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特別レース名解説  2回 福島競馬
【第1日】 6月19日(土)
●開成山(かいせいざん)特別
 開成山は、福島県郡山市にある山。総面積約30haの開成山公園があり、春になると約1300本もの桜が咲き競う桜の名所となっている。野外音楽堂や野球場などがあり、市民の憩いの場として親しまれている。

●さくらんぼ特別
 さくらんぼは、桜の果実の総称。特にセイヨウミザクラの実をいい、6月頃に紅色・黄色に熟したものを食用とする。日本には明治時代に伝わった。山形県の特産品で、その生産量は全国第1位である。

●安達太良(あだたら)ステークス
 安達太良山は、福島県中北部にある標高1,700mの休火山。磐梯朝日国立公園の南端にあり、山麓には岳温泉など数々の温泉がある。明治33年(1900)の大爆発以後は活動を休止している。

【第2日】 6月20日(日)
●雄国沼(おぐにぬま)特別
 雄国沼は、磐梯山の西方にあるカルデラ湖。猫魔ヶ岳、雄国山等に周囲を囲まれている。面積45ha、周囲4.6km。沼の付近には天然記念物の湿地植物が多数群生している。

●横手(よこて)特別
 横手は、横手盆地の東縁にある秋田県南東部の市。県下有数の豪雪地帯で、「かまくらの町」として知られ、2月に開催される「横手のかまくら」は、雪国秋田を代表する民俗行事として有名。また、平安時代に起こった後三年の役など歴史の舞台となった場所であり、市内には数多くの史跡が残っている。
 なお、横手にはJRAの場外勝馬投票券発売所である横手場外がある。

●バーデンバーデンカップ
 バーデンバーデンは、ドイツの南西部、バーデン・ヴュルテンベルク州に属する都市。リゾート地として知られ、ヨーロッパ有数の温泉地でもある。本競走は、バーデンバーデン競馬場との交換競走として施行される。同競馬場では、国際的にも主要なレースのひとつである『バーデン大賞』が行われている。

【第3日】 6月26日(土)
●種市(たねいち)特別
 種市は、岩手県九戸郡洋野町の地名。三陸海岸の北端部に位置し、青森県と接する。海水浴場やヨットハーバーが整備された種市海浜公園や、三陸の荒波によって造り出された窓岩などがある。名産はウニ、干し椎茸。
 なお、種市にはJRAの場外勝馬投票券発売所である種市場外がある。

●信夫山(しのぶやま)特別
 信夫山は、福島市の中央にあり、羽山、羽黒山、熊野山の三山から成る山。福島競馬場の北西に見ることができる。羽黒、湯殿、月山の3神社が祭られ、古来より信仰の山として崇められてきた。

●テレビユー福島賞
 テレビユー福島は、福島市に本社を置くTBS(東京放送)系列の放送局。略称はTUF。昭和58年開局。本競走は、平成3年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

【第4日】 6月27日(日)
●栗子(くりこ)特別
 栗子は、福島県北西部と山形県の境にある奥羽山脈の中の一峰。標高1,217m。山腹の栗子峠は、福島市と米沢市を結ぶ交通の要衝となっている。豪雪地のため、冬場はスキー場としても有名。

●鶴ヶ城(つるがじょう)特別
 鶴ヶ城は、会津若松城の別称。至徳元年(1384)に葦名直盛が館を築いたのが始まりとされ、以降、伊達、蒲生、上杉、加藤、保科、松平と様々な大名の居城となった。慶応4年(1868)の戊辰戦争において、松平容保率いる会津軍が官軍に抗して籠城した城としても有名。明治7年(1874)に廃城となったが、昭和40年に再建され、内部は郷土歴史博物館として公開されている。

●福島テレビオープン
 福島テレビは、福島市に本社を置くFNS(フジテレビ)系列の放送局。昭和38年開局。本競走は、同局から寄贈賞を受け、39年に創設された。

【第5日】 7月3日(土)
●いわき特別
 いわきは、福島県南東部の市。昭和41年に平、勿来、常磐、内郷、磐城の5市と4町5村が合併して誕生した。農業、水産業のほか化学、金属工業が盛ん。

●白河(しらかわ)特別
 白河は、福島県南部の市。かつての奥州に入る三関のひとつ白河の関の跡があり、みちのくの玄関口であった。江戸時代には松平氏の城下町として発展し、関東と奥州を結ぶ要地として栄えた。

●阿武隈(あぶくま)ステークス
 阿武隈は、福島県西白河郡旭岳に源を発し、福島盆地を流れて宮城県に入り、太平洋に注ぐ川。全長は約239km。

【第6日】 7月4日(日)
●南相馬(みなみそうま)特別
 南相馬は、福島県北東部の市。平成18年1月に小高町・鹿島町と原町市が合併して誕生した。毎年7月下旬に市内で行われる相馬野馬追(そうまのまおい)は平将門の軍事訓練が起源と伝えられ、500騎余の騎馬武者が旗指物をつけて疾走する勇壮な祭りである。

