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特別レース名解説  2回 中京競馬
【第1日】 3月6日(土)
●寒狭川(かんさがわ)特別
 寒狭川は、愛知県東部、美濃三河高原の段戸山に発して南に流れ、長篠付近で宇連川と合流して豊川となる川。全長約46km。鳳来字山の西側を貫流蛇行し、峡谷を形成している。峡谷沿いはアユやアマゴなどの釣り場として知られている。

●中京スポーツ杯
 中京スポーツは、昭和43年より東京スポーツ新聞社から発行されているスポーツ夕刊紙。本競走は、60年に東京スポーツ新聞社より寄贈賞を受けて創設された。

●桑名(くわな)特別
 桑名は、三重県北東部の市。江戸時代は東海道42番目の宿場町として栄え、熱田・宮宿(みやのしゅく)から伊勢湾の海上七里を海路で渡る「七里の渡し」の舟着き場があり、東海道の要所であった。現在は伊勢湾臨海工業地帯に属し、鋳物工業を中心とする機械産業が盛ん。また、市の東部に位置する長島は、木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川の河口付近にあたり、海面より低地のため輪中集落が数多く見られる。

【第2日】 3月7日(日)
●あざみ賞
 あざみは、キク科アザミ属の多年草の総称。世界中に約250種あり、このうち日本ではおよそ80種が自生している。身に付けていると北欧神話に登場する雷神トールの加護が得られるとされており、「雷草」とも呼ばれている。花言葉は「厳格」「独立」。

●伊勢(いせ)特別
 伊勢は、三重県南東部の市。伊勢神宮の鳥居前町として発展した。伊勢志摩国立公園の表玄関となっている。また旧国名のひとつで、志摩国に属した志摩半島、伊賀国に属した上野盆地周辺、紀伊国に属した熊野地方東部を除いた現在の三重県一帯を指す。

●熊野(くまの)特別
 熊野は、三重県南部の熊野灘に面する市。吉野熊野国立公園内に位置し、地域は豊かな自然と温暖な気候に恵まれている。また、スサノオ神話の地としても知られており、平成16年には熊野古道が世界遺産に登録された。

【第3日】 3月13日(土)
●蒲郡(がまごおり)特別
 蒲郡は、愛知県中南部にある市。三河湾国定公園に包含される海辺の観光地で、ラグーナ蒲郡や竹島水族館などがある。繊維工業や自動車産業が栄え、温暖な気候を活かしたミカンやイチゴなどの果物の栽培も盛ん。

●トヨタ賞中京記念(GIII)
 本競走は、昭和28年に行われた『中京開設記念』を翌年に改称して創設された競走。当初は、ダート1,800mの別定戦で行われていたが、幾度かの距離の変更を経た後、芝コース新設に伴い45年から芝2,000mのハンデ戦となった。中京競馬場で最も古い歴史を誇る重賞競走となっている。
 本競走は、トヨタ自動車株式会社より寄贈賞を受けて施行される。

●伊良湖(いらご)特別
 伊良湖は、愛知県東部、渥美半島の先端に位置する町。伊良湖岬周辺は1月上旬より咲き始める菜の花の名所として有名。同岬と三重県鳥羽市の神島との境の海峡は伊良湖水道と呼ばれ、潮流が速く暗礁もあるため、航海の難所として知られている。

【第4日】 3月14日(日)
●沈丁花(じんちょうげ)賞
 沈丁花は、中国原産のジンチョウゲ科の常緑低木。早春、香りの強い花を多数開く。雌雄異株であるが、日本に生息するものはほとんどが雄株であり実を結ばない。名前は、花の香りを沈香(じんこう)と丁字(ちょうじ)に例えたことに由来している。花言葉は「栄光」「永遠」。

●知立(ちりゅう)特別
 知立は、愛知県中部の市。旧東海道の池鯉鮒(ちりふ)の宿として発展した。市内にある知立神社は、江戸時代に東海道三社の1つに加えられた名社で、日本武尊(やまとたけるのみこと)がもとを作ったと伝えられている。東部にある八橋は、歌物語の『伊勢物語』にも名所として詠まれた。

●熱田(あつた)特別
 熱田は、名古屋市南部の区。熱田神宮の門前町として発展した。江戸時代には宮宿(みやのしゅく)と呼ばれ、東海道最大の宿場町として栄えた。熱田神宮は熱田大神を祭神とし、神体は草薙剣(くさなぎのつるぎ)であり、「熱田さま」「宮さま」として親しまれている。

【第5日】 3月20日(土)
●御在所(ございしょ)特別
 御在所は、三重県三重郡北部、菰野(こもの)町西部にある鈴鹿山脈の主峰。標高は1,212m。御在所岳または御在所山ともいう。鈴鹿国定公園に属し、山頂に通じる大規模なロープウェイや展望台が設けられ、平坦部にはシャクナゲの群落も見られる。ロッククライミングに適した岩場(藤内壁)が有名。

●中日スポーツ賞ファルコンステークス(GIII)
 本競走は、昭和62年に『中日スポーツ賞4歳ステークス』の名称で創設された重賞競走。当初は1,800mで争われていたが、平成8年より距離が1,200mとなり、13年に現在の名称となった。その後、重賞競走体系の見直しに伴い、18年より施行時期が6月から3月に移設された。
 ファルコン(falcon)は、英語で「ハヤブサ」の意味。
 中日スポーツは、愛知県名古屋市に本社を置く中日新聞社が発行するスポーツ紙。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。

●鈴鹿(すずか)特別
 鈴鹿は、三重県北部の市。古くは伊勢国府・国分寺が置かれた。市の西部には、日本初の国際レーシングコースである鈴鹿サーキットがあり、自動車レースの最高峰F1の日本グランプリやオートバイの鈴鹿8時間耐久ロードレースなどが開催される。

【第6日】 3月21日(祝・日)
●はなのき賞
 はなのきは、ハナカエデとも呼ばれるカエデ科の落葉高木。花の木とも書く。木曽川流域などに自生し、庭にも植えられる。春、葉に先立って濃紅色の花が咲き、5月ごろ実を結ぶ。秋には鮮やかに紅葉または黄葉する。愛知県の木になっている。

●トリトン(Triton)ステークス
 トリトンは、ギリシャ神話に登場する神。海の神ポセイドンとアンピトリテの息子。また、名港トリトンは、名古屋港に架かる名港西大橋・名港中央大橋・名港東大橋の三つの橋の愛称。

●瀬戸(せと)特別
 瀬戸は、愛知県中北部の市。良質の陶土を産し、鎌倉時代以来、日本有数の陶磁器の産地となっている。鎌倉時代に加藤藤四郎が中国から陶法をこの地に伝えたのが日本の陶器の起源といわれる。室町時代までは古瀬戸と呼ばれる陶器が主流であった。桃山時代には瀬戸黒、志野焼、織部焼、黄瀬戸などの茶陶が多く造られた。江戸時代の一時期、瀬戸の陶業は衰退したが、文化元年(1804)に加藤民吉が九州・有田(伊万里焼)の製磁法を習得して瀬戸で応用し、染め付け磁器の焼成に成功してから再び盛んになった。

【第7日】 3月27日(土)
●フリージア(Freesia)賞
 フリージアは、アヤメ科の秋植え球根植物。南アフリカ喜望峰の原産。5月頃、花茎の上部の片側にユリ形の6裂の花を咲かせる。つぼみは下から順次吹き、芳香を放つ。色は黄・白・桃・紅・紫など豊富で、大輪種もある。花言葉は「慈愛」「期待」。

●恋路ケ浜(こいじがはま)特別
 恋路ケ浜は、渥美半島の伊良湖岬灯台付近から日出の石門までの約1kmにわたる白浜の海岸。高貴な男女が恋に陥って都を追われ、この地に逃れてきたものの、好奇の目に耐えかねて男性は裏浜の弁財ケ浜に、女性は岬の恋路ケ浜に別れて住んでいた。やがて病気になり世間を恨みながら死に、女性は女貝に、男性はミル貝になったという悲恋の伝説がある。

●刈谷(かりや)特別
 刈谷は、愛知県三河地方西部の市。地名は、元慶元年(877)に出雲より一族を連れ移住した狩谷出雲守の名に由来する。また、徳川家康の生母「於大(おだい)の方」ゆかりの地としても知られている。市の中心部は自動車関連企業が並び、自動車関連産業の中心地として発展している。

【第8日】 3月28日(日)
●三河(みかわ)特別
 三河は、旧国名のひとつ。現在の愛知県東部にあたる。三河湾は愛知県南部の湾で渥美半島と知多半島に囲まれ、渥美湾・知多湾に分かれる。ノリ・アサリの養殖が盛ん。

●名古屋開府400年記念名古屋城(なごやじょう)ステークス
 本競走は、名古屋開府400年を記念して施行される。
 名古屋城は、名古屋市にある城。大永年間(1521〜1528)に今川氏が同地に那古野城を築き、後に織田信長が拠るが、同氏が清洲に移ったため廃城となった。現在の城は、1609〜14年の間に徳川家康の命により諸大名が築いたもので、尾張徳川家の居城となっていた。また、天守の金の鯱により金城と称された。天守は、昭和34年に再建されたコンクリート製だが、ほぼ正確に外観復興されており、金鯱(しゃちほこ)とともに名古屋の顔となっている。また、正門と大小天守以外の建造物はすべて戦災を免れた現存物で、ほとんどが重要文化財になっている。

●高松宮記念(GI)
 本競走は、昭和42年に創設された『中京大賞典』を前身とする競走。46年に高松宮殿下から優勝杯を賜ったのを機に改称し、『第1回高松宮杯』として施行された。以来、距離2,000mの別定戦として争われてきたが、平成8年に距離が1,200mに変更されると共に、GIIからGIに格上げされ、中京競馬場初のGI競走となった。また、10年より競走名が『高松宮記念』に変更され、5月から3月下旬に移設して施行されている。春の古馬スプリント路線の頂点を決める競走であるとともに春のGIシリーズの始まりを告げる一戦となっている。

●中京サンクスプレミアム(キングヘイローメモリアル)
 本競走は、売上げの5%相当を上乗せして払戻をする「JRAプレミアムレース」全24競走の内の1つ。本競走を最後に中京競馬場は平成24年1月まで改築工事が行われることに伴い、これまでの感謝を表すプレミアムレースとして「サンクス」を冠している。
 競走名に併記されているキングヘイローは、過去の『高松宮記念』優勝馬から、ホームページ上のファン投票によって選出された平成12年の同レース優勝馬。