競馬用語辞典

頭文字

「て」からはじまる用語

用語

ティモシー

読み

てぃもしー

多年生のイネ科牧草で、耐寒性が強く馬の嗜好性も非常に良いため日本でも多く栽培されている。 草丈は80から110センチメートルで穂は円筒形で、5から12センチメートルとなる。

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用語

蹄叉腐爛

読み

ていさふらん

蹄底の下面にある蹄叉の凹部につまった汚物が原因で蹄叉角質が腐食し、悪臭をはなつ状態であり、腐食が進行して肉質な組織にまで達すると疼痛 が生じて跛行を呈する。の手入不足等の他、厩舎や放牧場が過度に湿潤環境であることも発症の原因となることがある。裏堀りなどをこまめに行い、に糞尿などが詰まったままにしておかないことが予防する上で重要である。

用語

蹄鉄

読み

ていてつ

馬の負面)に装着してを保護する人の靴に相当するものである。競走馬では、調教時と競走時に頻繁に打ち換える必要のない兼用鉄と呼ばれるアルミニウム合金製のものが使用されているが、乗馬では鉄製のものもよく使われている。

  • さまざまな蹄鉄の写真

用語

蹄葉炎

読み

ていようえん

馬のの内部にある葉状層の病気だが、その発症のメカニズムは一つではない。対側の肢蹄に体重をかけらないほどの故障が発生し、それを庇った肢蹄が踏みかえることなく体重をかけ続けた場合や、消化管障害や感染症により微生物の毒素あるいは馬自身がつくる生理活性物質が血液中に異常に多くなった場合や、人のII型糖尿病のようにインスリンに反応しにくい体質により血中のインスリン濃度が高くなった場合などがそれぞれ最終的に葉状層の血流に異常を来して本症が起こると考えられている。

用語

定量

読み

ていりょう

別定重量のうち、収得賞金に関係なく、馬の年齢または性別により、出走馬の全馬に一定の負担重量を定める方法。日本ダービーや有馬記念などもこの方法で行われる。

関連用語

用語

手がわり

読み

てがわり

レースで、それまで騎乗していた騎手から他の騎手に乗り替わること。

用語

テキ

読み

てき

競馬社会にのみ使われている隠語のひとつで調教師のこと。騎手厩務員等が自分の調教師のことを「うちのテキが」というように使う。語源は、調教師には元騎手が多く、騎手をひっくり返してひらがな読みをした(手・騎)ところからきた、といわれている。

カテゴリー

用語

鉄砲

読み

てっぽう

比較的長期の休養明けでレースに使うこと。このような場合にレースに使うことを「鉄砲使い」、また鉄砲使いでレースで好走するような馬を、「鉄砲の利く馬」という。

カテゴリー

用語

手前

読み

てまえ

馬の走り方のことで、右前脚よりも左前脚を前に出す「左手前」とその逆の「右手前」がある。右回りのコースは右手前、左回りのコースは左手前で走らないとコーナーを回る際、遠心力で外側にふくれてしまう。最後の直線では、走りやすい手前に替えて走りやすくする。

用語

テン

読み

てん

最初、真っ先の意。テンの半マイル、テンに追う、など。また、テン乗りというのは、その馬に騎手が初めて騎乗することをいう。

用語

天神乗り

読み

てんじんのり

騎手の乗り方のひとつで、モンキー乗りと対比して呼ばれることが多い。アブミを長く持ち背筋を伸ばして馬の背と垂直にまたがった騎乗スタイルとなる。モンキー乗り騎手の体重が馬の背の前方にかかるが、天神乗りは背中に直接かかるので、馬の負担が大きくスピードが出にくい。1958年に保田隆芳騎手がアメリカに遠征し、帰国してモンキー乗りを導入するまでは日本の競馬はこの天神乗りが主流を占めていた。

用語

出鞭

読み

でむち

スタート時のダッシュがつかないときや先行したいときに、騎手がスタート直後からを使って馬に合図を送ること。

用語

伝貧

読み

でんぴん

馬特有の伝染病である馬伝染性貧血の略語である。感染馬は、発熱を繰り返し(回帰熱)、徐々に貧血と削痩が進行し死に至る。本病は馬産業に大きな損害をもたらす重大なものとして、家畜伝染病(法定伝染病)に指定されており、原則として感染馬は淘汰される。寒天ゲル内沈降反応(抗体検査法)が導入されてからは、感染馬の摘発・淘汰が進み、2017年に国内の清浄性が確認されている。

用語

電話・インターネット投票

読み

でんわ・いんたーねっととうひょう

パソコン・スマートフォン・携帯電話(ネット投票)や、固定電話等(プッシュホン投票)を利用して、勝馬投票券を購入できるサービスで現在「即PAT」「A-PAT」「JRAダイレクト」の3種類の会員を募集している。

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