今週の注目レース

ユニコーンステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(ダート)別定 3歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

カフェファラオ

牡3歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:American Pharoah
  • 母:Mary's Follies
  • 母の父:More Than Ready
ここに注目!

父アメリカンファラオは、1978年のアファームド以来37年ぶり史上12頭目となるアメリカクラシック三冠馬。母もアメリカの重賞ウイナーで、血統背景は一級品だ。本馬はデビューから無傷の2連勝を飾って、大物感たっぷり。先々まで注目したい逸材だ。

12月14日のメイクデビュー中山(ダート1800メートル)は、スピードの違いで先手を奪うと、ラスト2ハロン12秒3、12秒2の加速ラップで後続を突き放して独走。1分54秒7の好タイムで、2着馬とは10馬身差という圧勝劇を演じた。前走のヒヤシンスS(リステッド。東京・ダート1600メートル)は、ゲートで後手を踏み、スタート後の芝部分でもダッシュがつかず、レース序盤は最後方を追走。流れが落ち着き追い込みづらい展開だったが、3コーナー過ぎから外を回って徐々に押し上げると、直線で力強く抜け出し、最後はタガノビューティー(2着)の追い込みを楽に振り切った。今回は約4か月の休み明けになるが、5月下旬から時計を出し始めており、仕上がりに抜かりはない。

レッチェバロック

牝3歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:Uncle Mo
  • 母:My Fast One
  • 母の父:Elusive Quality
ここに注目!

デビューから2戦ともに後続をぶっちぎる圧勝で、前走の1勝クラス(東京・ダート1400メートル)でマークした1分23秒6は破格の好時計。今回は初の重賞挑戦に加えて200メートルの距離延長も鍵になるが、まだ成長の余地は十分。スピードで圧倒しても不思議はない。

2月8日のメイクデビュー東京(ダート1400メートル)は、楽にハナを奪い、ラスト1ハロンで鞍上のムチが入ると後続を突き放して2秒0差の大差勝ち。前走の1勝クラスも、ハイペースの逃げながら最後までスピードは衰えず、後続を9馬身引き離して連勝を決めた。当時の2、3、4着馬が次走で勝ち上がっていることから、レースレベルは高いと言えるだろうし、1分23秒6の走破時計も同週の3勝クラスの勝ちタイムを0秒3上回る優秀なものだった。騎乗したC.ルメール騎手も「テンションは高かったけれど、スピードとセンスが違いました。ギアが2つあるような走りで加速してくれました」と、能力の高さに太鼓判を押す。先々まで目が離せない存在だ。

デュードヴァン

牡3歳

調教師:加藤征弘(美浦)

  • 父:Declaration of War
  • 母:ジェラスキャット
  • 母の父:Tapit
ここに注目!

芝のアーリントンC(11着)を除けばダートでは負け知らずで、3勝全てを東京・ダート1600メートルでマーク。今回は世代トップクラスの実力馬がそろったが、ポテンシャルの高さは互角以上だ。休み明け3戦目で状態面のさらなる上積みが見込めるだけに、主役候補に挙げられる。

昨年10月のメイクデビュー東京で初陣を飾ると、続く1勝クラス・カトレア賞(共に東京・ダート1600メートル)では、2歳コースレコードと同タイムとなる1分36秒2で快勝。約5か月の休養を挟み、前々走のアーリントンCで芝の重賞へ挑戦したが11着に敗れた。ダートに戻った前走のオープン特別・青竜S(東京・ダート1600メートル)は、中団馬群追走から直線で狭いスペースを抜け出すと、最後はダノンファスト(2着)との追い比べを制して3勝目を挙げた。走破時計の1分36秒2は、同開催の3勝クラス2鞍の勝ちタイムを上回っており、ダートでは底知れぬ強さを発揮している。中間の調整過程もすこぶる順調で、重賞制覇に向けて機は熟している。

フルフラット

牡3歳

調教師:森秀行(栗東)

  • 父:Speightstown
  • 母:Golden Flair
  • 母の父:Medaglia d'Oro
ここに注目!

