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特別レース名解説  1回 札幌競馬
【第1日】 8月13日(土)
●知床(しれとこ)特別
 知床は、北海道北東部、オホーツク海に突出する半島にある地名。知床岳・硫黄山・羅臼岳などの火山が多い。先端に知床岬がある。アイヌ語で「シリエトク(地の果て)」と称された美しい大自然が有名で、世界自然遺産に登録されている。

●札幌日刊スポーツ杯
 本競走は、本社を札幌に置く北海道日刊スポーツ新聞社から昭和46年に寄贈賞を受けて創設された競走。北海道日刊スポーツは、37年創刊のスポーツ紙。

●大倉山(おおくらやま)特別
 大倉山は、札幌市北西部の山。スキーのジャンプ台「大倉山シャンツェ」がある。昭和47年には、冬季オリンピック札幌大会のジャンプ競技会場となった。現在も国際大会が多く開催されている。

【第2日】 8月14日(日)
●小樽(おたる)特別
 小樽は、北海道西部、石狩湾に臨む市。名はアイヌ語の「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)」、または「オタ・ル・ナイ(砂のとける川)」に由来するという説がある。明治以降、石狩炭田の石炭積み出し港、札幌の外港として発展した。大正時代に完成した小樽運河やその両岸に並ぶ煉瓦の倉庫がレトロな雰囲気を出しており、多くの観光客が訪れている。

●羊蹄山(ようていざん)特別
 羊蹄山は、北海道南西部にある標高1,898mの火山。円錐状をなし、その美しさから蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれている。山頂には直径約700mの火口がある。山麓はアスパラガス・ジャガイモの産地として有名。

●北海道新聞杯クイーンステークス(GIII)
 本競走は、昭和28年に創設された重賞競走。当初は東京競馬場の芝2,000mで3歳牝馬限定戦として施行されていたが、幾度かの施行場の変更を経た後、平成12年には施行場が札幌競馬場に移され、出走資格が3歳以上の馬にも与えられた。
 北海道新聞社は、札幌市に本社を置く新聞社。本競走は、同社より寄贈賞を受け施行される。

●支笏湖(しこつこ)特別
 支笏湖は、北海道千歳市西部にあるカルデラ湖。最大水深は約360m。秋田県の田沢湖に次ぐ日本第2位の深度で、日本最北の不凍湖でもある。湖畔からは恵庭岳が望める。湖水が伏流水となり、ナイベツ湧水を形成している。名は、アイヌ語の「シ・コツ(大きなくぼみ)」という千歳川の古名に由来するといわれている。

【第3日】 8月20日(土)
●ニセコ特別
 ニセコは、北海道南西部の地名。ニセコアンヌプリの南、羊蹄山の西にある。文学者・有島武郎の父が農場を開いた地。酪農を中心にジャガイモ・豆などの産地として有名。世界的にも有数なスキーリゾート地で、冬には海外からも多くの観光客が訪れる。

●ポプラ(Poplar)ステークス
 ポプラは、ヤナギ科の落葉高木。幹は直立し、高さは約20mに達する。枝は短く、垂直方向に伸びる。日本では主に街路樹や庭園樹に用いられている。花言葉は「敏感」「勇気」。

●日高(ひだか)特別
 日高は、北海道の旧国名の1つ。現在の日高振興局管内に相当する。国内有数の軽種馬生産地として世界的にも知られている。また、JRAの競走馬育成施設である日高育成牧場があり、世界レベルの施設と調教技術を擁している。育成された競走馬は主にJRAブリーズアップセールで売却され、JRA育成馬としてデビューする。近年の活躍馬には、セイウンワンダーなどがいる。

【第4日】 8月21日(日)
●石狩(いしかり)特別
 石狩は、石狩川河口にある北海道中西部の市。また、北海道にあった旧国名。現在の石狩振興局管内に相当する。漁業や酪農が盛んである。

