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●小樽(おたる)特別
小樽は、北海道西部石狩湾に臨む市。名はアイヌ語の「オタオルナイ(砂浜の中の川)」に由来する。明治以降、石狩炭田の石炭積み出し港、札幌の外港として発展した。大正時代に完成した小樽運河やその両岸に並ぶ煉瓦の倉庫がレトロな雰囲気を出しており、多くの観光客が訪れている。
●STV賞
STVは、札幌市に本社を置く札幌テレビ放送の略称。テレビは昭和34年の開局で、NNN(日本テレビ)系列、ラジオは37年開局でニッポン放送系列。本競走は、41年に同社から寄贈賞を受けて創設された。
●オホーツク(Okhotsk)ハンデキャップ
オホーツクは、アジア大陸北東部・カムチャツカ半島・千島列島・北海道・樺太に囲まれる海。ニシン・サケ・マス・カニ・コンブなどの好漁場となっている。冬季にはシベリア高気圧の影響を受けて氷結する。
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●知床(しれとこ)特別
知床は、北海道北東部、オホーツク海に突出する半島にある地名。知床岳・硫黄山・羅臼岳などの火山が多い。先端に知床岬がある。アイヌ語で「シリエトク(地の果て)」と称された美しい大自然が有名で、平成17年にはユネスコの世界自然遺産に登録されている。
●札幌日刊スポーツ杯
北海道日刊スポーツは、札幌に本社を置く北海道日刊スポーツ新聞社が発刊する昭和37年創刊のスポーツ紙。本競走は、同社から昭和46年に寄贈賞を受けて創設された。
●大倉山(おおくらやま)特別
大倉山は、札幌市北西部の山。スキーのジャンプ台「大倉山シャンツェ」がある。昭和47年には、冬季オリンピック札幌大会のジャンプ競技会場となった。現在も国際大会が多く開催されている。
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●ニセコ特別
ニセコは、北海道西部の地名。ニセコアンヌプリの南、羊蹄山の西側の地域をいう。文学者・有島武郎の父が農場を開いた地や酪農を中心にジャガイモ・豆などの産地として有名。世界でも有数のスキーリゾート地で、シーズン中には海外からも多くの観光客が訪れる。
●TVh賞
TVhは、札幌市に本社を置くテレビ北海道の略称。平成元年の開局で、TXN(テレビ東京)系列。本競走は、平成2年に同社から寄贈賞を受けて創設された。
●日高(ひだか)特別
日高は、北海道の旧国名の1つ。現在の日高振興局管内に相当する。国内有数の軽種馬生産地として世界的にも知られている。また、管内の浦河町には、JRAの競走馬育成施設である日高育成牧場があり、世界レベルの施設を有し、育成調教技術の普及に努めている。育成された競走馬は主にJRAブリーズアップセールで売却され、JRA育成馬としてデビューする。近年の活躍馬には、セイウンワンダーなどがいる。
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●石狩(いしかり)特別
石狩は、石狩川河口にある北海道中西部の市。また、北海道にあった旧国名。現在の石狩振興局管内に相当する。漁業や酪農が盛んである。名は、アイヌ語の「イシカラペツ(神様が作った美しい川・曲がりくねって流れる川)」に由来し、石狩川のことを指す。
●羊蹄山(ようていざん)特別
羊蹄山は、北海道西部にある標高1,898mの火山。円錐状をなし、その美しさから蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれ、日本百名山に数えられる。山頂には直径約700mの火口があり、山麓はアスパラガス・ジャガイモの産地として有名。
●北海道新聞杯クイーンステークス(GIII)
本競走は、昭和28年に創設された重賞競走。当初は東京競馬場の芝2,000mで3歳牝馬限定戦として施行されていたが、幾度かの施行場の変更を経た後、平成12年には施行場が札幌競馬場に移され、出走資格が3歳以上の馬にも与えられた。
北海道新聞社は、札幌市に本社を置く新聞社。本競走は、同社より寄贈賞を受け施行される。
●羊ヶ丘(ひつじがおか)特別
羊ヶ丘は、札幌市豊平区にある地名。戦前、付近に種羊場が開設されたことから羊ヶ丘と呼ばれるようになった。石狩平野を見渡すことのできる展望台には「Boys Be Ambitious(少年よ 大志を抱け)」の言葉を残したウィリアム・スミス・クラーク博士の全身像が置かれている。羊の放牧やジンギスカンなどが有名。
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●クローバー(Clover)賞
クローバーは、ヨーロッパ原産のマメ科の多年草の総称。江戸時代に渡来し、各地に野生化している。茎は地を這い、倒卵形の小葉3個から成る複葉を互生する。夏、長い花柄の頂に白色の蝶形花を球状につける。
四つ葉のものは幸福のシンボルとされ、五つ葉は金銭の幸福を、六つ葉は地位・名声を手に入れる幸運を、七つ葉は九死に一生を得るといった最大の幸福を意味する。四つ葉の花言葉は「幸福」「私のものになって」。
●札幌日経オープン
日本経済新聞社は、東京と大阪に本社を置く新聞社。本競走は、同社から寄贈賞を受け、昭和46年に『日経杯ライラックステークス』の名称で創設された競走。48年からは『札幌日経賞』、平成5年から『札幌日経オープン』として施行されている。
●オーロラ特別
オーロラは、主に両極地方の超高層大気中に見られる発光現象で、日本国内でも観測例がある。太陽面からの帯電粒子が極地の上空に侵入したときに現れ、カーテン状・コロナ状などの形をとり、赤・緑・黄・青・桃などの美しい色彩を呈する。名は、ローマ神話の夜の星を追い払う夜明けの女神アウロラ(Aurora)に由来する。
