−−六車さんが、競馬場でいちばん好きな場所はどこですか? 「私の場合は検量室前ですね。勝利を飾って戻ってきた人馬と、それを迎える調教師さんが対面する瞬間を見ると、馬券の当たり外れに関係なく嬉しくなってしまいます。また検量室前は、敗れた陣営の声もあちこちから聞こえてくるんですが、つまり、興奮冷めやらぬ現場の声を肌で感じられる場所だと思うんですよね。せっかくそういうスペースに入らせていただいているからこそ、自分のブログの中で、そこでの様子をできるだけ伝えるようにしています」

−−ブログの更新はどれぐらいの頻度でされているんですか?
「基本的に毎日更新しているんですが、GI レースがある日には、特に競馬場からの怒とうの更新をかけています。あまりに頻繁にネットにアクセスしすぎて、携帯電話の電池がすぐに消耗してしまうので、バッテリーを3つ持ち歩いているほどなんですよ(笑)。場内のさまざまな場所で目にしたことを逐次ブログにアップしているのですが、いちばん嬉しいのは、『今日は仕事があって競馬場に行けなかったけれど、ブログを見て競馬場に足を運んだ気分になったよ』といった感想をいただいたときですね」

−−ブログへのコメントは、やっぱり励みになるのですね。
「はい。とくに私の場合、競馬はみんなで楽しむものだと思っているんです。競馬好きなら初対面でも誰もがすぐ仲良くなれるし、音楽と同じで、あるレースを思い出すと瞬時にタイムスリップして、みんなと思い出を共有できる。だからこそ、自分のブログは一方通行なものではなく、レース前にはみんなが予想しあって盛り上がり、レースが終わったあと、再び全員で自慢や反省を口にする、そんな場所にしたいとずっと思い続けています」

−−さて最後に、六車さんにとって競馬の魅力とは何か、改めて教えていただけますか?
「ひとことでいえば、ドラマであり、ロマンですよね。1頭のサラブレッドには、馬主、騎手、調教師、厩務員、生産者、そしてファンなど、いろんな人の思いや願いが託されていて、だからこそ奇跡のようなドラマがたびたび起きる。競馬の魅力とは、その部分に尽きると思います」

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