「クリスマス・フラワー」の愛称で呼ばれ、この季節に欠かせない花となっている。花言葉は「祝福する」「私の心は燃えている」。
●再度山(ふたたびさん)特別
再度山は、神戸市中央部、中央区と北区の境界にあり、六甲山地の西側に位置する山。標高470m。一帯は再度公園として、散歩道、池などが整備され、都心に近いレクリエーションの場となっている。名の由来は、弘法大師が唐に仏教を学びに渡る際、航海の安全と学問の成就を祈ってこの山に登り、帰国後、感謝の意から再びこの山に登ったという故事による。
●堺(さかい)ステークス
堺は、大阪府南部にある市。平成18年に政令指定都市に移行した。摂津・河内・和泉の3国の境に位置していることから「さかい」と呼ばれるようになった。戦国時代には貿易港として、対明貿易や南蛮貿易など海外との交流拠点として発展した。当時の堺は世界でも珍しい環濠都市を形成し、自治都市として繁栄した。「百舌鳥(もず)古墳群」など古代の史跡や、歌人与謝野晶子の出身地としても有名。
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●千両(せんりょう)賞
千両は、暖地の山林に自生するセンリョウ科の常緑小低木。葉は対生し、長楕円形で粗い鋸歯がある。冬、枝頂に小球形の実が固まって赤熟する。鉢植え、正月用の生け花などに用いられる。ヤブコウジ科のマンリョウに対してつけられた和名。花言葉は「可憐」「裕福」「利益」。
●逆瀬川(さかせがわ)ステークス
逆瀬川は、武庫川水系の支流で、六甲山系の船坂峠東方に源を発し、兵庫県宝塚市を流れる川。また、阪急今津線には逆瀬川駅がある。流域には逆瀬川団地、逆瀬台などの名が点在している。
●ジャパン・オータムインターナショナル ジャパンカップダート(GI)
本競走は、平成12年に創設された日本初のダート国際招待競走。7年に中央競馬・地方競馬相互間の交流が飛躍的に拡大され、中央・地方の垣根を越えたダート重賞競走が一層注目を集めることとなった。交流競走で活躍した馬が、ドバイやアメリカの海外ダート競走に挑戦するといったケースも年々増し、これによりダート競走においても『ジャパンカップ』の様な国際競走を施行しようという機運が高まり、本競走が創設された。
なお、平成20年より施行場を東京競馬場から阪神競馬場へと移し、距離も1,800mに変更して争われている。
●北摂(ほくせつ)特別
北摂は、大阪府北西部、旧摂津国北部の地域。池田・豊中・箕面・吹田・茨木・摂津・高槻の7市と、豊能・三島の2郡で形成され、淀川西岸の沖積平野と千里山丘陵および老ノ坂山地からなる。交通が発達しており、大阪市の衛星都市として発展を遂げている。
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●三木(みき)ホースランドパークジャンプステークス
三木ホースランドパークは、平成6年に開園した兵庫県三木市別所町にある馬事施設。総合馬術競技場などの馬術を中心とした施設の他にも、キャンプ場や研修センター等がある。
●境港(さかいみなと)特別
境港は、鳥取県西部にある市。市名の由来である境港は、国内最大級の砂州である弓ヶ浜半島の北端に位置し、日本有数の漁獲高を誇る良港。紅ズワイガニを始めとして、アジ・サバ・イカなどが水揚げされる。また、漫画家水木しげるの出身地であることから、「鬼太郎に逢える町」としても有名。
●六甲(ろっこう)アイランドステークス
六甲アイランドは、兵庫県南東部、神戸市東灘区にある人工島。ポートアイランドに次いで造られた都市・港湾機能を備えた海上都市で、平成4年に埋め立てが完成。島の中心部には美術館や図書館、ファッションショップ、レストランなどの商業施設が建ち並んでいる。神戸新交通六甲ライナーのほか、六甲大橋によって神戸市街と結ばれている。
●朝日チャレンジカップ(GIII)
本競走は、昭和25年に『チャレンジカップ』の名称で創設された重賞競走。当初は2,400mのハンデキャップ戦だったが、27年に距離が2,000mに短縮され、翌28年に『朝日チャレンジカップ』と改称された。また、56年には負担重量が別定に変更された。
本年より、古馬中距離路線の一層の充実という観点から、施行時期9月から12月に移り、距離も2,000mから1,800mに変更された。