●HBC賞
 HBCは、札幌に本社を置く北海道放送の略称。TBS系列で、ラジオは27年、テレビは32年に開局した。本競走は、39年に同社の寄贈賞を受け創設された。

●サマー2000シリーズ札幌記念(GII)
 サマー2000シリーズの第4戦。
 本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。当初は3歳以上・ダート2,000m・ハンデキャップという競走条件で争われていたが、平成2年の芝コースの新設により、芝2,000mに変更された。9年には札幌と函館の開催日割が入れ替わったことにより、施行時期が6月から8月に移され、負担重量が別定重量となった。18年には負担重量が定量に改められ、現在に至っている。

●オホーツク(Okhotsk)ハンデキャップ
 オホーツクは、アジア大陸北東部・カムチャツカ半島・千島列島・北海道・樺太に囲まれる海。ニシン・サケ・マス・カニ・コンブなどの好漁場となっている。冬季にはシベリア高気圧の影響を受けて氷結する。

【第5日】 8月27日(土)
●まりも特別
 まりも(毬藻)は、緑藻類シオグサ科の淡水藻。日本では北海道の阿寒湖に生息しているまりもが有名で、阿寒湖のものは特別天然記念物に指定されている。体は放射状に配列された糸状の細胞から形成され、互いに絡み合って球形になる。野球ボールほどの大きさになるには150〜200年かかり、湖水が澄んでいなければ成長できない。

●しらかばステークス
 しらかば(白樺)は、カバノキ科の落葉高木。シラカンバともいう。本州の中部から北海道にかけて広く分布している。樹皮は白く、葉は三角状卵形で先は尖り、縁には鋸歯がある。春になると雄花穂が小枝から下垂する。樹は庭木にもなり、樹皮は細工物の材料になる。

●札幌スポニチ賞
 スポニチはスポーツニッポン新聞社から刊行されている新聞。スポーツニッポン新聞社は、東京・大阪・福岡に本社を置く新聞社。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。

【第6日】 8月28日(日)
●クローバー(Clover)賞
 クローバーは、ヨーロッパ原産のマメ科の多年草の総称。江戸時代に渡来し、各地に野生化している。茎は地を這い、倒卵形の小葉3個から成る複葉を互生する。夏、長い花柄の頂に白色の蝶形花を球状につける。
 四つ葉のものは幸福のシンボルとされ、五つ葉は金銭の幸福を、六つ葉は地位・名声を手に入れる幸運を、七つ葉は九死に一生を得るといった最大の幸福を意味する。花言葉は「堅実」「幸福」。

●白鳥大橋(はくちょうおおはし)特別
 白鳥大橋は、平成10年6月13日に開通した室蘭港に架かる長さ1,380mに及ぶ大規模な吊り橋。室蘭湾の別名である「白鳥湾」にちなんで命名された。その名の通り白鳥が翼を広げたような姿が印象的で、室蘭市のシンボルとなっている。

●サマースプリントシリーズキーンランドカップ(GIII)
 サマースプリントシリーズの第4戦。
 キーンランド(Keeneland)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントンのほぼ中央に位置する競馬場。同競馬場には、1周が約1,700mの人工馬場(ポリトラック)コースと約1,400mの芝コースがある。通常4月と10月のみに短期間の開催を行っているが、4月にはケンタッキーダービーの重要な前哨戦の1つとなっている『ブルーグラスステークス(G1)』が行われている。同競馬場を所有・運営するキーンランド協会は、年間に数回程度キーンランドセールと呼ばれる国際的に有名な競り市も開催しており、毎年、日本を含む世界各国に優秀な競走馬を送り出している。
 本競走は、短距離重賞路線の整備に伴い、平成18年より重賞競走として施行されている。

●阿寒湖(あかんこ)特別
 阿寒湖は、北海道東部、阿寒カルデラ内にある湖。雄阿寒岳の爆発によってできた堰止め湖で、面積は約13km。雄阿寒岳・雌阿寒岳の山麓に広がり、周囲約31kmで美しい菱形をなす。ヒメマス・アメマス・ウグイなどが生息する。阿寒国立公園の中心地で、南西岸には阿寒湖畔温泉がある。