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●藻岩山(もいわやま)特別
藻岩山は、札幌市南区にある山。標高531mで、ほぼ全域が樹木に覆われている。北東斜面はシラカバなどの広葉樹林が密生し、藻岩山原始林として天然記念物に指定されている。また、山頂の展望台やスキー場には多くの観光客が訪れ、市内有数の行楽地となっている。
●しらかばステークス
しらかば(白樺)は、カバノキ科の落葉高木。シラカンバともいう。本州中部の高原から北海道にかけて広く分布している。樹皮は白く、葉は三角状卵形で先は尖り、縁には鋸歯がある。春になると雄花穂が小枝から下垂する。樹は庭木になり、樹皮は天然の着火剤にもなる。
●HTB賞
HTBは、札幌市に本社を置く北海道テレビ放送の略称。昭和43年開局で、ANN(テレビ朝日)系列。本競走は、48年に同社から寄贈賞を受けて創設された。
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●コスモス(Cosmos)賞
コスモスは、キク科の春蒔き一年草。メキシコを主とした熱帯アメリカ原産で、日本には幕末に伝わったと言われている。和名は秋桜(アキザクラ)。葉は細く裂けた羽状葉で、秋に直径5〜7cmの一重または八重の花を咲かせる。花色は白、桃、紅色など。夏前に咲く早咲き種などの園芸品種もある。花言葉は「乙女の真心」。
●フィリピントロフィー
フィリピンは、東南アジア、フィリピン諸島を占める共和国。首都マニラ。フィリピンにおける競馬は、1867年にマニラ・ジョッキー・クラブが結成されたことに始まる。1900年にサンラザロ競馬場に移転した同クラブは、1937年株式会社となった。また、同年にフィリピン・レーシングクラブ株式会社が結成され、サンタアナパーク競馬場を開いた。1974年、競馬監督機能を政府からフィリピン・レーシング・コミッション(フィラコム)に分離独立したことに伴い、フィラコムが開催認可権、免許権、裁決権等を掌握し、競馬開催全般を統括しているが、勝馬投票券の発売については依然として国家機関である賭事遊戯局の規制を受けている。
●シンガポールターフクラブ賞
シンガポールターフクラブは、1842年、「シンガポール・スポーティング・クラブ」として設立され、1924年に現在の名称に改称された。シンガポールでは、1933年に同クラブによってブキティマ競馬場が開場され、その後1999年にクランジに移転して現在に至っている。同競馬場では国際招待競走である『シンガポール・エアライン・インターナショナルカップ』が施行されており、日本馬では2006年にコスモバルク号、2007年にシャドウゲイト号がそれぞれ優勝している。
●タイランドカップ
タイは、インドシナ半島中央部を占める立憲王国。首都バンコク。タイにおける競馬は19世紀末に始まり、1901年に在留外国人を中心としてロイヤルバンコックスポーツクラブ(RBSC)が結成され、1916年にはタイ人を中心にロイヤルターフクラブオブタイランド(RTCT)が設立された。現在では、バンコクにRBSC、RTCTの両競馬場があるほか、馬産地である東北地方のナコンラチャシーマー(コラート)、チェンマイ、コンケン、ウドンタニ、マハーサラカム、ロイエットにも競馬場がある。以前はタイ・ポニーが中心であったが、現在はサラブレッドによる競走が大部分を占める。
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●インディアトロフィー
インドは、アジア南部、インド半島の大部分を占める共和国。首都ニューデリー。インドにおける競馬は、1777年にマドラスにおいて、英軍将校がアラブ種に騎乗して行ったのが始まりだと言われている。その後、競馬統轄機関の組織化が促進され、現在はロイヤル・カルカッタ・ターフクラブ、ロイヤル・ウェスタン・インディア・ターフクラブ、マドラス・レースクラブ、バンガロア・ターフクラブ、ハイデラバード・レースクラブの5つのクラブ組織があり、それぞれの地域における競馬を監督している。日本とインドの交流は、1968年のハクチカラ号の寄贈に始まる。また、第1回ジャパンカップには、同国からオウンオピニオン号が出走している。
●マカオジョッキークラブトロフィー
マカオジョッキークラブは、1987年にマカオ政府の許可を得て、マカオのタイパ島に設立された。廃止となったマカオトロッティングクラブのタイパ競馬場を購入し、1989年9月にはじめてサラブレッドによる競馬を施行した。当初はダートコースのみで施行されていたが、90年には芝コースとナイター用の設備も整い、現在の体制ができあがった。
マカオ国際見習い騎手招待レースでは、アジア競馬連盟全加盟国のトップクラスの見習い騎手が招待されている。
●UHB賞
UHBは、札幌市に本社を置く北海道文化放送の略称。昭和47年の開局で、FNS(フジテレビ)系列。本競走は、同社から寄贈賞を受けて47年に創設された。
●マレーシアカップ
マレーシアは、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を占める連邦制の国。首都クアラルンプール。マレーシアでは19世紀後半にシンガポールと一体で競馬が行われるようになった。その後、1864年にペナン、1896年にセランゴール、1926年にペラの3つのターフクラブが設立された。現在も同ターフクラブによって競馬が施行されている。
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