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特別レース名解説  4回 新潟競馬
【第1日】 8月13日(土)
●鳥屋野(とやの)特別
 鳥屋野は、新潟市中央区の地名。同地区にある鳥屋野潟は市内で最も大きい潟で、ハスやヒシなどの植物が繁茂している。鳥屋野潟の周辺には桜並木の美しい県立鳥屋野潟公園がある。また、付近の西方寺には天然記念物に指定されている「鳥屋野逆さダケの藪」がある。

●エクセル浜松開設記念
 本競走は、平成23年8月13日に静岡県内初の場外勝馬投票券発売所となるエクセル浜松がオープンしたことを記念して施行される。
 エクセル浜松は、全国で41番目、エクセル単独施設では4番目の発売所となる。当日先着順の有料定員制で、3つのタイプの指定席があり、ニーズに合った競馬の楽しみ方ができる施設となっている。また、JR浜松駅、遠鉄新浜松駅から至近でアクセスにも恵まれている。

●越後(えちご)ステークス
 越後は、旧国名で、北陸道七ヶ国の1つ。現在の新潟県の佐渡を除く全域にあたる。越(こし)国が、越後、越中、越前に分けられたことにより成立した。

【第2日】 8月14日(日)
●佐渡金銀山(さどきんぎんざん)特別
 佐渡金銀山は、佐渡市各地にある金銀山の総称。慶長6年(1601)に相川金銀山が発見されて以来、天領として佐渡奉行が置かれ、江戸幕府の重要な財源となっていた。現在は、「佐渡金銀山遺跡」として国の史跡に指定されており、観光施設として資料館や坑道が見学できる。

●瀬波温泉(せなみおんせん)特別
 瀬波温泉は、新潟県村上市の日本海側にある温泉の名称。泉質は塩化物泉。明治37年(1904)に蒲原平野の北端で油井を掘削していたところ、地下約250mに達したとき温泉が噴出したのが始まり。

●天の川(あまのがわ)ステークス
 天の川は、晴れた夜空に帯状に見える無数の恒星の集まり。夏から秋に最もよく見える。中国には、牽牛郎(牽牛星)と織姫(織女星)が7月7日に天の川を渡って、年に一度だけ出会う『牛郎織女』という伝説がある。また、ギリシャ神話では、英雄ヘラクレスが赤子のとき、女神ヘラの乳房を強く吸ったため乳がほとばしり、このとき飛び散った乳が天の川になったという。そのため、ギリシャ語では天の川をガラクシアス(乳の川)と呼ぶ。英語のミルキーウェイ(Milky way)はこれに由来する。

【第3日】 8月20日(土)
●新潟ジャンプステークス(J・GIII)
 本競走は、平成11年に創設された障害重賞競走。別定競走として芝3,250mで施行されている。8箇所に設置されたハードル障害を合計11回飛越する。ホームストレッチでは1周目に3回、2周目に1回の計4回障害飛越が行われ、競走馬の障害飛越を間近で見ることが出来る迫力ある競走となっている。

●柏崎(かしわざき)特別
 柏崎は、新潟県中部の日本海に面した市。刈羽平野にある市街地は北陸街道の旧宿場町として佐渡金銀山の金銀輸送などで栄えた。現在は機械、金属、硝子、製材工業が行われている。また、稲作が盛んである。

●阿賀野川(あがのがわ)特別
 阿賀野川は、新潟・福島両県にまたがって流れる全長約210kmの川。猪苗代湖に源を発する日橋川と尾瀬沼に発する只見川とが合流し、新潟市東部で日本海に注ぐ。流域には豊富な水量を利用した水力発電所が多く、電源地帯を形成している。

●長岡(ながおか)ステークス
 長岡は、新潟県中部にある市。信濃川の下流に位置することから古くより河川交通が発達し、活発な商業活動が行われていた。花火大会が有名で、市の中心を流れる信濃川では、毎年8月には「長岡まつり」が開かれ、多くの観光客で賑わう。

【第4日】 8月21日(日)
●新発田城(しばたじょう)特別
 新発田城は、新潟県新発田市にある城。菖蒲(あやめ)城とも呼ばれる。鎌倉時代に新発田氏により築城されたのが始まりで、江戸時代には溝口氏の居城となっていた。その後、明治時代に表門と二の丸隅櫓を残して破却されたが、平成16年に三階櫓と辰巳櫓が復元され、新発田市のシンボルとなっている。また、三階櫓には三匹の鯱が飾られており、これは全国的にも例がない珍しいものである。

●妙高(みょうこう)特別
 妙高は、新潟県南西部の市。また、新潟県南西部にある複式火山の名称。標高は2,454m。古くから霊山として信仰された。越後富士とも呼ばれ、上信越高原国立公園に含まれる。妙高山は円形カルデラの中にある中央火口丘で、東部には太田切川・白田切川の火口瀬がある。

