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●対馬(つしま)特別
対馬は、九州の北方にある島。上島と下島からなり、長崎県に属する。古くから朝鮮半島や中国との通路にあたる要地であった。国指定天然記念物であるツシマヤマネコが生息している。
●九州スポーツ杯
九州スポーツは、東京スポーツ新聞社が九州地区で発行する昭和41年創刊のスポーツ紙。九州本社は福岡市に所在。本競走は、58年に同社から寄贈賞を受け創設された。
●有田(ありた)特別
有田は、佐賀県西部、有田川の上中流域を占める西松浦郡の町。有田焼(伊万里焼)の産地として知られ、毎年4月下旬から5月上旬にかけて大規模な陶器市が開かれる。有田の陶業は、朝鮮出身の陶工・李参平が元和2年(1616)泉山で良質な白磁鉱を発見し、日本で初めて磁器を焼くことに成功したことに始まる。正保年間(1644〜1648)には陶工・酒井田柿右衛門が良質の原料(長石)を得て赤絵の着色に成功し、その様式は柿右衛門様式としてヨーロッパなどにも輸出された。
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●桜島(さくらじま)特別
桜島は、鹿児島市街の沖合3km、鹿児島湾にある火山島。大正3年(1914)の大噴火で大隅半島と陸続きとなった。南岳は現在も噴火を繰り返している。特産品として桜島大根が有名。
●釜山(ぷさん)ステークス
釜山は、韓国南東部に位置する広域市。韓国の主要都市の中では最も日本に近く位置し、古くから朝鮮半島と日本とを結ぶ交通の要衝として栄えてきた。そのため日本との関係も深い。小倉競馬場と釜山競馬場は姉妹競馬場として提携している。
●英彦山(ひこさん)特別
英彦山は、福岡・大分両県境にある奇石・奇峰に富む火山群の主峰。標高1,200m。山伏の修行場として知られる。北・中・南岳の三峰からなり、中岳に英彦山神宮がある。
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●小倉サマージャンプ(J・GIII)
本競走は、平成11年に創設された障害重賞競走。別定競走として芝3,390mで施行されている。正面中央の竹柵障害は、120cm、130cm、140cmの3段階に高さが可変する上下動式障害で、本競走は高さ140cmを使用して行われる。また、最終のハードル障害を芝コースに設置することで、迫力ある飛越を間近で観戦することが出来る競走となっている。
●足立山(あだちやま)特別
足立山は、北九州市小倉北区と小倉南区の境、企救半島にある標高598mの山。別名「霧が岳」とも呼ばれる。山頂からは北九州一帯、響灘、周防灘などが展望できる。麓には足立山森林公園が整備されている。
●北九州短距離(きたきゅうしゅうたんきょり)ステークス
北九州は、福岡県北部の市で、政令指定都市。昭和38年に若松・八幡・戸畑・小倉・門司の5市が合併して発足。現在は八幡区が東西に、小倉区が南北にそれぞれ分区されている。北九州工業地域の中心となっており、金属・化学・製鉄・機械などの重化学工業が発達している。
●天草(あまくさ)特別
天草は、天草諸島の略称。天草諸島は、熊本県宇土半島の南西にある島々。上島・下島・大矢野島を主島とする100余の島からなり、地理上は鹿児島県の長島なども含む。室町時代末期にキリスト教が広まり、隠れキリシタンや殉教者の遺跡が数多くある。温暖な気候を利用しての果樹や花の栽培が盛ん。
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●西日本スポーツ杯
西日本スポーツは、福岡市に本社を置く西日本新聞社が発行する昭和30年創刊のスポーツ紙。本競走は、39年に同社から寄贈賞を受け、『西日本新聞杯』として創設され、61年に現在の名称に変更された。
●KBC杯
KBCは、福岡市に本社を置く九州朝日放送の略称。ラジオは昭和28年に、テレビは34年から放送を開始している。本競走は、平成3年に同社より寄贈賞を受け創設された。
●有明(ありあけ)特別
有明は、有明海のこと。有明海は、九州西部、長崎・佐賀・福岡・熊本四県に囲まれた島原湾の湾奥にある浅い海。干満の差は日本最大で広大な干潟にはムツゴロウやワラスボなどが生息している。海苔が多く生産されることで有名。
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●指宿(いぶすき)特別
指宿は、鹿児島県薩摩半島南部、旧指宿カルデラの火口原を占める市。指宿温泉の砂蒸し風呂が有名。市域が霧島屋久国立公園に入り、開聞岳や池田湖などがある。温泉熱を利用した果物・観葉植物の栽培が盛ん。
●高千穂(たかちほ)特別