朝日新聞社は、東京など全国に4ヶ所の本社がある新聞社。明治12年(1879)の創刊。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。
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●エリカ(Erica)賞
エリカは、ツツジ科エリカ属の植物の総称。常緑の低木で、ツリガネエリカ・ジャノメエリカなど世界に約500種類ある。主に南アフリカに分布し、一部は地中海沿岸・北ヨーロッパに及ぶ。葉は小形で細く、スギの葉状。花は多くは小形の鐘状で淡紅色。花言葉は「博愛」「孤独」。
●オリオン(Orion)ステークス
オリオンは、南天の赤道上にある冬を代表する星座。大きく、明るい星が多いことから容易に見付けることができる。星座の中のベテルギウス(赤色の巨星)とリゲル(青白の巨星)はともに一等星。また、中央に斜めに並ぶミンタカ・アルニラム・アルニタクの三つ星はオリオンの帯として知られている。名は、ギリシャ神話に登場する巨人に由来する。海の神ポセイドンの子であるオリオンは、曙の女神エオスに愛されたが、サソリに刺されて死亡し、星座となった。後にサソリも星座になったため、オリオン座はサソリ座を恐れて常に距離を保っているという伝説がある。
●農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
本競走は、昭和24年に創設され、関西地区の2歳チャンピオン決定戦として平成2年まで『阪神3歳ステークス』の名称で施行されていた重賞競走。当初は1200mで行われていたが、35年に1,400mに延長され、37年以降は現行の1,600mで施行されている。平成3年には、2歳牝馬による競走に変更され、2歳牝馬のチャンピオン決定戦となった。また、13年からは『阪神ジュベナイルフィリーズ』と名称が変更された。
ジュベナイル(Juvenile)は、「少年・少女」を意味する英語。フィリー(Filly)は、牝馬、特に4歳までの牝馬のことをいう。また、この言葉には「社交界にデビューする少女(女性)」という意味も含まれている。
●御影(みかげ)ステークス
御影は、神戸市東灘区の地名。六甲山地の産する花崗岩は御影石として有名。海岸地域は酒造地となっている。名は、「沢の井」という泉に神功皇后が御姿を映して化粧をしたことに由来すると言われている。
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●猪名川(いながわ)特別
猪名川は、兵庫県南東部を流れる川。上流は屏風岩・竜化峡などの景勝地に恵まれた山紫水明の土地で、ハイキング・キャンプ地として親しまれている。
●摩耶(まや)ステークス
摩耶は、兵庫県神戸市灘区と北区の境にある六甲山地の山。標高702m。山上からは神戸港を始め大阪湾を一望できる。中腹には摩耶夫人(釈迦の母)をまつるとう利天上寺がある。
●リゲル(Rigel)ステークス
リゲルは、オリオン座のベータ星で、主星表面温度は12,000℃、明るさは太陽の26,000倍もある白色超巨星である。カペラ・アルデバラン・シリウス・プロキオン・ポルックスと共に「冬のダイヤモンド」を構成する。リゲルはアラビア語で「オリオン(巨人)の足」という意味。
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●高砂(たかさご)特別
高砂は、兵庫県南部の市。加古川河口にあり、播磨灘に面する。市街地は加古川河口西岸を占める。港と松の繁る景勝海岸が有名で、謡曲『高砂』に「高砂やこの浦船に帆を上げて……」と歌われる「相生松(あいおいのまつ)」が高砂神社に残っている。
●元町(もとまち)ステークス
元町は、神戸市中央区にある地名。商店街や商業施設が建ち並ぶ繁華街となっている。明治時代以降、「ハイカラ・ハイセンス」の代名詞としてその名を馳せると同時に、商業地域として発展してきた。
なお、元町にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ神戸がある。
●ベテルギウス(Betelgeuse)ステークス
ベテルギウスは、オリオン座のアルファ星で、明るさが変化する変光星。表面温度は3,800℃と低いが、大きさは太陽の600〜800倍もある超巨星である。プロキオン、シリウスと共に「冬の大三角形」を構成する。ベテルギウスはアラビア語で「オリオン(巨人)の腕」という意味。
