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 中山グランドジャンプ(J・GI)・ペガサスジャンプステークス出走予定 外国馬プロフィール

馬名 (アルファベット) 年齢 調教師 調教国  
ジノラッド号 Ginolad せん9 A.パーセル オーストラリア プロフィール全成績
ジノラッド号 プロフィール
ジノラッド (Ginolad)=オーストラリア
せん・9歳・黒鹿毛 (2000年 オーストラリア産)
Perugino
High Royale(母の父:King's High)
馬 主 J.パーセル氏
調教師 A.パーセル師
騎 手 C.ダーデン
戦 績 通算66戦5勝(うち障害14戦3勝)
主な戦績 2008年 グランドアニュアルスティープルチェイス (オーストラリア) 1着
    2008年 グランドナショナルスティープルチェイス (オーストラリア) 1着
 ジノラッドは2000年11月9日生まれのオーストラリア産です。生産者はサウスオーストラリア州のメイフィールズ・プロプリエターズ。
 同馬は1歳時のマジックミリオンイヤリングセール(アデレード)に上場され、2万1000豪ドル(当時約135万円)で取引されました。当初は平地競走馬としてニューサウスウェールズ州で調教され、2004年3月11日、地元シドニー地区のホークスベリー競馬場でデビューしました。R.クインの騎乗でのデビュー戦となった未勝利戦(芝1,300m)では、12頭立ての7着でした。3歳時は6戦0勝で4着(3回)が最高着順でした。
 4歳時は4戦0勝。5歳時の2005/06年に入り、デビューから15戦目のレースとなる2005年9月29日の未勝利戦で初勝利を挙げます。レースはニューサウスウェールズ州、ゴスフォード競馬場の芝2,100m(平地)で行われ、T.ジョーンズが騎乗し、2着のインターランチに1馬身1/2の差をつけました。5歳時は17戦してこの1勝だけでした。
 その後、6歳時の2006/07年シーズンに転機が訪れます。そのシーズンの2戦目、2006年10月に芝1,600m(平地)のハンデ戦で通算2勝目を挙げた後、2007年3月にシドニーのセリ市へ送り出され、当時馬主も兼ねていた調教師のアーロン・パーセル氏が、900豪ドル(当時約8万円)の安値で購入しました。
 パーセル氏本人は「好きなタイプの馬だったし、血統が気に入ったから購入した」と語っています。パーセル氏は、20代初めに海外に向かい、英国障害界の大御所、マーチン・パイプ調教師のもとで学んだことがあります。1990年代半ばに帰国後、まだ20代前半で豪州ジャンプレースの一大拠点、ウォーナンブール競馬場(ヴィクトリア州)に厩舎を構え、調教師として独立します。ジノラッドの馬主は、アーロン・パーセルの父親であるジェームズ.パーセル氏。
 ジノラッドの初障害戦は、2007年5月2日、地元のウォーナンブール競馬場で行われた未勝利ハードル戦(3,100m)でした。デビュー以来39戦2勝と、平地で伸び悩んだ成績を残してからの進路変更となりました。レースは12頭立てで行われ、A.ギャラウェイ騎乗で後方から差を詰め、トランスファーラルの2着となり、障害レースへの適性を示しました。
