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特別レース名解説 5回 東京競馬
【第1日】 11月3日(祝・土)
●伊勢佐木(いせざき)特別
 伊勢佐木は、横浜市中区の地名および商店街。明治時代以来、横浜を代表する繁華街として発展してきた。現在、伊勢佐木町1丁目と2丁目は「イセザキモール」、3丁目から7丁目は「伊勢佐木町商店街」と呼ばれている。
 また、イセザキモール街の中にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるエクセル伊勢佐木がある。同施設は、館内の全席が有料のエクセルフロアとなっている。

●奥多摩(おくたま)ステークス
 奥多摩は、東京都西多摩郡にある町名およびその周辺部の山域。自然豊かな地域で、登山コースとして有名な御岳山や雲取山、関東最大級の規模を誇る日原鍾乳洞など多くの観光スポットが存在する。

●アルテミス(Artemis)ステークス(新設重賞)
 本競走は、2歳牝馬路線のさらなる充実を目的として、本年新設された2歳牝馬限定の重賞競走。芝1,600m、馬齢重量戦で争われ、2歳牝馬の頂点の競走である『阪神ジュベナイルフィリーズ』の関東地区の前哨戦として、位置づけられている。
 アルテミスは、ギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神。古代ギリシャでは、豊穣や多産の神として人々に信仰されてきた。

【第2日】 11月4日(日)
●百日草(ひゃくにちそう)特別
 百日草は、キク科の植物。別名はジニア。メキシコ原産で日本には江戸時代の末期に伝わった。花色は紅・紫・白・黄など多彩。開花時期が初夏から晩秋までと長いことからこの名が付いたと言われる。花言葉は「不在の友を思う」「幸福」「絆」。

●ユートピア(Utopia)ステークス
 ユートピアは、「空想上の理想的な社会」「理想郷」という意味の造語。ギリシャ語の「どこにもない(ou)場所(topos)」と、「良い(ep)場所(topos)」とを結び付けて造られたという説がある。イギリスの思想家トマス・モア(Thomas More)が、著書『ユートピア』の中で描いた法律・政治面などで完全無欠の社会の名に由来する。

●アルゼンチン共和国杯(GII)
 本競走は、昭和38年に日本とアルゼンチンの友好と親善の一環として、アルゼンチン・ジョッキークラブから優勝カップの寄贈を受け、『アルゼンチンジョッキークラブカップ競走』として創設された競走。49年にアルゼンチンの競馬がジョッキークラブから国の管轄に移管されたことに伴い、その翌年から現在の名称となった。創設時は4歳以上、2,300mの別定重量戦であったが、幾度かの条件変更を経て3歳以上、2,500mのハンデキャップ競走となり、現在に至っている。

【第3日】 11月10日(土)
●錦秋(きんしゅう)ステークス
 錦秋は、紅葉が錦の絵柄のように色鮮やかな秋の様子を表現した言葉。10月の時候の挨拶として「錦秋の候」などと用いられる。

●オーロ(Oro)カップ
 本競走は、盛岡競馬場と東京競馬場の姉妹提携を記念するとともに、地方競馬と中央競馬の友好・親善を図ることを目的として平成8年に創設された競走。盛岡競馬場のある岩手県は、「チャグチャグ馬コ」等に象徴されるように古くから馬事文化を培ってきた。なお、同競馬場には、地方競馬唯一の芝コースがある。
 競走名の「オーロ」とは、同競馬場の呼称である「オーロパーク」を指し、ラテン語で「黄金」を意味する。

●京王杯2歳ステークス(GII)
 本競走は、昭和40年に『京成杯3歳ステークス』として創設された競走。当初は中山競馬場1,200mで争われていたが、55年に東京競馬場の1,400mに改められた。
 京王電鉄は、東京都多摩市に本社を置く鉄道会社。本競走は、平成10年より同社から寄贈賞を受けて施行されている。

【第4日】 11月11日(日)
●tvk賞
 tvkは、横浜市に本社を置く、昭和47年開局のテレビ神奈川の略称。本競走は、平成2年より同社から寄贈賞を受けて施行されている。

●ノベンバー(November)ステークス
 ノベンバーは、英語で11月のこと。本来「9番目の月」を意味するが、古代ローマでは3月起算の暦を採用していたため3月から数えて9番目の月ということで現行暦では11月となっている。

●東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)
 本競走は、平成8年に創設された3歳以上馬によるダートの重賞競走。当初は2,100mの別定戦で行われていたが、12年にダート競走体系の整備が進められ、『ジャパンカップダート(GI)』が創設されたことに伴い1,600mに変更となった。また施行時期が従来の春季から秋季へ移設され、GI競走につながるステップ競走として位置付けられた。
 武蔵野は、東京都と埼玉県にまたがる洪積台地である武蔵野台地の略称。南は多摩川から、北は川越市付近まで広がる。
 東京中日スポーツは、中日新聞東京本社が発行するスポーツ紙。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行されている。

【第5日】 11月17日(土)
●秋陽(しゅうよう)ジャンプステークス
 秋陽は、秋の陽射しのこと。絵画、写真などの芸術や短歌、俳句などの文学において、秋陽をテーマとした多くの作品を見ることができる。

●西湖(さいこ)特別
 西湖は、山梨県南部にある淡水湖。面積は約2.1km2で富士五湖の中では精進湖の次に小さい。周辺には溶岩でできた洞窟が存在しており、蝙蝠(こうもり)穴や竜宮洞穴は国の天然記念物に指定されている。

●銀嶺(ぎんれい)ステークス
 銀嶺は、雪が降り積もって銀色に輝く嶺(みね)のこと。

●東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)
 本競走は、『東京3歳ステークス』を前身とする競走。43年より『府中3歳ステークス』と名称が改められ、59年には距離が1,800mとなった。平成8年に重賞競走に格上げされ、さらに9年より『東京スポーツ杯3歳ステークス』に名称が変更された。
 東京スポーツ新聞社は、東京都江東区に本社を置く新聞社。昭和43年に前身である国民タイムズが創刊された。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行されている。

【第6日】 11月18日(日)
●からまつ賞
 からまつは、日本の高地の日当りの良い土地に生えるマツ科の落葉高木。新緑、黄葉ともに美しい。新葉の形が唐絵のマツに似るので、江戸末期に植木屋が唐松と呼び始めたと言われている。

●晩秋(ばんしゅう)特別
 晩秋は、秋の終わりの頃を意味する言葉。また、陰暦9月の異称。「晩秋の候」などと時候の挨拶にも用いられる。

●霜月(しもつき)ステークス
 霜月は、陰暦11月の異称。現行暦では12月頃になる。霜が降りる月のため「霜降月(しもふりづき)」と言っていたものが、のちに省略して「霜月」と呼ばれるようになった。

【第7日】 11月24日(土)
●2012エクセレントジョッキーズ(Excellent Jockeys)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、昭和62年に創設された国内外の一流ジョッキーがポイント制で騎乗技術を競い合うワールドスーパージョッキーズシリーズ全4競走のうちの第1戦。
 エクセレントは、英語で「優秀な」を意味する。

●オリエンタル(Oriental)賞
 オリエンタルは、英語で「東洋的」「東洋風」を意味する言葉。また、「(宝石が)上質の、光沢が美しい」という意味もある。

●2012ファンタスティックジョッキーズ(Fantastic Jockeys)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、ワールドスーパージョッキーズシリーズの第2戦。
 ファンタスティックは、英語で「非常に素晴らしい」「感動的な」を意味する。

【第8日】 11月25日(日)
●ベゴニア(Begonia)賞
 ベゴニアは、シュウカイドウ科ベゴニア属の植物の総称。原種は熱帯・亜熱帯に分布し、その数は2,000種余と言われている。葉は左右不相称で、色彩・模様・形状など変化に富み、花色も淡紅色・白・黄・赤・紫など多彩。花言葉は「愛の告白」「親切」「片思い」。

●2012マーヴェラスジョッキーズ(Marvelous Jockeys)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、昭和62年に創設された国内外の一流ジョッキーがポイント制で騎乗技術を競い合うワールドスーパージョッキーズシリーズ全4競走のうちの第3戦。
 マーヴェラスは、英語で「驚くほど素晴らしい」を意味する。

●キャピタル(Capital)ステークス
 キャピタルは、英語で「首府」「首都」「(中央官庁のある)都市」を意味する言葉。東京競馬場は、日本の首都・東京の府中市に所在する。

●2012プロミネントジョッキーズ(Prominent Jockeys)トロフィー(国際騎手招待)
 本競走は、ワールドスーパージョッキーズシリーズの最終戦。本競走を終了した時点で最も多くのポイントを獲得した騎手が優勝となる。
 プロミネントは、英語で「卓越しているさま」を意味する。

●ジャパン・オータムインターナショナル ジャパンカップ(GI)
 本競走は、昭和50年代前半に「世界に通用する強い馬づくり」が提唱され、日本でも国際競走を施行し、外国から強豪を招待して我が国のサラブレッドと競わせようという機運が盛り上がり、56年に創設された。初年度はアメリカ・カナダ・インド・トルコ(招待馬デルシムは来日後故障のため不参加)の4ヶ国から合計8頭を招待して施行された。第2回からはヨーロッパとオセアニア地区も招待の対象とし、参加国の多彩さで世界一の競走と呼ばれるようになり、競馬のオリンピックとして評価を高めた。近年では、ヨーロッパを中心とした有力馬の参加により、主要な国際競走の1つとして認知されているとともに、国内最高賞金の競走でもある。