JRA育成馬を用いた生産育成研究業務

 JRAが購買した育成馬は、日高育成牧場と宮崎育成牧場で専門技術をもつ職員により育成されます。JRAでは、この育成期間に生産育成に係わる調査研究や技術開発を行い、得られた成果を各地の講習会などを通して普及しています。
 JRA育成馬は、十分な手間と時間をかけて馬と人との信頼関係を築いた上で馴致されます。また、入厩後約1ヶ月間実施する昼夜放牧では十分な運動量を得るとともに、青草をふんだんに摂取して馬体の発育を促進し、強い精神力をも育みます。年内は基礎体力の向上と正しいハミ受け作りに努め、年明け以降徐々に調教速度や運動強度を増加します。この際、心拍数測定等の科学的データ分析をすることで、個々の馬に適したトレーニング手法の探求に努めています。
 さらにJRAでは、海外競馬先進国に職員を派遣することで、海外の優れた育成調教法の導入を図り、より良い育成方法の開発や育成技術の向上に努めています。

  2008年売却育成馬で実施した育成研究
 
2008年売却育成馬一覧はこちら

  JRA育成牧場管理指針 −日常管理と馴致(第3版)−
   
1. 馴致に対する考え方
2. 日常の躾と管理
3. 騎乗馴致
4. 騎乗調教
5. ゲート馴致
6. さまざまな疑問に対する考え方
7. 育成牧場における護蹄管理指針

  JRA育成牧場管理指針 − 生産編 −
   
1. 繁殖牝馬の交配管理
2. 妊娠期の管理
3. 分娩管理
4. 分娩直後の新生子の管理

  育成研究成果
   
  乳汁中のpHおよびBrix値を用いた分娩日の推定について
  軟骨代謝からみた育成馬のトレーニング効果判定について
  若馬にみられた咽頭虚脱症例の運動生理学的な検討について
  育成後期から競走期にいたるV200値の変動について
  育成馬へのライトコントロール法の応用について
  育成馬の球節部検査所見と競走期パフォーマンスとの関連について
  育成期における上気道所見と競走期パフォーマンスとの関連について
  馬のライフステージ別栄養管理
     
  日高だより<生産育成研究室>