 続く平地のハンデ戦で3着に入ったあと、2007年5月23日のハードル条件戦(バララット競馬場、2,800m)で障害戦初勝利を挙げます。A.ギャラウェイが騎乗し、好位追走から差し切り勝ち。レースは11頭立てで、2着のデザートエアレスに1馬身1/2差をつけての勝利でした。
 その後、ラシェルハードル3着、オーストラリアンハードル7着を経て、2007年6月30日に、グランドナショナルハードル(サンダウン競馬場、4,250m)で好走し、名馬サムアーベンドの2着となります。単勝26倍の人気薄でしたが、W.ハーネットが騎乗し、62kgの斤量で不良馬場ながら、5番手追走から残り400mで2番手に上がり、そのままポジションを維持し、サムアーベンドから2馬身1/2差でした。
 次いで2007年7月7日、オーストラリア主要障害競走のひとつ、グランドナショナルスティープルチェイス(サンダウン競馬場、4,530m)に出走し、優勝馬クリアビューベイの3着に入ります。ここは堂々の1番人気に推され、W.ハーネット騎乗で残り400mで先頭に立つ見せ場を作りながらも及ばず、クリアビューベイからの着差は2馬身1/2でした。
 このあと2007年7月末の主要障害競走、ヒスケンススティープルチェイスを5着で2006/07年のシーズンを終えました。このシーズンは21戦2勝、うち障害戦は7戦1勝でした。
 次いで、7歳の2007/08年シーズンに、本格化を迎えます。長期休養後、2008年1月に戦列に戻ると、まず平地レースで調整し、最初の5戦を11、7、7、8、2着とした後、4月の一般ハードル戦7着を経て、2008年5月1日、念願のジャンプレース主要戦を制します。レースはウォーナンブール競馬場で行われたグランドアニュアルスティープルチェイス(5,500m)。レースは11頭立てで、C.ダーデンの騎乗で単勝3.8倍の1番人気に支持され、道中5〜6番追走から突き抜け、2着のグリーンローに4馬身の差をつけ優勝しました。64.5kgを負担しながら、重馬場での勝ちタイムは6分41秒9。地元ウォーナンブールの調教師がこの名物レースを制したのは実に19年ぶりのことでした。
 その後はクリスプスティープルチェイス7着など4戦(うち障害3戦)着外が続きましたが、2008年7月5日の主要戦、グランドナショナルスティープルチェイス(4,350m)を圧勝。レースはメルボルンCで有名なフレミントン競馬場に8頭を集めて行われ、単勝26倍の人気薄でしたが、2着のジャムラーンに8馬身の差をつけて優勝。騎手はB.マクリーン。負担重量63.5kgで、稍重馬場の勝ちタイムは4分58秒1でした。
 グランドアニュアル、グランドナショナルの2大スティープルチェイスを同一年に制したのは、1901年のフリーダム、1978年のソーアンドソー、1981年のカイモドに次いで史上わずか4頭目の快挙でした。レース後、パーセル調教師は「6,000mのレースがあったら、ジノラッドがチャンピオンだ」と語っています。
 次いで2008年7月末、“障害レースのコックスプレート”と称される大一番、ヒスケンススティープルチェイス(ムーニーバレー、3,712m)に向かいますが、距離不足も影響して、7着に敗れました。
 その後5か月の休養を経て、2008年12月末に復帰し、今年3月2日までに平地レースを5戦しました。

