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『〜将来競馬に携わる仕事を目指したい君に〜』

パート2 競馬学校での一日
   
 
『騎手編』

 JRAの騎手になるためには、ここ千葉県白井市にある競馬学校に入学することをお勧めします。入学するための試験については、「募集要項」で詳しく説明していますので、そちらをご覧下さい。
 では、競馬学校ではどんな訓練や授業をやっているのか具体的に説明していきましょう。
 まず、競馬学校の朝は5時40分に始まります。生徒の一日は検量(体重を計ること)を行ってからスタートします。各自の体重管理表に測定した値を記入し、ジャージを着て生徒寮の外に整列します。
 
 点呼をしてからラジオ体操を開始します。体操が終わると駆け足で各自が担当している馬のいる厩舎へ向かいます。 各自2頭の馬を管理し、馬房の清掃や馬の健康チェック、飼い付け作業(馬のご飯)を行います。
 一人で2頭の世話をするので結構ハードです。約1時間後の6:50、点呼を取りこの作業は終了します。
 7時になると朝食の時間です。全員が集合して食事 が始まります。食堂には名前入りのボードがあり、 生徒各自のご飯の量を調整できるよう朝食◎、昼食○、 夕食△などの印をつけます。
(◎は普通、○は若干少な目、 △は更に少な目、×はご飯なし を意味します。)食堂の入口に設置されているボードには各自 の体重推移表が張られており、騎手課程生徒達は自分自身で体重管理をしなければなりません。
 8時になると実技訓練が始まります。実技では1年生の最初の頃は覆馬場(屋内にある馬場)で訓練を開始し、10月頃から実践的な競走姿勢であるモンキースタイルの練習を始めます。訓練が始まると実技教官から生徒に対して厳しい声が何度も飛びます。プロの騎手になるための訓練 なので、正しい騎乗フォームや扶助(乗り手の意志を伝える方法)ができるようになるまで徹底的に指導を受けます。
 教官は3人体制で様々な角度から生徒の騎乗姿勢をチェックし、時には大声で注意を与え、場合によっては馬を止めて理解できるまでじっくり説明します。なぜなら、騎手の仕事は生命の危険を伴うものだからです。 1頭目の実技訓練に1時間30分を要します。実技が終了すると馬を馬房につれていき、鞍を外し、裏ホリ(蹄の泥を落とす。)をします。そして、2頭目の馬に鞍をつけ同じ訓練をもう一回やります。そし て、12時に午前の実技訓練が終了すると、やっと昼食になります。
 午後1時からの2時間は学科の授業です。競馬学校で生徒たちは国語・社会・英会話・美術等の一般教科と、競馬人として必要な馬学・競馬法規・馬術学・競馬のしくみなどの専門教科の授業を受けます。

   午後3時からは各自が管理している馬の手入れ作業が始まります。午後5時頃に馬の手入れ作業が終了すると、夕食を含めた2時間30分が自由時間になります。
生徒たちはその時間を利用して筋力トレーニングやランニングあるいは学科の勉強などをし、各自がそれぞれに必要な学習・鍛錬をします。午後7時に夜の飼い付け(馬の夕食)が終わると、就寝時間の9時まで引き続きスクワットや木馬を使った競走姿勢の訓練などの自主トレーニングをして、1日がようやく終わります。
以上のように、普通の高校生とは違い、生徒たちは規律ある生活の中で少ない自由時間を有効に使い、騎手になるという夢に向かって毎日自己を律した生活を送っているのです。