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特別レース名解説 3回 新潟競馬
【第1日】 8月11日(土)
●瓢湖(ひょうこ)特別
 瓢湖は、新潟県阿賀野市にある灌漑用溜池。毎年10月上旬にシベリアより数千羽の白鳥が訪れ、白鳥飛来地として国の天然記念物に指定されている。名は、同湖が完成した当時、湖の南側にもう一つ小池があり、大小二つの四角い池が瓢箪(ひょうたん)の形をしていたことに由来する。

●信濃川(しなのがわ)特別
 信濃川は、新潟・長野両県にまたがる全長約367kmの日本最長の川。関東山地の甲武信岳に源を発し、長野盆地、越後平野を経て、新潟市で日本海に注ぐ。上流を千曲川、犀川と呼び、二つの川が合流する地点が古戦場として有名な川中島である。

●長岡(ながおか)ステークス
 長岡は、新潟県中部にある市。信濃川の下流に位置することから古くより河川交通が発達し、活発な商業活動が行われていた。花火大会が有名で、市の中心を流れる信濃川では、毎年8月に「長岡まつり」が開かれ、多くの観光客で賑わう。

【第2日】 8月12日(日)
●出雲崎(いずもざき)特別
 出雲崎は、新潟県中部の町名。もとは北陸街道の宿駅で、佐渡への官船往来の港。日本で初めて石油掘削の機械方式を用い成功した場所である。また、江戸時代の僧、良寛和尚の生地でもある。

●瀬波温泉(せなみおんせん)特別
 瀬波温泉は、新潟県村上市の日本海側にある温泉の名称。泉質は塩化物泉。明治37年(1904)に蒲原平野の北端で油井を掘削していたところ、地下約250mに達したとき温泉が噴出したのが始まりとされる。豊富な湯量と温度の熱さが特徴。

●サマーマイルシリーズ関屋記念(GIII)
 サマーマイルシリーズの第2戦。
 本競走は、旧新潟競馬場の所在地「関屋」の名を残すため、昭和41年に創設された重賞競走。当初は距離2,000mのハンデキャップ競走として施行されていたが、50年にはマイルの重賞競走となり、58年からは負担重量が別定に変更されて現在に至っている。
 旧新潟競馬場は新潟市関屋字青山下百問割にあったが、戦後長期間にわたって中央競馬は開催されていなかった。昭和30年代後半になると競馬再開の機運が高まり、40年に新潟市東部の現在地に新たに新潟競馬場が完成し、22年ぶりに中央競馬が再開された。

【第3日】 8月18日(土)
●新潟ジャンプステークス(J・GIII)
 本競走は、平成11年に創設された障害重賞競走。別定競走として芝3,250mで施行されている。8箇所に設置されたハードル障害を合計11回飛越する。ホームストレッチでは1周目に3回、2周目に1回の計4回障害飛越が行われ、競走馬の障害飛越を間近で見ることが出来る迫力ある競走となっている。

●柏崎(かしわざき)特別
 柏崎は、新潟県中部の日本海に面した市。古来より北国往還の要衝で、人々の往来や文化の伝播、物資の移動が活発に行われてきた。現在は機械・金属・硝子・製材工業が盛んである。また、海水浴場が多くあり、夏は海水浴客で賑わう。

●月岡温泉(つきおかおんせん)特別
 月岡温泉は、新潟県新発田市にある温泉の名称。大正期に石油採掘のボーリング作業中、硫化水素泉が偶然噴き出たことがきっかけで温泉地となった。硫黄成分の含有量が多く、美人の湯として有名。

●BSN賞
 BSNは、本社を新潟市に置く新潟放送の略称。ラジオは昭和27年の開局、テレビは33年の開局で共にTBS系列。本競走は、40年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

【第4日】 8月19日(日)
●古町(ふるまち)特別
 古町は、新潟市中央区の地名。新潟最大の繁華街で、多くの商店や飲食店などが立ち並ぶ。

●妙高(みょうこう)特別
 妙高は、新潟県南西部の市。また、新潟県南西部にある複式火山の名称。標高は2,454m。古くから霊山として信仰された。越後富士とも呼ばれ、上信越高原国立公園に含まれる。妙高山は円形カルデラの中にある中央火口丘で、東部には太田切川・白田切川の火口瀬がある。

●天の川(あまのがわ)ステークス
 天の川は、晴れた夜空に帯状に見える無数の恒星の集まり。夏から秋に最もよく見える。中国には、牽牛郎(牽牛星)と織姫(織女星)が7月7日に天の川を渡って、年に一度だけ出会う『牛郎織女』という伝説がある。また、ギリシャ神話では、英雄ヘラクレスが赤子のとき、女神ヘラの乳房を強く吸ったため乳がほとばしり、このとき飛び散った乳が天の川になったという。そのため、ギリシャ語では天の川をガラクシアス(乳の川)と呼ぶ。英語のミルキーウェイ(Milky Way)はこれに由来する。