<血統>
 父のペルジノ(1997年に日本でリース供用)は名種牡馬ダンジグの直仔で1戦1勝。大種牡馬サドラーウェルズの4分の3兄弟(インブリード)という良血を買われて種牡馬となる。主要産駒にライトニングSなど豪G1を6勝したテスタロッサなど。母のハイロワイヤルはオーストラリアで27戦9勝(準重賞5勝)。母の父キングズハイはヴィクトリアダービーなど豪G1を2勝。

ジノラッド号 成績

全66戦5勝、2着4回、3着8回(うち障害14戦3勝、2着2回、3着2回)
総獲得賞金:約2,430万円 (390,870AUS$ 【1AUS$=62.2098円】)
通貨レートは2009年度

年月日 競馬場 国名 種類 レース名 距離 タイム 1着馬(2着馬) 1着馬タイム 着差(馬身) 騎手 斤量
09.03.02 テラング F ハンデ戦 2150 13 10 02:14.1 ヨハンズラブ 02:12.8 8 N.ローズ 53.0
02.13 ウォーナンブール F ハンデ戦 2388 12 8 02:32.1 バランスザブックス 02:31.3 5 N.ローズ 54.0
02.03 アララット F ハンデ戦 2000 9 6 02:05.9 ウイスキークロイフ 02:04.5 9 D.ラーソン 53.0
01.09 ウォーナンブール F ハンデ戦 2018 13 12 02:06.7 リッチフェロー 02:04.9 大差 B.ノベル 51.5
08.12.28 ウォーナンブール F ウッドフォードゴールドC 1700 10 10 01:47.2 アブソリュートスター 01:45.6 10 M.ウォルターズ 51.0
07.26 ムーニーバレー S ヒスケンススティープルチェイス 3712 13 7 04:19.8 サムアーベント 04:17.6 大差 A.ギャラウェイ 67.0
07.05 フレミントン S グランドナショナルスティープルチェイス 4350 8 1 04:58.1 (ジャムラーン)   8 B.マクリーン 63.5
06.28 フレミントン S クリスプスティープルチェイス 4000 11 7 04:35.4 ジーオーブ 04:32.0 大差 B.マクリーン 66.5
06.14 サンダウン S オーストラリアンスティープルチェイス 3900 12 6 04:32.4 トゥールーズロートレック 04:29.5 大差 S.ペイトマン 66.0
05.31 フレミントン S トレヴァークラークスティープルチェイス 3400 10 8 03:49.9 トゥールーズロートレック 03:47.2 大差 S.ペイトマン 66.5
05.21 サンダウン F ハンデ戦 2400 14 13 02:41.3 シスタースウィート 02:39.4 大差 B.イーガン 51.0
05.01 ウォーナンブール S グランドアニュアルスティープルチェイス 5500 11 1 06:41.9 (グリーンロー)   4 C.ダーデン 64.5
04.23 サンダウン H 一般ハードル戦 3000 9 7 03:14.9 ウィーピングウィロウ 03:13.1 大差 C.ダーデン 67.0
04.15 スターウェル F ハンデ戦 2000 10 2 02:04.8 ティンカーベッラ 02:04.4 2-1/2 C.プルス 53.0
03.31 テラング F ハンデ戦 1856 10 8 02:00.4 ルナヴィンダ 01:58.4 大差 C.プルス 53.0
02.26 ウォーナンブール F ハンデ戦 2035 14 7 02:07.8 キングデモニック 02:06.5 8 C.プルス 53.0
02.10 コラック F ハンデ戦 2000 11 7 02:07.4 モーソン 02:06.6 5 C.プルス 55.0
01.13 ウォーナンブール F ハンデ戦 1700 16 11 01:45.1 ユーマララミス 01:44.1 6 M.ペイン 54.0
07.07.28 ムーニーバレー S ヒスケンススティープルチェイス 3712 12 5 04:22.5 スパニッシュシンボル 04:20.4 大差 W.ハーネット 62.0
07.22 ウォーナンブール F ハンデ戦 2200 14 3 02:29.1 デモトゥ 02:28.6 3 C.プルス 53.0
07.07 サンダウン S グランドナショナルスティープルチェイス 4530 11 3 05:41.6 クリアビューベイ 05:41.2 2-1/2 W.ハーネット 62.5
06.30 サンダウン H グランドナショナルハードル 4250 9 2 05:06.7 サムアーベント 05:06.3 2-1/2 W.ハーネット 62.0
06.16 サンダウン H オーストラリアンハードル 3400 13 7 04:02.4 ハスタマナーナ 04:01.4 6 W.ハーネット 64.0
06.02 サンダウン H ラシェルハードル 3450 8 3 04:00.8 サムアーベント 03:59.4 9 W.ハーネット 62.0
05.23 バララット H ハードル条件戦 2800 11 1 03.16.7 (デザートエアレス)   1-1/2 A.ギャラウェイ 64.5
05.17 バララット F ハンデ戦 2200 12 3 02:24.0 フィーリングクロス 02:23.6 2-1/2 D.ホランド 53.0
05.02 ウォーナンブール H 未勝利ハードル戦 3100 12 2 03:33.8 トランスファーラル 03:32.5 8 A.ギャラウェイ 65.0
04.15 ハミルトン F ハンデ戦 2200 9 4 02:20.7 フィールザスティング 02:19.9 5 A.ダーマニン 53.0
02.20 ニューキャッスル F ハンデ戦 2300 12 12 02:26.7 ゴーアンドゲット 02:24.4 大差 T.ジョーンズ 55.5
01.30 ナウラ F ハンデ戦 1600 7 4 01:39.3 オーバリー 01:38.6 4 L.ミーチ 56.0
01.20 ケンブラグランジ F ハンデ戦 2000 11 7 02:08.5 スウィーピングビューティ 02:07.8 4 A.ヒューク 54.0
01.12 ポートマクォーリー F ハンデ戦 2000 12 3 02:04.0 ハイリーソートオブ 02:03.9 3/4 M.シュメッツァ 57.0
[2006年] 17戦1勝、2着1回、3着2回(平地競走のみに出走)
[2005年]  9戦1勝、3着1回(平地競走のみに出走)
[2004年]  8戦0勝(平地競走のみに出走)


