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平成17年(2005年) 第41回小倉記念(GIII)
メイショウカイドウ VS ワンモアチャッター
我らのスーパースター
2005年 第41回小倉記念(GIII)
 アトラス、ロッコーイチ、ミヤジマレンゴ。この3頭の馬名を聞いて共通項をあげられる人はかなりの競馬通だ。では、もう1頭、メイショウカイドウを加えたら? 九州の競馬ファンなら、きっとこのヒントでピンとくることだろう。そう、彼らは小倉で行われる古馬平地重賞(小倉大賞典、小倉記念、北九州記念)の完全制覇を達成した馬なのである。
 そんな小倉名人(マイスター)の1頭、メイショウカイドウが平成17年の小倉記念に出走してきた。前年の小倉記念、平成17年の小倉大賞典、北九州記念を優勝し、ミヤジマレンゴから27年ぶりに“小倉三冠”を達成したメイショウカイドウだが、このレースを勝てば、年間での“小倉三冠”という新たな勲章を得ることになる。ここまでの実績から58.5キロというトップハンデを課せられたものの、ファンの熱い期待と支持を受け、堂々1番人気での出走となった。
 レース前半の1000メートル通過は58秒4。16日間続く夏の小倉開催も後半に入り、やや荒れ気味の馬場ながら早い流れになった。そんななか、メイショウカイドウは後方の外めを追走。長く伸びた隊列がぐっと縮まり出した3コーナーにかかると、鞍上の武豊騎手の手が激しく動きはじめ、徐々に先行集団に取りついていく。そして迎えたホームストレッチ。馬場の良い大外に持ち出されたメイショウカイドウはラストスパートに入るが、さすがに初めて背負う斤量のためか、一気に突き抜けるまでには至らない。しかし、そこは小倉の鬼。じわじわと末脚を伸ばすと、食い下がるライバルたちを力でねじ伏せ、追い込んだワンモアチャッターも3/4馬身退け、颯爽とゴールを駆け抜けた。その直後、着順掲示板に1分58秒0という勝ち時計がレコードの文字とともに表示されると、小倉王者の驚異的なパフォーマンスを称え、拍手と歓声がスタンドからわき上がった。
 レース中、落鉄というアクシデントがあったにもかかわらず、史上初となる年間での“小倉三冠”達成と小倉記念連覇、そして歴代最多の小倉重賞4勝目と、まさに記録づくめの勝利を飾ったメイショウカイドウ。武豊騎手は、この競馬場で8勝目(アトラスらと並ぶタイ記録)をあげたパートナーに対し「理想的な競馬ができました。あとは小倉以外でも走ってくれることを願いたいですね」と笑顔で語った。その願いを実現させるべく、秋には天皇賞に挑戦したものの結果を残せなかったメイショウカイドウだが、小倉競馬場での走りに魅了されたファンにとっては、彼こそが永遠に“我らのスーパースター”であり続けることだろう。
 第41回小倉記念(GIII)
 小倉競馬場 2000メートル(芝・右) 晴・良・16頭
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 タイム/着差 人気
1 5 10 メイショウカイドウ 牡6 58.5 武  豊 坂口 正大 R1:58.0 1
2 4 7 ワンモアチャッター 牡5 54 福永 祐一 友道 康夫 3/4 2
3 1 1 ツルマルヨカニセ 牡5 56 小牧  太 橋口弘次郎 クビ 3
4 2 3 セフティーエンペラ せん6 56 安藤 勝己 小野 幸治 ハナ 4
5 2 4 アグネスシラヌイ 牡7 54 吉田  稔 白井 寿昭 1 3/4 6
6 6 12 カゼニフカレテ 牡6 52 佐藤 哲三 佐々木晶三 9
7 8 15 チアズメッセージ 牝5 55 幸  英明 領家 政蔵 3/4 8
8 6 11 スパルタクス 牡7 53 上村 洋行 長浜 博之 クビ 7
9 7 14 ニホンピロキース 牡4 53 熊沢 重文 服部 利之 クビ 5
10 3 5 エイシンハリマオー 牡7 55 和田 竜二 坂口 正則 アタマ 15
11 5 9 サンライズシャーク 牡7 53 柴原 央明 崎山 博樹 1/2 14
12 3 6 メモリーキアヌ 牝5 51 渡辺 薫彦 湯窪 幸雄 3/4 10
13 1 2 トウカイオーザ 牡8 54 芹沢 純一 松元 省一 クビ 13
14 4 8 ベストタイクーン 牡7 52 小池 隆生 宮   徹 11
15 7 13 イケハヤブサ 牡7 50 川田 将雅 鮫島 一歩 3/4 16
16 8 16 グリーンプレジャー 牡6 54 赤木高太郎 五十嵐忠男 12
 
 2007.7.28 レーシングプログラム掲載


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