今週の注目レース

ユニコーンステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(ダート)別定 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

GⅠ馬を多数輩出してきた3歳馬の出世レース

創設から今年で四半世紀を迎えるユニコーンSは、3歳の強豪ダートホースがそろう重賞である。過去24回の勝ち馬のうち、後にGⅠ・JpnⅠを勝った馬が13頭と半数以上を数える。今年も将来が楽しみな好メンバーによって、激戦が繰り広げられそうだ。過去10年のレース結果を分析してみよう。

好走馬は1番人気から3番人気に集中

強豪馬がそろう重賞で、上位拮抗の構図になりやすいため、上位人気馬が強く大波乱は少ない傾向にある。表にあるように、過去10年の勝ち馬は全て3番人気以内だった。2着馬も上位人気に集中しており、3番人気以内の馬によるワンツーフィニッシュが7回もあった。逆に、10番人気以下の馬の連対は創設以降の24年で一度もない。過去の傾向からいえば、大穴狙いは難しいレースだといえる。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-3-0-4 30.0% 60.0% 60.0%
2番人気 3-3-1-3 30.0% 60.0% 70.0%
3番人気 4-1-3-2 40.0% 50.0% 80.0%
4番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
5番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
6〜10番人気 0-1-6-43 0% 2.0% 14.0%
11番人気以下 0-0-1-55 0% 0% 1.8%
  • 注記:2013年は3着同着

前走好走馬が勢いのままに活躍する

上位拮抗に通ずる話だが、前走で5着以下に敗れていた馬が3着以内に入ったのは、過去10年間で2例しかない。1頭は前走が芝のGⅠNHKマイルCだった2019年の優勝馬ワイドファラオ、もう1頭は前走で海外に遠征(UAEダービー)していた2013年の3着馬ケイアイレオーネで、それ以外は全て前走で4着以内に入っていた。つまり、前走で国内のダートのレースを使われており、なおかつ大敗していた馬が巻き返すケースはあまりみられない。前走で好走していた馬を中心視したい。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 4-6-5-55 5.7% 14.3% 21.4%
2着 3-3-3-8 17.6% 35.3% 52.9%
3着 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
4着 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
5着 0-0-0-7 0% 0% 0%
6〜9着 1-0-0-18 5.3% 5.3% 5.3%
10着以下 0-0-1-23 0% 0% 4.2%
  • 注記:2013年は3着同着

先行力のある馬がスピードで押し切る

ユニコーンSは直線の長い東京競馬場で行われるが、それでも先行力がモノを言う。先行力のひとつの目安として、前走の4コーナーでの位置取りに注目すると、過去10年の勝ち馬のうち8頭は前走の4コーナーを3番手以内で通過していた。差し・追い込み脚質の馬は、2着や3着には食い込むもののやや勝ち味に遅い印象だ。〔表3〕

〔表3〕前走の4コーナーの位置別成績(過去10年)
前走の4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
1番手 2-1-1-8 16.7% 25.0% 33.3%
2番手 4-3-0-16 17.4% 30.4% 30.4%
3番手 2-0-4-15 9.5% 9.5% 28.6%
4番手以下 2-6-5-84 2.1% 8.2% 13.4%
  • 注記:2013年は3着同着
  • 注記:前走が海外のレースだった馬を除く

栗東所属のジョッキーが継続騎乗する馬が狙い目

過去10年のユニコーンSでは栗東所属馬の7勝に対して美浦所属馬は3勝。それに伴ってか、栗東所属の騎手が3着以内に入るケースが多い。また、継続騎乗と乗り替わりの比較では、好走率が高いのは継続騎乗の方である。将来的にダート重賞で活躍する可能性の高い馬の出走が多いうえ、ユニコーンS当日は阪神競馬場で重賞が行われないため、栗東所属の騎手がお手馬と一緒に東上してくるのだろう。〔表4〕〔表5〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕騎手の所属別成績(過去10年)
騎手の所属 成績 勝率 連対率 3着内率
美浦所属 4-3-4-87 4.1% 7.1% 11.2%
栗東所属 6-6-5-35 11.5% 23.1% 32.7%
短期免許の外国人騎手 0-1-2-3 0% 16.7% 50.0%
  • 注記:2013年は3着同着
〔表5〕騎手の乗り替わり別成績(過去10年)
騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
前走と同騎手 5-8-4-42 8.5% 22.0% 28.8%
前走から乗り替り 5-2-7-83 5.2% 7.2% 14.4%
  • 注記:2013年は3着同着
ウインファイブ対象レース
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最後の決め手はサンデーの血

過去の傾向通りになるならば、ここまでのチェック項目で、勝ち馬の候補はかなり絞り込めそうだ。そして最後の一押しになるのが血統。ダート重賞なので、アメリカ血統の外国産馬や、非サンデーサイレンス系の馬の出走も多い。しかし直近の6年は、サンデーサイレンスの血を持つ馬が6連勝している。父がサンデーサイレンス系の種牡馬だった馬だけでなく、母の父がサンデーサイレンス系の馬だったケースも見受けられる。東京の長い直線でサンデーの瞬発力が爆発するのだ。〔表6〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕優勝馬の父と母の父(過去6年)
年度 優勝馬 母の父
2014年 レッドアルヴィス ゴールドアリュール (Grindstone)
2015年 ノンコノユメ (トワイニング) アグネスタキオン
2016年 ゴールドドリーム ゴールドアリュール (フレンチデピュティ)
2017年 サンライズノヴァ ゴールドアリュール (サンダーガルチ)
2018年 ルヴァンスレーヴ (シンボリクリスエス) ネオユニヴァース
2019年 ワイドファラオ (ヘニーヒューズ) アグネスタキオン
  • 注記:()内の馬名は非サンデーサイレンス系種牡馬

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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