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特別レース名解説 1回 函館競馬
【第1日】 6月9日(土)
●駒ケ岳(こまがたけ)特別
 駒ケ岳は、北海道渡島半島の東部、内浦湾を臨む円錐状火山。大沼国定公園に属し、別名渡島富士とも呼ばれ、標高1,131mの活火山。寛永17年(1640)以降しばしば噴火し、昭和4年(1929)には大爆発を起こした。南麓に大沼・小沼・蓴菜(じゅんさい)沼などの堰止め湖、南東麓には鹿部・留ノ湯などの温泉がある。

●HTB杯
 HTBは、札幌市に本社を置く昭和43年に開局した北海道テレビ放送の略称。ANN(テレビ朝日)系列。本競走は、48年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

●基坂(もといざか)特別
 基坂は、函館山の山麓一帯にある坂の1つ。石畳の美しさが有名。明治時代に里数を図る基点となる「里程元票」が立ったことに由来。古くは亀田幡所、箱館奉行所、開拓使渡島支庁など江戸中期以降、役所が置かれ代々函館行政の中心となった。周辺には、美しい洋風建築の旧函館区公会堂や、開港当時の函館のモダンな生活がうかがえる旧イギリス領事館などがある。

【第2日】 6月10日(日)
●木古内(きこない)特別
 木古内は、北海道南西部、津軽海峡に面した町。地名は、アイヌ語の「リコナイ(高く昇る源)」または「リロナイ(潮の差し入る川)」に由来。基幹産業は漁業・酪農など。同町サラキ岬には幕末に活躍した帆船「咸臨丸」のモニュメントがある。

●UHB杯
 UHBは、札幌市に本社を置く北海道文化放送の略称。昭和47年の開局で、FNS(フジテレビ)系列。本競走は、同社から寄贈賞を受けて47年に創設された。

●湯川(ゆのかわ)特別
 湯川は、函館市の東部にある地名。温泉地として有名で「函館の奥座敷」と呼ばれる。湯川の語源は、アイヌ語の「ユ(湯)」と「ベツ(川)」からきているとされる。開湯は承応2年(1653)と言われており、松前藩主の息子(後の松前高広)の病気療養場所を探した際に発見された。その後の箱館戦争では、旧幕府軍の総裁・榎本武揚が250名の傷病兵を湯治させたと言われている。

【第3日】 6月16日(土)
●遊楽部(ゆうらっぷ)特別
 遊楽部は、北海道南西部の地域。遊楽部岳や遊楽部川などがある。自然豊かで、冬には天然記念物のオオワシやオジロワシが数多く飛来。また、名はアイヌ語の「ユー・ラプ(温泉が・下る)」に由来する。

●函館日刊スポーツ杯
 北海道日刊スポーツは、昭和37年創刊のスポーツ紙。本競走は、北海道日刊スポーツ新聞社より寄贈賞を受け、平成2年に創設された。

●臥牛山(がぎゅうざん)特別
 臥牛山は、函館山の別称。標高334m。牛が寝そべっているように見えることからこのように呼ばれるようになった。亀田半島との間に陸繁島を形成し、南端に大鼻岬、東端に立待岬がある。山からの眺望は素晴らしく、特に夜景はナポリ・香港とともに世界三大夜景の1つに数えられている。

【第4日】 6月17日(日)
●奥尻(おくしり)特別
 奥尻は、北海道渡島半島の西方約25kmにある面積約143kmの島。地名はアイヌ語の「イクシュン・シリ(向こうの島の意)」に由来する。島のほとんどが山林で占められ、そのうち60%以上はブナの原生林で覆われている。ウニ・アワビを中心とする魚介類も豊富である。

●サマースプリントシリーズ函館スプリントステークス(GIII)
 サマースプリントシリーズの第1戦。
 本競走は、平成6年に『札幌スプリントステークス』として創設された。9年より、札幌と函館の開催日割の変更に伴い、函館競馬場で施行されるようになり、レース名も現在の名称に変更された。

●津軽海峡(つがるかいきょう)特別
 津軽海峡は、本州と北海道の間の海峡。津軽暖流が西から東へ流れている。最深部は約450m。昭和63年、青森県東津軽郡今別町浜名と北海道上磯郡知内町湯ノ里の間に、全長53.85kmの青函トンネル(海底部は23.3km)が完成した。

【第5日】 6月23日(土)
●恵山(えさん)特別
 恵山は、函館市の地名。また、渡島半島南東端に太平洋に突き出すように位置している二重式成層火山。標高618m。活火山であり、現在も噴気活動が見られる。火口原には60余種の高山植物が群生し、山麓には恵山温泉がある。山名はアイヌ語の「イエサン(火を吹き溶岩が流れ落ちる)」に由来するという説と、「エサン(突き出た岬)」に由来するという説が存在する。

●STV杯
 STVは、札幌市に本社を置く札幌テレビ放送の略称。昭和34年開局で、NNN(日本テレビ)系列。本競走は、41年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

●檜山(ひやま)特別
 檜山は、北海道南西部の振興局。離島の奥尻町を含む全7町で構成され、渡島半島の日本海沿いを占める。総面積は2,630km。漁業が盛んで、特に江戸後期から明治にかけての繁栄は「江差の五月は江戸にもない」と謳われた。

【第6日】 6月24日(日)
●長万部(おしゃまんべ)特別
 長万部は、北海道南西部の町。噴火湾に面し、ホタテの養殖やホッケ・毛ガニなどの沿岸漁業や酪農が盛ん。「かにめし」が特産品として有名。地名は、アイヌ語の「オシャマンペ(カレイがたくさんとれる川口)」に由来する。

●大沼(おおぬま)ステークス
 大沼は、北海道南西部、七飯町に位置する駒ケ岳の火山噴火でできた堰止め湖。標高129m、面積5.3kmで、最深部は11.6m。湖中には大小126の島々が点在し、美しい景観が広がっている。周辺に小沼、蓴菜(じゅんさい)沼があり、駒ケ岳とともに大沼国定公園に含まれる。沼名はアイヌ語の「ポロトウ(大きな湖)」に由来する。

●洞爺湖(とうやこ)特別
 洞爺湖は、北海道南西部にあるカルデラ湖。面積70.7kmで、最深部は179.7m。湖名はアイヌ語の「トヤ(湖畔)」に由来する。女性的な印象から「乙女の湖」とも言われる。支笏洞爺国立公園に属し、周囲には有珠山、昭和新山などがある。平成20年には、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が開催された。