高千穂は、高千穂峰(たかちほのみね)のこと。高千穂峰は、宮崎県と鹿児島県の境、霧島火山群南部にある円錐状火山。標高1,574m。天孫降臨伝説の地で、山頂には天逆鉾(あまのさかほこ)がある。大正2年(1913)には西方の寄生火山・御鉢が噴火した。ミヤマキリシマ、マイヅルソウなどが自生し、山麓には多くの温泉がある。霧島屋久国立公園に属する。
●青島(あおしま)特別
青島は、宮崎市南部、日南海岸の北端にある島。浸食されて海食台をなし、「鬼の洗濯板」と呼ばれる景観を呈する。ビロウなどの亜熱帯性植物群落は、特別天然記念物に指定されている。また、海水浴場も広がりマリンスポーツを楽しむことができる。
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●若戸(わかと)特別
若戸は、福岡県北九州市の地名。洞海湾に架かる若戸大橋が有名。同橋は、昭和37年に開通した有料道路橋で、若松区と戸畑区を結んでいる。全長2,068m、つり橋部分の長さは約680m。桁下の高さが42mあり、橋の下を大型船でも通過することができる。
●響灘(ひびきなだ)特別
響灘は、福岡県の北東方、山口県の西方の海域。西は玄界灘に続き、冬季は季節風が強く吹くことから古来より大陸への重要航路であった。沿岸には古代の遺跡が多く見られ、中国大陸や朝鮮半島との交流が深かったことを今に伝えている。
●サマー2000シリーズ農林水産省賞典小倉記念(GIII)
サマー2000シリーズの第3戦。
本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。当初より長らく2,000mのハンデキャップ戦で施行されていたが、平成7年に別定重量に変更された。12年には再びハンデキャップ戦となっている。
●筑紫(ちくし)特別
筑紫は、九州の古称。「つくし」ともいう。筑前・筑後二国、豊国・肥国を含めた九州の北半分、または九州全体を指す場合などがある。
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●秋吉台(あきよしだい)特別
秋吉台は、山口県西部の美祢市を中心とする石灰岩台地。狭義には台地中央を貫流する厚東川以東の国定公園地区を指す。ドリーネと呼ばれる窪地や鍾乳洞など、日本最大のカルスト地形として知られ、石灰岩中には多数のフズリナ化石を含み、古生物学・構造地質学上でも重要視されている。特に日本一の規模を誇る鍾乳洞である秋芳洞は観光地としても有名。秋芳洞を基点とする観光ルートも設けられ、若竹山南部には科学博物館や展望台などもある。
●西部日刊スポーツ杯
西部日刊スポーツは、福岡市に本社を置く日刊スポーツ新聞西部本社が発行する、昭和52年創刊のスポーツ紙。本競走は、63年に同社から寄贈賞を受け創設された。
●都井岬(といみさき)特別
都井岬は、宮崎県南端、日向灘(ひゅうがなだ)と志布志湾とを分ける岬。日南海岸国定公園に属し、天然記念物である小型の御崎馬やニホンザルが生息している。また、ソテツの自生林がある。
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●西海(さいかい)賞
西海は、西方の海のこと。特に、瀬戸内海または九州の海を指す。また、西海道の略。西海道は、五畿七道のひとつ。九州は古代より中国大陸や朝鮮半島、琉球諸島などと海を通じて交流が深い。
●宮崎場外開設記念宮崎(みやざき)ステークス
本競走は、宮崎場外発売所の開設を記念して施行される。
宮崎は、九州南東部に位置する県。宮崎には、JRAの競走馬育成施設である宮崎育成牧場がある。同場は、かつては宮崎競馬場として明治40年から昭和38年まで競馬が施行されており、現在でも競馬場時代の一等馬見所(グランドスタンド)が保存されている。31年からは育成牧場としても整備され、平成3年の競馬法改正に伴い名称を現在の宮崎育成牧場に改称した。冬季の気候が温暖なことから年間を通じて育成カリキュラムに沿った調教を屋外で行うことができるのが特徴で、育成された競走馬は主にJRAブリーズアップセールで売却されJRA育成馬としてデビューする。なお、宮崎場外発売所は、利用者登録制の場外発売所として同場内に開設された。
●日田(ひた)特別
日田市は、大分県西部の市。昭和15年(1940年)市制施行。日田盆地にある城下町は、江戸時代には日田金、日田銭で有名な九州の金融の中心地だった。市街を流れる三隅川沿いの水郷地帯は耶馬日田英彦山国定公園に属し、咸宜園(かいぎえん)跡などの史跡も多い。周辺の山地は全国屈指の杉(日田杉)の産地で、製材、木工業が盛ん。また、北端の皿山は小鹿田焼(おんたやき)で知られる。
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