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特別レース名解説  3回 小倉競馬
【第1日】 12月4日(土)
●耶馬渓(やばけい)特別
 耶馬渓は、大分県を流れる山国川・駅館川などが台地を刻んでできた渓谷。岩石美・森林美・渓流美が揃い、その調和がすばらしい名勝の地。菊池寛の『恩讐の彼方に』で有名な青の洞門がある。

●柳川(やながわ)特別
 柳川は、福岡県南西部にある旧城下町。昭和27年(1952)年市制施行。有明海に臨み、筑後川と矢部川に挟まれた三角州に位置する。クリーク網が発達し、水郷として有名。また、有明海岸には雄大な干拓地が広がっている。詩人・北原白秋の生地として知られ詩碑「帰去来」がある。

●小月(おづき)特別
 小月は、山口県下関市の東部にある地域。幕末の志士高杉晋作の側室おうの(後に尼となり谷梅処)を偲び、東行庵では毎年6月中旬に菖蒲祭りが行われる。下関の伝統芸能が披露されるため、多くの人々が訪れる。

【第2日】 12月5日(日)
●岩国(いわくに)特別
 岩国は、山口県東部に位置する市。瀬戸内海に面しており、パルプ・紡績・石油化学工業等が立地する工業地帯である一方、北西部は山地の自然に富んでおり、周南市に源流を発して市内を横断する錦川は現在もなお清流を誇っている。また、岩国藩の城下町としての名残があり、その中でも錦川をまたぐ錦帯橋は有名な建築物である。

●下関(しものせき)ステークス
 下関は、山口県西端に位置する市。古くより九州や中国大陸からの本州の玄関口として栄えた。歴史的に数々の出来事に関係している都市でもある。下関市と北九州市を隔てる関門海峡は、平安時代に壇ノ浦の戦いで平家が滅亡した地であり、また幕末には長州藩と外国艦隊の戦闘の場となった。

●三萩野(みはぎの)特別
 三萩野は、北九州市小倉北区の地名。昭和6年に小倉競馬場が現在の地に移転するまで三萩野で競馬が開催されていた。

【第3日】 12月11日(土)
●田川(たがわ)特別
 田川は、福岡県中央部に位置する市。昭和18年(1943)市制施行。石炭の重要性が高かった明治時代から昭和30年代にかけてエネルギー供給の地として重要な役割を果たした。現在は、それらの炭坑は閉山されたが、住宅・交通・文化施設等の環境整備が進められている。また、毎年5月に山笠の川渡りで知られる神幸祭がこの地域で行われている。

●中日新聞杯(GIII)
 本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。初年度は『中日杯』の名称で施行され、翌年に現在の名称に改められた。当時の中京競馬場は芝コースがなかったため、ダート1,800mで施行されていたが、45年に芝コースが新設されたことに伴い芝1,800mで施行されるようになり、平成18年からは距離が2,000mに変更されている。施行時期は従来1〜3月であったが、12年より12月に移設され、3歳以上馬による競走となった。
 中日新聞社は、名古屋市に本社を置く新聞社。本競走は同社より寄贈賞を受けている。
 なお、本年は中京競馬場の改築工事に伴い小倉競馬場で施行される。

●鞍手(くらて)特別
 鞍手は、福岡県北部鞍手郡にある町。昭和30年に剣町と古月、西川の2村が合併し鞍手町と改称した。明治中期以降、炭鉱の町として発展した。国指定重要文化財の仏像をもつ長谷寺がある。

【第4日】 12月12日(日)
●彦島(ひこしま)特別
 彦島は、山口県下関市にある関門海峡の西側に浮かぶ島。文治元年(1185)の源平最後の合戦(壇ノ浦の戦い)における平家最後の砦としてその滅亡を見届けた島として知られている。そのため現在もなお清盛塚を初めとした平家ゆかりの史跡が多い。かつては「引島」とも呼ばれていた。

●スポーツ報知杯雲仙(うんぜん)特別
 雲仙は、長崎県島原半島北西部に位置する市。平成17年に周辺7町が対等合併し、雲仙市となった。また、長崎県島原半島の中央部にある火山群の総称。富士山とともに特別名勝に指定されている。
 スポーツ報知は、東京と大阪に本社を置く報知新聞社が発行するスポーツ紙。本競走は、同社より寄贈賞を受けている。

●企救丘(きくがおか)特別
 企救丘は、福岡県北九州市小倉南区にある地名。昭和60年に開通した北九州高速鉄道(北九州モノレール)小倉線の終点駅である企救丘駅がある。