「留意事項」
上記の成績は、Racing Information Services Australia Pty Ltd (RISA) 発表に準拠
タイムおよび着差については、JRA公式基準に基づいています。
斤量換算に関しては、IFHA (International Federation of Horseracing Authorities)に準拠
100分の1の単位があるタイムの場合でも、切り捨てています。
レースの種類は、H=ハードル(置障害競走)、S=スティープルチェイス(固定障害競走)、F=平地競走、NHF=ナショナルハントフラット(障害馬のための平地競走)で表しています。
障害レースの格付けは、国毎に定めているもので、国際的な格付けではありません。オーストラリア、ニュージーランドでは格付けは行っていません。

ジノラッド号 関係者プロフィール
☆馬主:ジェームズ・パーセル氏(James Purcell)

 1953年1月7日生まれ。オーストラリア国籍。
 公認会計士としてオーストラリアおよび海外における複数の企業に勤めた後、ヴィクトリア州モイン地方行政区域においてビジネス・観光部門のディレクターを務める。そして、2008年11月からはモイン地方議会議員に就任。
 祖父、父が競馬好きであり、また、生産も手がけていたという関係から、馬主としての経歴は長く、自身が初めて競走馬を所有したのは1970年ということである。
 ジノラッド号は2007年3月にシドニーのセリにて900豪ドルで購入。今回、世界的に有名な中山グランドジャンプに同馬が招待されたことを大変に誇りに思っているとともに、是非とも中山グランドジャンプに優勝したいという希望を持っている。
 趣味は競馬、政治、家族と過ごすこと。

☆調教師:アーロン・パーセル師(Aaron Purcell)

 1977年9月16日生まれ。オーストラリア国籍。
 ジノラッド号の馬主であるジェームズ・パーセル氏の息子である。父を含め数世代にわたり家族が競馬に携わっていたことから、調教師を目指すようになったのは彼にとって自然な流れであった。
 馬科学の学位を取得した後は、オーストラリアのフレミントン競馬場を始め、イギリスおよびフランスにてリーディングトレーナーに師事し、調教法・厩舎経営等を学ぶ。
 2001年に調教師としての経歴をスタートしてからは順調に勝ち星を重ね、2008年には、ジノラッド号でグランドアニュアルスティープルチェイス、グランドナショナルスティープルチェイスのビッグタイトルを手にする。
 そして、2006年から始まった豪州障害競馬のシリーズ戦『J.J.ホウラーン障害チャンピオンシップ・シリーズ』の2008年調教師部門では、中山グランドジャンプを3連覇したカラジ号の調教師として、日本のファンにもおなじみであるエリック・マスグローブ調教師と並ぶ第3位を獲得している。
 今回は初めての日本遠征であるが、ヨーロッパで学んできたことも活かし、中山グランドジャンプでの勝利を狙っている。そして、将来的にはジノラッド号を含めた自身の管理馬によって、日本のみならず、世界中のメジャータイトルを手にすることを目標にしているということである。
 趣味は家族と過ごすこと、競馬を含めたあらゆるスポーツの観戦。

☆騎手:クレイグ・ダーデン(Craig Durden)

 1972年4月21日生まれ。オーストラリア国籍。
 1989年10月豪州デビュー、メルボルンを拠点として騎乗。彼の父親が豪州の障害騎手として活躍していたこともあり、彼自身も自然と騎手の道を目指すようになった。主な勝鞍は、オーストラリアンハードル、オーストラリアンスティープルチェイス、グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス、グランドアニュアルスティープルチェイス、ヒスケンススティープルチェイス(以上、豪)等多数。
 そして、豪州の主要な障害競走を対象にポイントを競う『J.J.ホウラーン障害チャンピオンシップ・シリーズ』の騎手部門において、2006年に初代優勝騎手の栄誉を獲得した。
 なお、ペガサスジャンプステークスおよび中山グランドジャンプには、2007年以来の参戦(2007年はパーソナルドラム号に騎乗)である。
 趣味はオージーボール(AFL)とクリケットの観戦、家族と過ごすこと。