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【PROFILE】高尾紳路(たかお しんじ)
1976年10月26日生まれ、千葉県出身。さそり座のA型。
田岡敬一氏に師事。藤沢秀行名誉棋聖門下。2005年、第60期本因坊戦で張栩本因坊を4−1で破り本因坊位を獲得、タイトル獲得により九段昇段。その後、第62期(07年)まで本因坊。06年に第31期名人、第1回大和証券杯ネット囲碁オープン優勝(初代ネット棋戦王者となる)、賞金ランキング第1位。08年に第46期十段戦で趙治勲十段を3−0で破り初の十段獲得。本年3月、史上最年少・史上最高勝率・史上最短期間で通算700勝を達成。著書に『高尾紳路の布石入門』(成美堂出版)、『攻めの急所・厚みのポイント』(NHK出版)等。


日本棋院 ホームページ http://www.nihonkiin.or.jp/
高尾紳路公式ブログ「たかお日記」 http://blog.goo.ne.jp/s-takao-san

−−ところで、囲碁にも国際試合があり、そのルールは日本で行われているものとは微妙に違い、勝つために求められる要素も異なってくると聞いたことがあります。例えるなら、それは、日本の馬が海外に行き、芝の質が違う競馬場でレースをするような感覚なのでしょうか?
「ああ、そういう部分はあるのかもしれませんね。囲碁の場合、国内戦よりも国際戦の方がパワーが必要になってきますから。競馬でいえば、日本の馬がフランスのロンシャン競馬場あたりを走るような感覚かもしれません。」

−−囲碁を打つうえで“パワーが要る”とは、どういう意味なのでしょうか?
「うまくは言えないけれど、馬力が必要という感じですね。例えば柔道でも、海外の選手はプロレスみたいな技を繰り出してくることもあるじゃないですか。囲碁においても、海外の対戦相手はああいった力技が多いイメージがあります」

−−国際試合を数多く経験されている高尾九段は、日本の馬が海外のレースに出走することについて、どう感じられていますか?
「海外でもどんどん活躍してほしいとは思うものの、『実際は色々と大変なんだろうな』とも想像します。僕の場合、日本から韓国や中国へと渡って試合をするだけでも相当疲れてしまうのに、競走馬の場合はヨーロッパやアメリカまで移動するわけですからね。しかも、飛行機に慣れている馬というのはそういないでしょうし……。そう考えると、馬にとっては何かと負担が大きいかもしれませんが、それでもやっぱり、日本の馬が海外の大レースを勝利するシーンを見たいですね」

−−最後に、高尾九段にとって、競馬の魅力や醍醐味とは何か教えていただけますか?
「最近は特に、内国産種牡馬の産駒が活躍していますよね。例えばブエナビスタの場合、お父さんはスペシャルウィークでお母さんがビワハイジ。ああいう強い馬たちから、こういう強い仔が出てきたんだと思うと感慨深い。競馬って、世代のサイクルが早いから、何年も見続けているとそういう部分も面白く感じられるようになるわけです。だからこそ、これからもずっと競馬を見続けて、楽しんでいきたいと思います」

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次回は、サッカー解説者の松木安太郎さんです(11月25日(水)公開予定)

高尾紳路
第1回 09/10/28
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