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●江坂(えさか)特別
江坂は、大阪府吹田市南西部の地名。近年は商工業地区としても発展しており、北には千里ニュータウンや万博記念公園がある。
●赤穂(あこう)特別
赤穂は、兵庫県南西端に位置する市。市内には大石神社、花岳寺、大石良雄宅跡など『忠臣蔵』で知られる赤穂義士の史跡が多く残る。また、古くから塩田が栄えており、生産される塩は「赤穂の塩」として全国的に流通している。
●ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII)
本競走は、昭和59年に『ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス』の名称で創設された重賞競走。平成3年に牡・せん馬限定競走に変更されるとともに、距離が1,600mから2,000mに延長された。12年より出走資格が牝馬にも与えられ、中長距離路線を歩もうとする牝馬の出走も可能となった。
ラジオNIKKEIは、日経ラジオ社が運営する短波放送局の愛称。昭和29年に開局。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。
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●樅の木(もみのき)賞
樅の木は、マツ科の常緑大高木。日本特産で、本州・四国・九州の山地に自生する。樹皮は黒灰色。葉は線形で、小枝に2列に密生する。果実の松かさは直立して付く。庭木やクリスマスツリー、パルプ材に利用される。花言葉は「高尚」「崇高」。
●クリスマスキャロル(Christmas Carol)賞
クリスマスキャロルは、クリスマスを祝って歌う歌のこと。特にクリスマス・イブに盛んに歌われる。
●サンタクロース(Santa Claus)ハンデキャップ
サンタクロースは、クリスマスの前夜、子供達にプレゼントを届けるという伝説上の人物。名は、小アジア(トルコ)のリュキアの首都ミュラの司教聖ニコラウズの名がなまってアメリカに伝えられたことに由来する。ミュラでは祝日の前日に贈り物を交換する習慣があり、これがニューヨークに移住したオランダ系清教徒によって伝えられ、クリスマスプレゼントの習慣と混ざり合い、白い髭・赤い服・赤頭巾・長靴の老人として表現されるようになった。
●ギャラクシー(Galaxy)ステークス
ギャラクシーは、英語で「銀河、天の川」の意味。また、天文学の分野においては、天の川に象徴される我々の銀河系と同じ形態の恒星の大集団の意味も持ち、一般に直径数千光年から数十万光年の大きさの空間内に、100万から1兆にも及ぶ恒星と星間物質が密集しているものを指す。
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●万両賞
万両は、ヤブコウジ科の常緑小潅木。高さ約1m。葉は長楕円形で厚く光沢があり、夏に白色の小花をつけ、果実は球形。熟せば冬から春まで保ち観賞用とし、正月の生花とする。花言葉は「寿ぎ」「富」。
●リボン(Ribbon)賞
リボンは、紐状の織物のこと。勲章として用いられる他、衣服・帽子・頭髪や贈り物の装飾として結んだ形で使われることが多く、本競走は今年度を結ぶ意味で最終日に施行される。
なお、阪神競馬場が所在する宝塚市では、同市にゆかりのある漫画家手塚治虫の作品「リボンの騎士」をモチーフに、宝塚市観光大使サファイアが選出され活動している。
●近代競馬150周年記念阪神カップ(GII)
本競走は、近代競馬150周年を記念して施行される。
平成18年に創設された重賞競走。芝1,400mで争われる。中央競馬の競走体系は、段階的に短距離競走体系の整備が行われてきており、同体系のさらなる充実を図るため、スプリンターとマイラー双方が一堂に会する魅力を持つ競走として、本競走は施行されている。
●2012ファイナル(Final)ステークス
ファイナルは、「最終の、最後の」または「最後の勝負、決勝戦」を意味する英語。本競走は、今年度を締めくくる競走として施行される。
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