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特別レース名解説  4回 京都競馬
【第1日】 10月10日(土)
●りんどう賞
 りんどうは、リンドウ科の多年草。根茎は短く、茎は斜上あるいは直立している。本州から九州までの山野に自生し、秋に青紫色の鐘状の花を数個開花させる。根は苦みが強く、品種によっては竜胆(りんどう)の名で健胃薬とされる。花言葉は「正義」。

●清滝(きよたき)特別
 清滝は、京都市右京区の地名。保津川支流の清滝川が流れ、高雄や保津峡をめぐるハイキングコースになっており、秋には紅葉の名所として多くの観光客が訪れる。天然記念物のゲンジボタルの生息地としても知られている。

●夕刊フジ杯大原(おおはら)ステークス
 大原は、京都市左京区の地名。比叡山の北西麓に位置し、寂光院・来迎院・三千院などの古刹のほか、後鳥羽天皇の陵や惟喬親王の遺跡がある。しば漬けの産地としても有名。
 夕刊フジは、産経新聞社より発行されている昭和44年創刊の夕刊紙。本競走は、平成12年より同社から寄贈賞を受けている。

【第2日】 10月11日(日)
●久多(くた)特別
 久多は、京都市左京区の地名。京都市の最北端に位置し、山々に囲まれ豊かな自然に恵まれていることから、キャンプ場が整備され、渓流釣りなどアウトドアが盛ん。室町時代から伝承されている「花笠踊り」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

●藤森(ふじのもり)ステークス
 藤森は、京都市伏見区にある神社。本殿は、室町時代の一間社流造りで重要文化財に指定されている。5月5日の藤森祭では、勇ましい武者行列が町内を巡り、表参道では神事である駈馬(かけうま)が行われる。

●農林水産省賞典京都大賞典(GII)
  本競走は、昭和41年に『ハリウッドターフクラブ賞』の名称で創設された競走。当初は3歳以上、3,200m、別定重量で施行されていたが42年に距離が2,400mに短縮され、49年に現在の競走名に改称された。秋の中長距離路線に臨む馬の前哨戦となっている。

【第3日】 10月17日(土)
●堀川(ほりかわ)特別
 堀川は、京都市中心部を流れる川。延暦13年(794)平安遷都の際に、自然の河川に手を加えて流路を定めた。かつては友禅染の工程に利用されていたが、現在は大部分が地下を通る水路になり、ほとんど水は流れていない。堀川通り沿いには二条城や西本願寺などがある。

●鳴滝(なるたき)特別
 鳴滝は、京都市右京区の地名。また、御室川にある滝。ある日、この滝が大きな音をたてていたことを不吉に思った村人たちが高台に避難したところ、村に大洪水が押し寄せ、村人たちは命を救われた。このことから、この滝を含む地域を鳴滝と呼ぶようになった。江戸時代の陶芸家、尾形乾山が窯を開いた地でもある。

●デイリー杯2歳ステークス(JpnII)
 本競走は、昭和41年に1,600m、馬齢重量の条件で創設された重賞競走。翌年には1,400m(49年〜52年は1,200m)に短縮され、平成9年より再び1,600mになった。
 デイリースポーツは、昭和23年創刊のスポーツ紙。デイリースポーツ社は、東京・大阪に本社を置く。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行されている。

【第4日】 10月18日(日)
●壬生(みぶ)特別
 壬生は、京都市中京区の地名。かつては朱雀大路と並行して平安京を南北に貫く壬生大路が大内裏の美福門に通じていたが、低湿地であったため農業が発達し、農村に転じていった。幕末には近藤勇らの新撰組が屯所を置いたことでも有名。また、壬生寺では節分・4月・10月の年3回、壬生狂言が一般公開される。京野菜のひとつ壬生菜の原産地でもある。

●愛宕(あたご)特別
 愛宕は、京都市北西部にある山の名。標高924m。山頂に愛宕神社があり、本宮に稚産日神(わくむすびのかみ)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)などを、若宮に雷神(いかづちのかみ)・迦具土神(かぐつちのかみ)を祭っている。防火の神をして信仰を集め、7月31日参詣する千日詣が有名。

●清水(きよみず)ステークス
 清水は、京都市東山区の清水寺を中心とした一帯。西国三十三ヶ所第16番札所の法相宗音羽山清水寺は観音と舞台で有名。宝亀9年(778)の開創といわれ、平成6年に世界遺産に登録された。京都の代表的な寺院で、本堂裏には名所「音羽の滝」があり、多くの参拝客が訪れる。また、陶器の清水焼は全国的に有名。

●秋華賞(GI)
 本競走は、平成8年に創設された3歳牝馬限定の競走。2,000mの馬齢重量で争われる。従来、桜花賞、優駿牝馬(オークス)に続く牝馬三冠レースとしてはエリザベス女王杯が設けられていたが、同競走が古馬牝馬競走体系改善に伴い3歳以上馬による競走となったため、新たに三冠を締めくくる競走として本競走が設けられた。
 競走名の「秋華」は、中国の詩人である杜甫や張衡が文字通り「あきのはな」として詩中で用いた言葉である。「秋」は大きな実りを表し、「華」には名誉、盛り、容姿が美しいという意味が込められている。

【第5日】 10月24日(土)
●三年坂(さんねんざか)特別
 三年坂は、京都市にある通りの名。清水寺への参道として、大同3年(808)に作られたことが名の由来といわれる。また、安産の信仰がある子安観音への参詣道にもあたることから、産寧坂(さんねいざか)とも呼ばれている。

●古都(こと)ステークス
 古都は、古い都、旧都という意味。京都は、延暦13年(794)に平安京として長岡京から遷都され、明治元年(1868)の東京遷都まで1000年以上にわたって日本の政治の中心地であった。現在、かつての皇居、京都御所が京都市中心部にあり、その広大な敷地は京都御苑と呼ばれ市民の憩いの場となっている。

●室町(むろまち)ステークス
 室町は、京都市中央部を南北に通じる道路の名称。北は鞍馬口から南は東本願寺までを指す。三条通りとの交差点付近は交通の便がよく、西陣にも近いことから繊維問屋が集中している。「花の御所」と呼ばれた室町幕府は、今出川通りの北側に置かれた。

【第6日】 10月25日(日)
●かえで賞
 かえでは、カエデ科カエデ属の総称。世界で約200種類、日本には10数種類あり、ほとんどの種類が北半球の温帯に分布している。一般的に植えられているのは、イロハモミジ類であり、秋には葉が紅く色づく。名は、葉の形が蛙の手に似ていることから名付けられたと言われている。花言葉は「遠慮」「自制」。

●北野(きたの)特別
 北野は、京都市上京区の地名。地名は大内裏の北側の野からきている。付近には学問の神様として信仰を集める菅原道真を祀る北野天満宮があり、受験シーズンには多くの合格祈願者が訪れる。毎月25日には縁日が開かれ、1月の初天神、12月の終い天神は参拝者で賑わう。また、梅の名所としても有名で毎年2月25日には梅花祭が開かれる。

●桂川(かつらがわ)ステークス
 桂川は、丹波山地の東端を水源とし、亀岡盆地、保津峡、京都盆地を経て大山崎付近で宇治川・木津川と合流し、淀川となって大阪湾に注ぐ河川。上流は大堰川、中流は保津川と呼ばれ、嵐山渡月橋より下流を桂川と呼ぶ。京都市西部を流れ、周辺には松尾大社や桂離宮など名所旧跡も多い。かつては友禅染にも利用されていた。

●菊花賞(JpnI)
 本競走は、イギリスの『セントレジャー』に範をとり、昭和13年に『京都農林省賞典4歳呼馬競走』として創設された。23年より現在の名称になり、距離と施行場は第1回から変わることなく(スタンド改築工事により阪神競馬場で施行された54年を除く)今日まで受け継がれてきている。
 3歳馬競走の最高峰に位置する5大クラシックレースの一つであり、皐月賞、東京優駿(日本ダービー)に続く三冠の最終関門となっている。本競走は「最も強い馬が勝つ」と言われ、二度にわたる坂越え、3,000mの距離を乗り切るスタミナとスピードを兼ね備えた馬だけに栄冠が与えられる。

●観月橋(かんげつきょう)ステークス
 観月橋は、京都市伏見区の宇治川に架かる橋。京都と奈良を結ぶ大和街道に架けられた。古くは桂橋といい、豊臣秀吉の伏見城築城時に豊後大友氏に命じて架け替えられた際、豊後橋と呼ばれるようになった。その後、幕末期の「鳥羽・伏見の戦い」で焼失したが、明治時代に再建され、仲秋の名月を観賞するのに格好な場所であることから観月橋の名で親しまれるようになった。

【第7日】 10月31日(土)
●萩(はぎ)ステークス
 萩は、マメ科ハギ属の落葉低木の総称。葉は3枚の小葉からなる複葉で楕円形。秋、蝶形で紅紫色の花を総状につける。万葉集には萩を詠んだ歌が約130首もあり、植物を詠んだ歌の中では最も多い。秋の七草の一つでもある。花言葉は「思い」「思案」。

●八坂(やさか)ステークス
 八坂は、京都市東山区祇園町の地名。八坂神社の例祭は祇園祭と呼ばれ、7月一杯行われるが、特に17日の神輿渡御と山鉾巡行、24日の還幸と花傘巡行が名高く、東京の神田祭、大阪の天神祭とともに日本三大祭と称されている。

●毎日放送賞スワンステークス(GII)
 本競走は、昭和33年に4歳以上1,800mのハンデキャップ戦として創設された競走。36年に別定重量に、47年には1,600mに距離を短縮(55年は小倉の2,000m)、さらに59年の番組改革で1,400mの重賞競走となった。また、施行時期も春から秋に変更となった。
 競走名のスワン(Swan)は、英語で「白鳥」の意味。京都競馬場の馬場中央の池を泳ぐ白鳥は同競馬場のシンボルであり、昭和32年にオランダから購入したもので、現在は約70羽が生息している。
 なお本競走は、毎日放送より寄贈賞を受けている。毎日放送は、大阪に本社を置く放送局。近畿地区を放送エリアとする。TBS系列。

【第8日】 11月1日(日)
●高雄(たかお)特別
 高雄は、京都市右京区の地名。清滝川に接し、古くから京都郊外の紅葉の景勝地として有名。栂尾、槇尾とともに三尾と呼ばれ、付近には国宝『源頼朝像』や「かわらけ投げ」で有名な高雄山神護寺がある。

●西陣(にしじん)ステークス
 西陣は、京都市上京区の新町通から西へ千本通に至る、一条通より北の一帯のこと。名は応仁の乱のとき、西軍の山名宗全が陣を置いたことに由来する。西陣織で有名。

●カシオペア(Cassiopeia)ステークス 
 カシオペアは、晩秋の頃北の空に見られる星座。北斗七星とともに北極星を探す指標となる星座として知られている。星座の形がM型やW型に見えたりすることから「山形星」「錨星(いかりぼし)」とも呼ばれる。名前はギリシャ神話に登場する古代エチオピア王妃のカシオペイアに由来する。カシオペイアは、自分の娘の美貌を誇りすぎたため海神ポセイドンの怒りに触れ、天に上げられて星座になったと伝えられている。