【第5日】 8月25日(土)
●雷光(らいこう)特別
 雷光は、稲光・稲妻のこと。直線1,000mのコースを、各馬が雷の光のように一瞬で駆け抜ける様をイメージして名付けられた。

●阿賀野川(あがのがわ)特別
 阿賀野川は、新潟・福島両県にまたがって流れる全長約210kmの川。猪苗代湖に源を発する日橋川と尾瀬沼に発する只見川とが合流し、新潟市東部で日本海に注ぐ。流域には豊富な水量を利用した水力発電所が多く、電源地帯を形成している。

●朱鷺(とき)ステークス
 朱鷺(とき)はコウノトリ目トキ科の鳥。学名は「ニッポニア・ニッポン」。全長約80cmで、全体的に白みを帯びているが、繁殖期には頭から背のあたりが灰黒色になる。顔と脚は赤く、頭には冠羽がある。クチバシは黒く、下方に曲がっている。高い木の上に巣を作り、水田や湿地でタニシやドジョウを捕食する。日本国内では、明治時代の中頃まで各地に生息していたが、昭和56年に野生のものは絶滅した。国際保護鳥であり、国の特別天然記念物でもある。佐渡市の「佐渡トキ保護センター」では、保護・増殖が行われている。

【第6日】 8月26日(日)
●両津湾(りょうつわん)特別
 両津湾は、新潟県佐渡島の北東部にある湾。定置網の漁場としては日本有数。イナダやブリなどの漁獲が多い。湾奥には両津港がある。

●朝日岳(あさひだけ)特別
 朝日岳は、新潟県と山形県の境にある朝日山地の総称。大朝日岳(標高1,871m)、小朝日岳(標高1,647m)、西朝日岳(標高1,814m)などからなり、一帯は磐梯朝日国立公園に属する。南端部からは飯豊山地がほぼ直角に連なっている。

●新潟2歳ステークス(GIII)
 本競走は、昭和43年に2歳のオープン特別として創設された競走。56年に重賞競走に昇格した。平成9年には距離が1,200mから1,400mへと延長され、さらに14年からは1,600mとなり現在に至っている。新潟競馬の2歳チャンピオンを決定する競走である。

【第7日】 9月1日(土)
●浦佐(うらさ)特別
 浦佐は、新潟県南魚沼市の地名。一帯は上越の深雪地帯で、スキー場が数多くある。

●弥彦(やひこ)特別
 弥彦は、新潟県中部にある村。弥彦村と長岡市にまたがってそびえる弥彦山は、佐渡弥彦米山国定公園の中核をなす標高634mの山で、山頂からは日本海を隔て佐渡島までが一望できる。また、新潟県で最初に朝日が当たる場所と言われている。

●越後(えちご)ステークス
 越後は、旧国名で、北陸道七ヶ国の1つ。現在の新潟県の佐渡を除く全域にあたる。越(こし)国が、越後、越中、越前に分けられたことにより成立した。

【第8日】 9月2日(日)
●三国(みくに)特別
 三国は、新潟県南東部、南魚沼市の清津川峡一帯の通称。かつて三国街道に沿って三国三宿と呼ばれる宿場町があり、大いに栄えた。江戸時代の三国街道は、参勤交代路として関東(中山道の高崎以北)と越後を結ぶ、五街道に次ぐ主要な街道であった。

●稲妻(いなずま)特別
 稲妻は、空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。1回の放電量は数万〜数十万アンペア、電圧は1〜10億ボルトに及ぶ。動作が非常にすばやいことや、時間の極めて短いことの例えにも用いられる。

●近代競馬150周年記念サマー2000シリーズ農林水産省賞典新潟記念(GIII)
 近代競馬150周年を記念して施行される、サマー2000シリーズの最終戦。
本競走は、昭和40年の新潟競馬再開と同時に創設された重賞競走。当初より3歳以上、2,000mのハンデキャップ競走として争われている。40年代には秋に施行されていたこともあったが、49年以降は夏季に行われており、夏の新潟競馬の総決算として定着している。

●新発田城(しばたじょう)特別
 新発田城は、新潟県新発田市にある城。周囲に菖蒲(あやめ)が多く咲いていたため、菖蒲城とも呼ばれる。鎌倉時代に新発田氏により築城されたのが始まりで、江戸時代には溝口氏の居城となっていた。その後、明治時代に表門と二の丸隅櫓を残して破却されたが、平成16年に三階櫓と辰巳櫓が復元され、新発田市のシンボルとなっている。また、三階櫓の屋根には三匹の鯱が飾られており、これは全国的にも例がない珍しいものである。