【第7日】 9月3日(土)
●タイランドカップ
 タイは、インドシナ半島中央部を占める立憲王国。首都バンコク。タイにおける競馬は19世紀末に始まり、1901年に在留外国人を中心としてロイヤルバンコクスポーツクラブ(RBSC)が結成され、1916年にはタイ人を中心にロイヤルターフクラブオブタイランド(RTCT)が設立された。現在では、バンコクにRBSC、RTCTの両競馬場があるほか、馬産地である東北地方のナコンラチャシーマー(コラート)、チェンマイ、コンケン、ウドンタニ、マハーサラカム、ロイエットにも競馬場がある。以前はタイ・ポニーが中心であったが、現在はサラブレッドによる競走が大部分を占める。

●シンガポールターフクラブ賞
 シンガポールターフクラブは、1842年、「シンガポール・スポーティング・クラブ」として設立され、1924年に現在の名称に改称された。シンガポールでは、1933年に同クラブによってブキティマ競馬場が開場され、その後1999年にクランジに移転して現在に至っている。同競馬場では国際招待競走である『シンガポール・エアライン・インターナショナルカップ』が施行されており、日本馬では2006年にコスモバルク号、2007年にシャドウゲイト号がそれぞれ優勝している。

●マレーシアカップ
 マレーシアは、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を占める連邦制の国。首都クアラルンプール。マレーシアでは19世紀後半にシンガポールと一体で競馬が行われるようになった。その後、1864年にペナン、1896年にセランゴール、1926年にペラの3つのターフクラブが設立された。現在も同ターフクラブによって競馬が行われている。

【第8日】 9月4日(日)
●フィリピントロフィー
 フィリピンは、東南アジア、フィリピン諸島を占める共和国。首都マニラ。フィリピンにおける競馬は、1867年にマニラ・ジョッキー・クラブが結成されたことに始まる。1900年にサンラザロ競馬場に移転した同クラブは、1937年株式会社となった。また、同年にフィリピン・レーシングクラブ株式会社が結成され、サンタアナパーク競馬場を開いた。1974年、競馬監督機能を政府からフィリピン・レーシング・コミッション(フィラコム)に分離独立したことに伴い、フィラコムが開催認可権、免許権、裁決権等を掌握し、競馬開催全般を統括しているが、勝馬投票券の発売については依然として国家機関である賭事遊戯局の規制を受けている。

●インディアトロフィー
 インドは、アジア南部、インド半島の大部分を占める共和国。首都ニューデリー。インドにおける競馬は、1777年にマドラスにおいて、英軍将校がアラブ種に騎乗して行ったのが始まりだと言われている。その後、競馬統轄機関の組織化が促進され、現在はロイヤル・カルカッタ・ターフクラブ、ロイヤル・ウェスタン・インディア・ターフクラブ、マドラス・レースクラブ、バンガロア・ターフクラブ、ハイデラバード・レースクラブの5つのクラブ組織があり、それぞれの地域における競馬を監督している。日本とインドの交流は、1968年のハクチカラ号の寄贈に始まる。また、第1回ジャパンカップには、同国からオウンオピニオン号が出走している。

●札幌日経オープン
 本競走は、日本経済新聞社から寄贈賞を受け、昭和46年に『日経杯ライラックステークス』の名称で創設された競走。48年からは『札幌日経賞』、平成5年から『札幌日経オープン』として施行されている。
 日本経済新聞は、東京と大阪に本社を置く新聞社。

●マカオジョッキークラブトロフィー
 マカオジョッキークラブは、1987年にマカオ政府の許可を得て、マカオのタイパ島に設立された。廃止となったマカオトロッティングクラブのタイパ競馬場を購入し、1989年9月にはじめてサラブレッドによる競馬を施行した。当初はダートコースのみで施行されていたが、90年には芝コースとナイター用の設備も整い、現在の体裁ができあがった。