●レパードステークス(GIII)
 本競走は、3歳ダート適性馬の出走機会の拡大を目的として、平成21年に創設された重賞競走。これにより、3歳馬限定のダート重賞競走は本競走とユニコーンステークスの2競走となった。
 ここで言う「レパード(Leopard)」とは、イギリス王室の紋章である盾に「ユニコーン」とともに左右に描かれている獅子のことであり、ユニコーンと対をなす動物として扱われている。
 なお、レパードは英語で「豹(ひょう)」の意味。古代ローマでは、豹の息には不思議な香りがあるとされ、それによって動物たちを狩ることができると恐れられた。また、その香りに対抗できる唯一の動物がユニコーンだと信じられていた。

【第5日】 8月27日(土)
●古町(ふるまち)特別
 古町は、新潟市中央区の地名。新潟最大の繁華街で、多くの商店や飲食店などが立ち並ぶ。

●三面川(みおもてがわ)特別
 三面川は、新潟・山形両県との県境である朝日連峰を水源として、新潟県村上市で日本海に注ぐ川。江戸時代から鮭の遡上で知られており、村上藩は鮭漁に力を注ぎ、幕末には鮭の育成を開始し、藩の重要な財源となっていた。

●朱鷺(とき)ステークス
 朱鷺(とき)はコウノトリ目トキ科の鳥。全長約80cmで、全体的に白みを帯びているが、繁殖期には頭から背のあたりが灰黒色になる。顔と脚は赤く、頭には冠羽がある。クチバシは黒く、下方に曲がっている。高い木の上に巣を作り、水田や湿地でタニシやドジョウを捕食する。日本国内では、明治時代の中頃まで各地に生息していたが、昭和56年に野生のものは絶滅した。国際保護鳥であり、国の特別天然記念物でもある。

【第6日】 8月28日(日)
●浦佐(うらさ)特別
 浦佐は、新潟県南魚沼市の地名。一帯は上越の深雪地帯で、スキー場が数多くある。

●両津湾(りょうつわん)特別
 両津湾は、新潟県佐渡島の北東部にある湾。定置網の漁場としては日本有数。イナダやブリなどの漁獲が多い。湾奥には両津港がある。

●月岡温泉(つきおかおんせん)特別
 月岡温泉は、新潟県新発田市にある温泉の名称。大正期に石油採掘のボーリング作業中、硫化水素泉が偶然噴き出たことがきっかけで温泉地となった。硫化水素の含有量が多く、美人の湯として有名。

●サマー2000シリーズ農林水産省賞典新潟記念(GIII)
 サマー2000シリーズの最終戦。
 本競走は、昭和40年の新潟競馬再開と同時に創設された重賞競走。当初より3歳以上、2,000mのハンデキャップ競走として争われている。40年代には秋に施行されていた時期もあったが、49年以降は夏季に行われており、夏の新潟競馬の総決算として定着している。

【第7日】 9月3日(土)
●瓢湖(ひょうこ)特別
 瓢湖は、新潟県阿賀野市にある灌漑用溜池。毎年10月上旬にシベリアより数千羽の白鳥が訪れ、白鳥飛来地として天然記念物に指定されている。瓢湖が完成した当時は、湖の南側にもう一つ小池があり、大小二つの四角い池が瓢箪(ひょうたん)の形をしていたため、瓢湖と言われるようになった。

●弥彦(やひこ)特別
 弥彦は、新潟県中央部にある村。弥彦村と寺泊町にまたがってそびえる弥彦山は、佐渡弥彦米山国定公園の中核をなす標高634mの山で、山頂からは日本海を隔て佐渡島までが一望できる。また、新潟県で最初に朝日が当たる場所と言われている。

●BSN賞
 BSNは、本社を新潟市に置く新潟放送の略称。TBS系列で、ラジオ(昭和27年開局)放送とテレビ(昭和33年開局)放送を行っている。本競走は、40年に同社から寄贈賞を受け創設された。

【第8日】 9月4日(日)
●出雲崎(いずもざき)特別
 出雲崎は、新潟県中部の町名。もとは北陸街道の宿駅で、佐渡への官船往来の港。日本で初めて油井が掘られた場所で、江戸時代の僧、良寛和尚の生地でもある。

●稲妻(いなずま)特別
 稲妻は、空中電気の放電によって生じる電光。また、それが雲に反映したもの。1回の放電量は数万〜数十万アンペア、電圧は1〜10億ボルトに及ぶ。動作が非常にすばやいことや、時間の極めて短いことの例えにも用いられる。

●新潟2歳ステークス(GIII)
 本競走は、昭和43年に2歳のオープン特別として創設された競走。56年に重賞競走に昇格した。平成9年には距離が1,200mから1,400mへと延長され、さらに14年からは1,600mとなり現在に至っている。夏の新潟競馬を締めくくる一戦として、また夏の2歳戦を飾る重賞競走として定着している。