【第5日】 12月18日(土)
●つわぶき賞
 つわぶきは、キク科の多年草。東北地方以南の暖地の海辺に野生する。その葉がフキに似ており、葉の表面がつやつや光っているので、艶蕗(つやふき)からつわぶきの名が付いたと言われている。10月頃から初冬にかけて、高さ50〜60cmの太い茎を立て、上方に枝を分けて、キクのような鮮黄色の美しい頭状花を開く。花言葉は「謙譲」。

●豊明(とよあけ)特別
 豊明は、愛知県中部にある市。地名は酒造業を営んでいた伊藤家の屋号「豊倉屋」の「豊」と明治の「明」に由来する。市内には桶狭間の古戦場や、昭和28年に開設された中京競馬場がある。なお、本年は中京競馬場の改築工事に伴い小倉競馬場で施行される。

●志賀島(しかのしま)特別
 志賀島は、福岡市東区の西部、玄海灘から博多湾を限る海ノ中道先端の陸繋島。天明4年(1784)に農民が発見した金印「漢倭奴国王印」の出土地として知られるとともに、元寇古戦場の蒙古首切塚がある。志賀島神社はお島様、お志賀様とも称され、海の守護神として広く信仰されている。

【第6日】 12月19日(日)
●名古屋日刊スポーツ杯
 本競走は、平成15年に名古屋日刊スポーツ社より寄贈賞を受けて創設された競走。名古屋日刊スポーツは、昭和44年の創刊。名古屋本社は、大阪日刊スポーツ新聞社名古屋支社が分離独立して平成7年に設立された。なお、本年は中京競馬場の改築工事に伴い小倉競馬場で施行される。

●農林水産省賞典愛知杯(GIII)
 本競走は、昭和38年に創設された重賞競走。当時は外国産馬以外のすべての馬に出走資格が与えられていたが、47年に内国産種牡馬の奨励と保護の一環として、父内国産馬限定競走として施行された。平成16年からは牝馬限定の競走として改められ、18年より施行時期を6月から12月に移設して現在に至っている。
 なお、本年は中京競馬場の改築工事に伴い小倉競馬場で施行される。

●九重(くじゅう)特別
 九重は、九州の中央部にあり、久住山を中心に東は黒岳から西は桶蓋山にいたる火山群の総称。阿蘇国立公園に含まれ九重連山とも呼ばれ、九州の屋根と言われている。

【第7日】 12月25日(土)
●樅の木(もみのき)賞
 樅の木は、マツ科の常緑大高木。日本特産で、本州・四国・九州の山地に自生する。樹皮は黒灰色。葉は線形で、小枝に2列に密生する。果実の松かさは直立して付く。庭木やクリスマスツリー、パルプ材に利用される。花言葉は「高尚」「崇高」。

●宗像(むなかた)特別
 宗像は、福岡県北部の北九州市と福岡市の中間に位置する市。昭和56年に市制施行。古くは、主要路の通過地だったため、宿場町・市場町として栄え、近年は大規模な住宅団地の造成の結果、大都市に隣接したベッドタウンとなった。北東端には中世豪族・宗像氏が築いた城跡が残っている。

●沖の島(おきのしま)特別
 沖の島は、玄界灘北方にある島。古くから大陸航路の要衝とされ、宗像大社の沖津宮にはタキリヒメノミコトが祭られている。近海はタイ、ブリ、イカなどの好漁場で、島内には天然記念物の沖の島原始林が茂り、オオミズナギドリが生息する。

【第8日】 12月26日(日)
●八女(やめ)特別
 八女は、福岡県南西部にある市。昭和29年(1954)に福島町が川崎・忠見の2村と岡山村の一部を編入し、改称・市制施行。矢部川の扇状地に位置し、中心の福島は城下町・市場町として発達した。農産物集散のほか、仏壇、ちょうちん、和紙、竹製品などの農村副業的工業が盛ん。

●筥崎(はこざき)特別
 筥崎は、福岡市東区に鎮座する旧官幣大社。祭神は応神天皇、神功皇后、玉依姫命で、もともとは筑前穂浪郡の大分宮に鎮座していたが、延喜21年(921)に八幡大菩薩の託宣がくだり、これに従って2年後に現在の地に遷座したとされている。重要祭事には1月の玉せせり、2月初卯祭、5月騎射祭、9月放生会、12月御降誕祭などがある。

●2010アンコール(Encore)ステークス
 アンコールは、英語でもう一度の意。また、演奏者や歌手が予定のとおり終了した後、聴衆が拍手や掛け声で再演を望むこと。阪神競馬場で施行されるファイナルステークスの後に、まさにアンコールとして本競走は施行される。