今週の注目レース

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)

福島競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

堅く収まる年も珍しくない3歳限定のハンデキャップ競走

2005年までは「ラジオたんぱ賞」の名称で行われていたが、2006年に現在のラジオNIKKEI賞というレース名に替わり、負担重量も別定からハンデキャップに改められた。リニューアル当初の2006年から2009年は単勝3番人気以内の馬が〔1・1・2・8〕(3着内率33.3%)と苦戦していたものの、2010年以降の過去10年に限ると、〔8・5・1・16〕(3着内率46.7%)と上位人気馬の好走が増えてきている。今回は中山・芝1800メートルで行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

極端に負担重量の軽い馬は不振

過去10年の負担重量別成績を見ると、「53キログラム未満」の馬は全て4着以下に敗れている。なお、負担重量が「53キログラム未満」だったにもかかわらず3着以内に入ったのは、2007年1着のロックドゥカンブが最後である。ハンデキャップ競走だが、極端に負担重量の軽い馬は評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 着度数 勝率 連対率 3着内率
53kg未満 0-0-0-21 0% 0% 0%
53kg以上 10-10-10-99 7.8% 15.5% 23.3%

過去に勝利したレースの条件に注目

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、「1800メートルから2000メートル、かつ出走頭数が10頭以上のJRAのレース」において1着となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.2%と苦戦しているうえ、2014年以降の過去6年に限ると〔0・0・1・25〕(3着内率3.8%)とさらに厳しくなっている。前記の条件にあてはまるレースで優勝したことのない馬は、過信禁物と見ておいた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕「1800メートルから2000メートル、かつ出走頭数が10頭以上のJRAのレース」において1着となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-8-75 9.9% 17.8% 25.7%
なし 0-2-2-45 0% 4.1% 8.2%

前走との間隔が明暗を分けそう

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走との間隔が「中4週から中7週」だった。一方、「中3週以内」だった馬は3着内率8.3%、「中8週以上」だった馬は同8.0%と、それぞれ苦戦している。前走との間隔が短い馬や長い馬は、上位に食い込む可能性が低いと見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走との間隔別成績(過去5年)
前走との間隔 着度数 勝率 連対率 3着内率
中3週以内 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
中4〜7週 5-4-3-24 13.9% 25.0% 33.3%
中8週以上 0-1-1-23 0% 4.0% 8.0%

近年は前走の末脚がポイント

過去5年の3着以内馬15頭中8頭は、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が出走メンバー中「2位以内」だった。臨戦過程を比較する際は、前走の末脚にも注目すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去5年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 着度数 勝率 連対率 3着内率
2位以内 5-2-1-15 21.7% 30.4% 34.8%
3位以下 0-3-4-43 0% 6.0% 14.0%
  • 注記:順位は出走メンバー中のもの

なお、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以下」だった馬のうち、前走が「東京競馬場で行われた2勝クラス(旧1000万下)以上のレース」だった馬は3着内率29.4%。対して、これに該当しなかった馬は同6.1%と苦戦しており、思い切って評価を下げた方がよさそうだ。〔表5〕

〔表5〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以下」だった馬の、そのレースの条件別成績(過去5年)
前走の条件 着度数 勝率 連対率 3着内率
東京競馬場で行われた2勝クラス(旧1000万下)以上 0-2-3-12 0% 11.8% 29.4%
その他 0-1-1-31 0% 3.0% 6.1%
ウインファイブ対象レース
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牝馬は平成初期を最後に優勝例なし

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも牡馬だった。なお、牝馬で優勝を果たしたのは、1992年のシンコウラブリイが最後である。2008年以降は〔0・1・0・20〕(3着内率4.8%)と苦戦している点からも、牝馬は過信禁物と見ておきたい。また、同じく過去5年の優勝馬5頭は、負担重量が54キログラム以上だった点、「1800メートルから2000メートル、かつ出走頭数が10頭以上のJRAのレース」において1着となった経験があった点、前走との間隔が中4週から中7週だった点、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が2位以内だった点も共通している。〔表1〕から〔表4〕で挙げた傾向もそれぞれ重視すべきだろう。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の各項目一覧(過去5年)
年次 優勝馬 負担重量 「1800メートルから2000メートル、かつ出走頭数が10頭以上のJRAのレース」における最高着順 前走との間隔 前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位
2015年 アンビシャス 56.5kg 1着(プリンシパルS) 中7週 1位
2016年 ゼーヴィント 54kg 1着(山藤賞ほか) 中7週 1位
2017年 セダブリランテス 54kg 1着(早苗賞ほか) 中5週 2位
2018年 メイショウテッコン 56kg 1着(白百合Sほか) 中4週 2位
2019年 ブレイキングドーン 55kg 1着(2歳新馬) 中7週 2位
  • 注記:順位は出走メンバー中のもの

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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