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特別競走名解説  2回 中京競馬
【第1日】 3月14日(土)
●桑名(くわな)特別
 桑名は、三重県北東部の市。江戸時代は東海道42番目の宿場町として栄え、熱田・宮宿(みやのしゅく)から伊勢湾の海上七里を海路で渡る「七里の渡し」の舟着き場があり、東海道の要所であった。現在は伊勢湾臨海工業地帯に属し、鋳物工業を中心とする機械産業が盛ん。また、市の東部に位置する長島は、木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川の河口付近にあたり、海面より低地のため輪中集落が数多く見られる。

●トヨタ賞中京記念(GIII)
 本競走は、昭和28年に行われた『中京開設記念』を翌年に改称して創設された競走。当初は、ダート1,800mの別定戦で行われていたが、幾度かの距離の変更を経た後、芝コース新設に伴い45年から芝2,000mのハンデ戦となった。中京競馬場で最も古い歴史を誇る重賞競走となっている。
 本競走は、トヨタ自動車株式会社より寄贈賞を受けて施行される。

●伊勢(いせ)特別
 伊勢は、三重県南東部の市。伊勢神宮の鳥居前町として発展した。伊勢志摩国立公園の表玄関となっている。また旧国名のひとつで、志摩国に属した志摩半島、伊賀国に属した上野盆地周辺、紀伊国に属した熊野地方東部を除いた現在の三重県一帯を指す。

【第2日】 3月15日(日)
●沈丁花(じんちょうげ)賞
 沈丁花は、中国原産のジンチョウゲ科の常緑低木。早春、香りの強い花を多数開く。雌雄異株であるが、日本に生息するものはほとんどが雄株であり実を結ばない。名前は、花の香りを沈香(じんこう)と丁字(ちょうじ)に例えたことに由来している。花言葉は「栄光」「永遠」。

●中京スポーツ杯
 中京スポーツは、昭和43年3月1日より東京スポーツ新聞社から発行されているスポーツ夕刊紙。本競走は、60年に東京スポーツ新聞社より寄贈賞を受けて創設された。

●寒狭川(かんさがわ)特別
 寒狭川は、愛知県東部、美濃三河高原の段戸山に発して南に流れ、長篠付近で宇連川と合流して豊川となる川。全長約46km。鳳来字山の西側を貫流蛇行し、峡谷を形成している。峡谷沿いはアユやアマゴなどの釣り場として知られている。

【第3日】 3月21日(土)
●熊野(くまの)特別
 熊野は、三重県南部の熊野灘に面する市。吉野熊野国立公園内に位置し、地域は豊かな自然と温暖な気候に恵まれている。また、スサノオ神話の地としても知られており、平成16年には熊野古道が世界遺産に登録された。

●中日スポーツ賞ファルコンステークス(GIII)
 本競走は、昭和62年に『中日スポーツ賞4歳ステークス』の名称で創設された重賞競走。当初は1,800mで争われていたが、平成8年より距離が1,200mとなり、13年に現在の名称となった。その後、重賞競走体系の見直しに伴い、18年より6月から3月に移設された。
 ファルコン(falcon)は、英語で「ハヤブサ」の意味。
 中日スポーツは、愛知県名古屋市に本社を置く中日新聞社が発行するスポーツ紙。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。

●鈴鹿(すずか)特別
 鈴鹿は、三重県北部の市。古くは伊勢国府・国分寺が置かれた。市の西部には、日本初の国際レーシングコースである鈴鹿サーキットがあり、オートバイの鈴鹿8時間耐久ロードレースなどが開催される。

【第4日】 3月22日(日)
●岡崎(おかざき)特別
 岡崎は、愛知県中南部の市。矢作川とその支流である乙川の流域に位置し、東海道の宿駅として発展した。徳川氏ゆかりの地で、家康の生地でもあり、市内には岡崎城跡など多くの史跡が残っている。600年ほど前から醸造されている八丁味噌が名産。

