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特別レース名解説  2回 阪神競馬
【第1日】 3月24日(土)
●君子蘭(くんしらん)賞
 君子蘭は、ヒガンバナ科クンシラン属の植物の総称。南アフリカが原産で、日本には明治時代に伝わった。春、花茎の頂に広漏斗状の大形の花をつける。花言葉は「情け深い」「誠実」。

●鳴門(なると)ステークス
 鳴門は、四国の東端、徳島県北東部の市。かつては製塩業で発展し、現在は製薬・養殖業・農業が盛ん。
 同市の東側に位置する鳴門海峡は、徳島県鳴門市孫崎と兵庫県の淡路島の門崎との間の海峡。内海側の播磨灘と外洋側の紀伊水道との干満による海面差が大きいことから、潮の流れが急で、渦潮を生じる。

●毎日杯(GIII)
 本競走は、昭和29年に創設された重賞競走。当初は『東京優駿(日本ダービー)』の直後に施行されていたが、46年に施行時期を繰り上げ、『皐月賞』前の3月に行われるようになった。平成19年より2,000mから1,800mに距離が変更されている。
 毎日新聞社は、東京・大阪・北九州・名古屋に本社を置く新聞社。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行される。

【第2日】 3月25日(日)
●四国新聞杯
 四国新聞社は、香川県高松市に本社を置く新聞社。四国新聞は、明治22年(1889)に『香川新報』として創刊された。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行される。

●心斎橋(しんさいばし)ステークス
 心斎橋は、大阪市中央区にある街。または、大阪の長堀川に架かっていた橋。現在は陸橋となっている。長堀川を開削したうちの一人、岡田心斎が長堀川に橋を架けたことが名称の由来とされている。周辺は百貨店などが立ち並ぶ繁華街となっている。平成9年の長堀再開発により、地下のショッピングモール「クリスタ長堀」が完成。このときに心斎橋の一部が再利用され、中央分離帯などに橋の欄干が使われた。

●六甲(ろっこう)ステークス
 六甲は、六甲山、または神戸市灘区の地名のこと。六甲山は周辺の鉢伏山、鉄拐山、石楠花山、摩耶山などと六甲山地を形成し、その最高峰に位置している。標高931m。周辺にはゴルフ場、植物園などの娯楽・保養施設が整い、山麓には有馬温泉、武田尾温泉が湧出、山地全体は瀬戸内海国立公園に属する、阪神地区を代表する観光地である。

【第3日】 3月31日(土)
●アザレア(Azalea)賞
 アザレアは、ツツジ科の常緑低木。花は大形で、色は桃、紅、白など多彩。日本・中国の原種がヨーロッパで改良され、その品種の数は150以上にのぼる。花言葉は「愛の喜び」「自制心」。

●ラジオ関西賞仲春(ちゅうしゅん)特別
 ラジオ関西は、兵庫県神戸市に本社を置く、昭和27年に民放ラジオ10番目の局として開局した放送局。従来の「AM神戸」を平成17年1月1日から「ラジオ関西」へ完全移行・統一した。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行される。
 仲春は、春3ヶ月の真ん中の月の意で、陰暦2月の異称。

●コーラル(Coral)ステークス
 コーラルは、英語でサンゴのこと。サンゴは、サンゴ科サンゴ属の腔腸動物の総称。また、その骨軸。個虫が集まって樹状の群体をつくったものは、宝石として珍重されることもある。

【第4日】 4月1日(日)
●難波(なんば)ステークス
 難波は、大阪市の中央区から浪速区にまたがる地名。なんば駅を中心とする一帯のこと。道頓堀・千日前などとともに「ミナミ」と称される繁華街をなす。
 なお、ミナミの中心施設でもある「なんばパークス」内には、JRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ難波がある。

●マーガレット(Marguerite)ステークス
 マーガレットは、カナリア諸島原産のキク科の多年草。夏に中央が黄色で周囲が白色の花が咲く。花言葉は「心に秘めた恋」「誠実」。

●産経大阪杯(GII)
 本競走は、昭和32年に『大阪杯』として創設された重賞競走。幾度かのレース冠名変更を経て、『産経大阪杯』となった。当初は1,800mで施行されていたが、47年より現在と同じ2,000mで施行されている。56年に施行時期が3月上旬から約1ヶ月繰り下げられたことにより、近年は春の中長距離路線を歩む馬たちにとって重要な1戦となっている。
 産経新聞社は、東京と大阪に本社を置く新聞社。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行される。

【第5日】 4月7日(土)
●白鷺(しらさぎ)特別
 白鷺は、白色のサギ科の鳥の総称。日本にはダイサギ、チュウサギ、コサギなどが生息している。世界文化遺産で国宝の姫路城は、その白亜の美しさから「白鷺城」の別名がある。

●忘れな草賞
 忘れな草は、ヨーロッパ原産のムラサキ科の多年草。春、尾状に巻いた花序を出し、青紫色の小花をつける。英名は、フォゲットミーノット(forget−me−not)。名はドイツの悲恋物語に登場する騎士ルドルフの言葉に由来する。ルドルフは恋人ベルタのためにドナウ川の岸辺に咲くこの花を採ろうとしたが、足を滑らせて川に流されてしまう。沈みゆくなかでベルタに向かって花を投げ、「私を忘れないで」という言葉を残して命を落としていったことからこの名が付いたとされる。花言葉は「真の愛」。

●サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GII)
 本競走は、昭和33年に創設された重賞競走。創設以来12月に施行されていたが、牝馬競走体系の整備に伴い、平成18年より開催時期を4月に変更して施行されている。『ヴィクトリアマイル』に向けた前哨戦である。
 サンケイスポーツは、東京と大阪に本社を置く産経新聞社が発刊するスポーツ紙。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行される。

【第6日】 4月8日(日)
●播磨(はりま)特別
 播磨は、旧国名のひとつ。山陽道に属し、現在の兵庫県の南西部にあたる。播州(ばんしゅう)とも呼ばれる。

●山陽(さんよう)特別
 山陽は、山陽地方、または山陽道の略。山陽道は古代に定められた五畿七道の1つで、現在の中国地方の瀬戸内海側のこと。播磨(はりま)・美作(みまさか)・備前(びぜん)・備中(びっちゅう)・備後(びんご)・安芸(あき)・周防(すおう)・長門(ながと)の8ヶ国からなる広域行政区画、およびそれらを貫く幹線道路を指した。現在、山陽と呼ばれる地域は中国山脈の南、瀬戸内海側の地域で岡山・広島両県と山口県の中南部を指すが、兵庫県南部を含めることもある。

●大阪−ハンブルクカップ
 本競走は、大阪市と友好都市提携しているドイツ・ハンブルク市と、競馬を通じて国際親善を深める目的で平成9年に創設された交換競走。
 ハンブルクは、ドイツの北西部に位置するドイツ第二の都市。

●桜花賞(GI)
 本競走は、イギリスの『1000ギニー』に範をとり、昭和14年(1939)に『中山4歳牝馬特別競走』として創設された。当初は中山競馬場で距離1,800mで争われていたが、22年に京都競馬場に舞台を移し、距離を1,600mとしたのを機に競走名を『桜花賞』とした。その後、25年に施行場が阪神競馬場に移され、現在に至っている。
 牝馬3冠競走(桜花賞・優駿牝馬・秋華賞)の第一関門となっている本競走は、その名のごとく桜の咲き誇る季節に、幾多の名勝負と名牝を生み出してきた。なお、本競走の4着までの馬には優駿牝馬(オークス)への優先出走権が与えられる。

●梅田(うめだ)ステークス
 梅田は、大阪市北区西部の一地区。明治7年(1874)に現在のJR大阪駅が開設されてから急速に発展し、JR、阪急電鉄、阪神電鉄、地下鉄、バスなどが集中する大ターミナルとなった。難波を中心とした一帯を「ミナミ」と呼ぶのに対して「キタ」呼ばれる地域の中心地となっている。主要ビルは地下街で連絡し、隣接する曾根崎地区まで歓楽街が続いている。
 なお、梅田にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ梅田がある。

【第7日】 4月14日(土)
●はなみずき賞
 はなみずきは、ミズキ科の落葉小高木。別名アメリカヤマボウシ。春に4枚の紅または白色の苞のある花を咲かせ、秋に赤い実をつける。明治45年(1912)に当時の東京市がワシントンD.C.にソメイヨシノを贈った際、その返礼として、大正4年(1915)に日本に贈られたのが始まりとされる。花言葉は「私の想いを受けてください」「華やかな恋」。

●千種川(ちくさがわ)特別
 千種川は、中国山地を源とし、兵庫県の南西部を流れる川。環境省によって選定された名水百選のひとつ。赤穂市の全給水量のおよそ半分を賄っている。

●アンタレスステークス(GIII)
 アンタレス(Antares)は、さそり座のアルファ星。ギリシャ語で「火星に対するもの」の意味を持つ。
 創設された平成8年は6月に阪神競馬場で施行されたが、9年に京都に移設され、出走資格も3歳以上から4歳以上に変更されている。また、負担重量は14年まではハンデ戦であったが、15年より別定に変更となった。重賞競走の配置変更により、本年より再び阪神競馬場にて施行される。

【第8日】 4月15日(日)
●蓬莱峡(ほうらいきょう)特別 ※蓬莱は旧字体
 蓬莱峡は、兵庫県西宮市にある峡谷。六甲断層の断層破砕帯にできた景勝地で、花崗岩の崩れた荒々しい断崖を誇る。六甲山地の代表的な登山ルートとして広く知られている。

●陽春(ようしゅん)ステークス
 陽春とは、暖かな春のこと。春を表す季語。陰暦正月の異称でもある。

●淀屋橋(よどやばし)ステークス
 淀屋橋は、大阪市の土佐堀川に架かる橋。中之島と船場を結び、御堂筋の一部となっている。また、国の重要文化財に指定されている。橋の名は、江戸時代に豪商淀屋个庵が架けたことに由来する。現在の淀屋橋は、大正13年(1924)に懸賞募集で選ばれた大谷龍雄氏のデザインに武田五一氏、元良勲氏らが手を加えたもので、昭和10年(1935)に竣工した。周辺には企業や大阪市の関係機関のビルが立ち並び、大阪を代表するオフィス街となっている。