●猪苗代(いなわしろ)特別
 猪苗代は、福島県中北部の町。南部には、国内第4位の大きさを誇る猪苗代湖がある。
 猪苗代湖は、磐梯山南麓にある最深約94m、面積約103kmの湖。酸性の地下水や中ノ沢温泉の強酸性の源泉が流入するため、湖水も酸性を示す。また、湖内の鉄・アルミニウムイオンが流入水との中和の過程において有機物やリンと吸着・結合し、湖底に沈殿するため、全国でも有数の水質を誇る。日橋川・安積疏水の水源でもある。

●ラジオNIKKEI賞(GIII)
 本競走は、昭和27年に創設された『中山4歳ステークス』を前身とする競走。29年以降は日本ダービー終了後に施行(43年を除く)されていた。54年に施行競馬場が中山から福島に変更されたが、1,800mの距離は現在も踏襲されている。春のクラシック終了後、夏・秋以降を見据えた3歳馬限定競走である。
 ラジオNIKKEIは、日経ラジオ社が運営する短波放送局の愛称。

【第7日】 7月10日(土)
●福島ジャンプステークス
  本競走は、障害競走の振興を図る目的で、平成11年に創設された。福島競馬場の障害コースの特徴は、コースの中央にバンケットを有する襷コースである。初夏の福島開催を彩る競走として施行されている。

●三陸(さんりく)特別
  三陸は、陸前・陸中・陸奥の総称。東北地方北東部の地域を指す。三陸沖はリアス式海岸が有名で、気仙沼や宮古、釜石などの港があり、付近は豊かな漁場となっている。中央の陸中部は国立公園に指定されている。

●郡山(こおりやま)特別
  郡山は、福島県中央部の市。東に阿武隈山系、北に安達太良山を望み、市の中心部には阿武隈川が流れている。東北自動車道・磐越自動車道や東北新幹線などの高速交通網が整備されており、交通の要衝として発達している。

●オグリキャップ追悼競走松島(まつしま)特別
 本競走は,去る7月3日(土)に死亡したオグリキャップ号の生前の功績を称えて追悼競走として施行される。
 松島は、宮城県中部、松島湾一帯の景勝地。日本三景の1つ。海食により奇観を呈する大小260余の島があり、松が茂る。大高森・富山・扇谷・多聞山からの眺望が優れ、松島四大観と称される。瑞巌寺や五大堂・塩竈神社・観瀾亭など歴史的建造物も多い。

【第8日】 7月11日(日)
●織姫(おりひめ)賞
  織姫は、七夕の織女星のことで、こと座のアルファ星・ベガの和名。星に関する中国の伝説の女主人公。天の川の東で一人寂しく機を織っていた織女は、天の川の西に住む彦星(牽牛星)と結婚したが、機織りを怠けたために、天帝は二人を年に一度7月7日の夜にしか会わせないことにした。織女が天の川を渡るときは、鵲(かささぎ)が橋になるという。この伝説から七夕の行事が始まったとされている。

●彦星(ひこぼし)賞
  彦星は、七夕の牽牛星のことで、わし座のアルファ星・アルタイルの和名。夏の大三角形の1つ。天の川によって隔てられた織姫と、7月7日に年に一度だけ会うことを許されたとする中国の伝説の男主人公。

●尾瀬(おぜ)特別
  尾瀬は、群馬・福島・新潟の三県にまたがって広がる、尾瀬沼や尾瀬ヶ原を中心とする地域。燧(ひうち)ヶ岳・至仏山などを含み、尾瀬国立公園に属する。日本最大の高層湿原で、ミズバショウ・ニッコウキスゲなどの湿地植物の宝庫となっている。

●サマー2000シリーズ七夕賞(GIII)
 サマー2000シリーズの第1戦。
 七夕は、五節句のひとつで7月7日の行事。この夜、天の川の両側にある牽牛星と織女星が、年に一度だけ会うといわれる。この星に女性が技芸の上達を祈れば叶えられるとされ、奈良時代から貴族社会では星祭りを行うようになった。近世には民間にも普及した。現在でも各地で祭事が行われており、特に仙台の七夕祭りは全国的に有名。
 本競走は、昭和40年に創設された3歳以上、2,000m、ハンデキャップの重賞競走。54年までは距離が1,800m、51年から54年までは『東北記念』の名称で施行されていた。初夏の福島開催が定着した55年以降は、そのフィナーレを飾る競走として親しまれている。