●トリトン(Triton)ステークス
 トリトンは、ギリシャ神話に登場する神。海の神ポセイドンとアンピトリテの息子。また、名港トリトンは、名古屋港に架かる名港西大橋・名港中央大橋・名港東大橋の三つの橋の愛称。

●瀬戸(せと)特別
 瀬戸は、愛知県中北部の市。良質の陶土を産し、鎌倉時代以来、日本有数の陶磁器の産地となっている。鎌倉時代に加藤藤四郎が中国から陶法をこの地に伝えたのが日本の陶器の起源といわれる。室町時代までは古瀬戸とよばれる陶器が主流であった。桃山時代には瀬戸黒、志野焼、織部焼、黄瀬戸などの茶陶が多く造られた。江戸時代の一時期、瀬戸の陶業は衰退したが、文化元年(1804)に加藤民吉が九州・有田(伊万里焼)の製磁法を習得して瀬戸で応用し、染め付け磁器の焼成に成功してから再び盛んになった。「瀬戸物」は陶磁器の代名詞となっている。

【第5日】 3月28日(土)
●フリージア(Freesia)賞
 フリージアは、アヤメ科の秋植え球根植物。南アフリカ喜望峰の原産。5月頃、花茎の上部の片側にユリ形の6裂の花を咲かせる。つぼみは下から順次吹き、芳香を放つ。色は黄・白・桃・紅・紫など豊富で、大輪種もある。花言葉は「慈愛」「期待」。

●恋路ケ浜(こいじがはま)特別
 恋路ケ浜は、渥美半島の伊良湖岬灯台付近から日出の石門までの約1kmにわたる白浜の海岸。高貴な男女が恋に陥って都を追われ、この地に逃れてきたものの、好奇の目に耐えかねて男性は裏浜の弁財ケ浜に、女性は岬の恋路ケ浜に別れて住んでいたが、やがて病気になり世間を恨みながら死に、女性は女貝に、男性はミル貝になったという悲恋の伝説がある。

●刈谷(かりや)特別
 刈谷は、愛知県三河地方西部の市。地名は、元慶元年(877)に出雲より一族を連れ移住した狩谷出雲守の名に由来する。また、徳川家康の生母「於大(おだい)の方」ゆかりの地としても知られている。市の中心部は自動車関連企業が並び、自動車関連産業の中心地として発展している。

【第6日】 3月29日(日)
●熱田(あつた)特別
 熱田は、名古屋市南部の区。熱田神宮の門前町として発展した。江戸時代には宮宿(みやのしゅく)とよばれ、東海道最大の宿場町として栄えた。熱田神宮は熱田大神を祭神とし、神体は草薙剣(くさなぎのつるぎ)であり、「熱田さま」「宮さま」として親しまれている。

●三河(みかわ)特別
 三河は、旧国名のひとつ。現在の愛知県東部にあたる。三河湾は愛知県南部の湾で渥美半島と知多半島とに囲まれ、渥美湾・知多湾に分かれる。ノリ・アサリの養殖が盛ん。

●桶狭間(おけはざま)ステークス
 桶狭間は、愛知県豊明市と名古屋市にまたがる地域にある古戦場。永禄3年(1560)、今川義元は駿河、遠江、三河の大軍を率いて上洛を目指し、織田信長の前衛拠点を次々と攻略して桶狭間に進出した。このとき信長は少数の兵をまとめ、風雨をつき、義元の本陣を奇襲し大勝した。

●高松宮記念(GI)
 本競走は、昭和42年に創設された『中京大賞典』を前身とする競走。46年に高松宮殿下から優勝杯を賜ったのを機に改称し、『第1回高松宮杯』として施行された。以来、距離2,000mの別定戦として争われてきたが、平成8年に距離が1,200mに変更されると共に、GIIからGIに格上げされ、中京競馬場初のGI競走となった。また、10年より競走名が『高松宮記念』に変更され、12年には5月から3月下旬に移設して施行されている。春の古馬スプリント路線の頂点を決める競走であるとともに春のGIシリーズの始まりを告げる一戦となっている。