前走のサンバサウジダービーC(サウジアラビア。ダート1600メートル)を見事に優勝。今回は約3か月半の休み明けになるが、12日の1週前追い切りでは栗東坂路で4ハロン49秒9の自己ベストをマークしており、力を出せる態勢が整っていそうだ。

昨秋はアメリカに遠征して、BCジュベナイル(G1。ダート1700メートル)で5着に健闘。帰国後は前々走の1勝クラス(京都・ダート1800メートル)へ出走し、ハイペースのなか最後方に控えたハクアイウィンザー(1着)の決め手に屈したものの、きっちりと2着を確保した。前走は再びの海外遠征となるサンバサウジダービーC(サウジアラビア)。大外枠からすんなり2、3番手につけて4コーナーで早めに先頭へ躍り出ると、直線は後続を力強く振り切って快勝した。その後はUAEダービーを目指してドバイに移動したが、開催中止に。約3か月半ぶりの帰国初戦で当日の気配はポイントになるが、血統背景やたくましい馬体からダート適性は高い。JRAの重賞でどこまで通用するのか、注目の一戦だ。

サトノラファール

牡3歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:シークレットジプシー
  • 母の父:Sea of Secrets
ここに注目!

デビュー当初は馬体に余裕があったものの、レースを使うごとに絞れ、前走のオープン特別・端午S(京都・ダート1400メートル)で3勝目をマーク。今回は初めての左回りが鍵だが、脚質から東京コースは歓迎材料で、瞬発力勝負なら引けを取らない。

メイクデビュー京都(ダート1800メートル)を5馬身差で快勝し、その後もダート1800メートルを2度使ったが、5着、11着と少し伸び悩んだ。距離を短縮した前々走の1勝クラス(阪神・ダート1400メートル)は、スタートで後手を踏んで後方を追走。ハイペースで展開が向いた面はあったものの、メンバー中最速となる上がり3ハロン36秒9(推定)の末脚で豪快に突き抜け、後続に5馬身差をつけて快勝した。前走のオープン特別・端午Sもスタートは良くなかったが、スッと控えて後方待機策。4コーナーで大外を回りながらも、直線は一完歩ごとに差を詰め、ゴール寸前で先頭を捕らえて2連勝を飾った。まだ粗削りな面はあるが、このメンバーに入っても潜在能力の高さは見劣りしないはずだ。

タガノビューティー

牡3歳

調教師:西園正都(栗東)

  • 父:ヘニーヒューズ
  • 母:スペシャルディナー
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

昨年12月の朝日杯フューチュリティSで4着に健闘しているが、これまでの実績や血統背景から、ダート適性の高さも折り紙つき。強靭な末脚が持ち味で、東京コースはベスト。休み明けを1度使って状態面も上向いており、上位争いが濃厚だ。

メイクデビュー新潟(ダート1800メートル)、1勝クラス・プラタナス賞(東京・ダート1600メートル)と無傷の2連勝を飾り、芝に矛先を向けた朝日杯フューチュリティSは、4コーナー12番手から追い上げて4着。3歳初戦のシンザン記念は6着に敗れたが、ダートに戻した前々走のヒヤシンスS(リステッド。東京・ダート1600メートル)では、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒9(推定)の豪脚を発揮し、勝ったカフェファラオから0秒2差の2着に好走した。前走のオープン特別・青竜S(東京・ダート1600メートル)では、4コーナー12番手から3着に追い込んだが、レース間隔が空いていた分最後に苦しくなった印象。1度使った今回は本領発揮が期待される。

キタノオクトパス

牡3歳

調教師:高木登(美浦)

  • 父:フェノーメノ
  • 母:ヒロアンジェロ
  • 母の父:グラスワンダー
ここに注目!

天皇賞(春)を連覇した父フェノーメノは、今年の3歳世代が初年度産駒。2019年2歳新種牡馬ランキング8位と、キズナやエピファネイアに後れを取っているが、2勝を挙げる本馬が出世頭だ。父の評価を高めるためにも、ここで重賞タイトル獲得を目指す。

約4か月の休養を挟んだ3走前の1勝クラスで勝ち馬から0秒1差の2着に好走すると、続く前々走の1勝クラス(共に中山・ダート1800メートル)では、重馬場で脚抜きのいい馬場コンディションだったが、速い時計の決着に対応して2着に逃げ粘った。1番人気に支持された前走の1勝クラス(東京・ダート1600メートル)は、好位の5番手を追走。外を回る正攻法のレース運びから直線半ばで先頭を捕らえ、最後は後続の追い上げを危なげなく振り切って2勝目をマークした。これまで掲示板(5着以内)を外していない堅実派で、展開に左右されない自在性も強み。レースを使うごとにパフォーマンスを上げており、重賞でも遜色のない競馬ができそうだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: