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特別レース名解説 3回 東京競馬
【第1日】 6月2日(土)
●稲城(いなぎ)特別
 稲城は、東京都多摩地域にある市。昭和46年市制施行。同市は、ニュータウンの建設、交通網の発達により、急速な発展を遂げている。北側を流れる多摩川と平行して、南側には多摩丘陵があり、中央部には三沢川が流れ、市を北西部と南東部に二分している。特産品は、梨やぶどう。

●由比ヶ浜(ゆいがはま)特別
 由比ヶ浜は、神奈川県鎌倉市南部の相模湾に面する海岸。同市を流れる滑川河口の西側の海岸とその周辺を「由比ヶ浜」、東側を「材木座海岸」という。夏には湘南を代表する海水浴場として多くの海水浴客で賑わう。

●麦秋(ばくしゅう)ステークス
 麦秋は、麦の熟する頃のこと。初夏の頃を指す。早熟の麦は晩春から黄熟するが、一般的に立春から数えて120日前後の5月下旬が麦の収穫時期とされている。

【第2日】 6月3日(日)
●青梅(おうめ)特別
 青梅は、東京都北西部、多摩川の中流域に位置する市。昭和26年市制施行。江戸時代には甲州街道の裏街道として知られる青梅街道の宿駅がおかれた。青梅マラソンが行われることでも有名。

●ホンコンジョッキークラブトロフィー
 ホンコンジョッキークラブは、1884年に創設された競馬統括団体。当初は非営利団体であったため、剰余金は慈善事業に寄付されていたが、1959年にホンコンジョッキークラブリミテッドが設立され、寄付金の配布を行うようになった。その後、1960年に地域への貢献が認められ、エリザベス女王より「ロイヤル」の称号が与えられ「ロイヤル ホンコン ジョッキークラブ」となるが、本土の中国への返還に伴い、1996年に旧来の名称に戻った。現在、同団体は、国会議員、財界の有力者など12名で構成された理事会(ボード オブ スチュワード)を中心に、競馬施行・発売・免許・登録など競馬に関する全ての実務を行っている。競馬は、ナイター競馬で有名なハッピーバレー競馬場と香港郊外にあるシャティン競馬場の2ヶ所で施行されている。12月に行われる国際競走には日本からも毎年多数の馬が参戦し、また香港から日本への遠征馬も近年増えており、両国の交流は益々盛んになっている。

●農林水産省賞典安田記念(GI)
 本競走は、明治、大正、昭和にわたって競馬に携わり、大正12年の競馬法制定(勝馬投票券の公認)や、東京優駿(日本ダービー)の創設などに尽力した日本中央競馬会の初代理事長である安田伊左衛門氏の功績を称え、昭和26年に創設された。当初は『安田賞』として施行されていたが、氏の没後の33年に現在の名称に変更された。59年にGI競走として格付けされ、マイラーにとって最高峰のレースとして位置付けられている。

●ユニコーンステークス(GIII)
 本競走は、平成8年に創設された重賞競走。中央競馬の3歳馬競走は、クラシック5大競走を頂点とした芝の競走体系が中心であったが、ダート適性馬が年間を通じて出走機会を確保できることを目的として同年にダート競走体系の改善が図られた際に、3歳馬による初のダート重賞競走として本競走が創設された。12年までは秋の中山競馬場で1,800mの定量戦として施行されてきたが、13年に春の東京競馬場に舞台を移し、1,600mの別定重量で施行されるようになった。
ユニコーン(Unicorn)は、ヨーロッパの伝説上の動物。馬の体をしており、ねじれた一本の角を持つ。神聖な力と純潔の象徴とされ、その角には邪気を払い、いかなる病気も治す力があると信じられていた。

【第3日】 6月9日(土)
●東京ジャンプステークス(J・GIII)
 本競走は、平成11年に創設された障害重賞競走。『中山大障害』、『京都大障害』に次いで昭和31年に創設された『東京障害特別(秋)』が前身で『東京オータムジャンプ』という名称で施行されていた。平成21年より施行時期を10月から6月に移し、競走名を改称して施行されている。

●稲村ヶ崎(いなむらがさき)特別
 稲村ヶ崎は、神奈川県鎌倉市、由比ヶ浜と七里ヶ浜の間にある岬。元弘3年(1333)の新田義貞の鎌倉攻めの際、太刀を海中に投じて干潮を竜神に祈り、この岬の干潮時に海側から攻め込んだことで知られている。

●江の島(えのしま)特別
 江の島は、神奈川県藤沢市、片瀬川河口にある周囲約4qの陸繋島。鎌倉時代に源頼朝が弁財天を勧請(かんじょう)して以来、行楽地として親しまれてきた。島内には海食台地である稚児ヶ淵や江島神社など多くの観光スポットがある。

●アハルテケステークス
 アハルテケ(Akhal‐Teke)は中央アジアで生産されている品種の馬。原産地はトルクメニスタン。毛は金色の光沢を放ち、「黄金の馬」と呼ばれる。また、非常に持久力に富み、一日に千里を走るという中国歴史上の名馬、汗血馬の子孫ともいわれる。なお、京王電鉄競馬場線「府中競馬正門前駅」の入り口にはこの馬の銅像が建てられており、待ち合わせスポットとして利用されている。

【第4日】 6月10日(日)
●三浦(みうら)特別
 三浦は、神奈川県南東部、三浦半島最南端に位置する市。市の西側は相模湾、東側は浦賀水道、南側は太平洋に面している。キャベツ・ダイコン・スイカなどの畑作が盛ん。また、市内にある三崎漁港は遠洋漁業の拠点となっており、日本有数のマグロの水揚げ量を誇っている。

●ジューン(June)ステークス
 ジューンは英語で6月の意。ローマ神話に出てくる最高の女神で、家庭の守護神ジュノー(Juno)の祭典が6月初めに行われたことから、ジューンブライドの語源となった「June marriages are happy.(6月の結婚は幸せ)」という諺が生まれた。

●エプソムカップ(GIII)
 本競走は、東京競馬場と姉妹競馬場の関係にあるイギリスのエプソム競馬場との交換競走として創設された。昭和58年に東京優駿(日本ダービー)が50回を迎えたのを機に、東京競馬場とイギリスのダービー施行競馬場であるエプソム競馬場が姉妹競馬場として提携した際、互いに記念植樹(東京から桜を贈り、エプソムからは柏が贈られた)とカップの交換を行った。現在日本では本競走が、またエプソム競馬場では『The JRA Condition Stakes』が行われ、両競馬場およびJRAと英国ジョッキークラブの親善を図っている。創設以来ハンデキャップ競走として行われてきたが、平成8年から別定重量に変更され現在に至っている。
 エプソム競馬場(Epsom Race Course)は、ロンドンから南に約27キロメートルのサリー州エプソムダウンズにある競馬場。同競馬場では、英国ダービーの他、英国オークス、コロネーションカップが施行されている。