今週の注目レース

3歳重賞馬連 桜花賞(GⅠ)

阪神競馬場 1600メートル(芝・外)定量 (牝) 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

3歳牝馬による、ひとつめの頂上決戦

桜花賞が行われる阪神競馬場の芝1600メートルは、2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズと、桜花賞のトライアルレースであるチューリップ賞と同じ舞台。同じ条件で行われるだけに、その2つのレースのいずれかで3着以内に入っていた馬が好走するケースが多い。まずは過去10年の結果から、その傾向を見ていくことにしよう。

上位人気馬が優勢だが

過去10年の連対馬は全て単勝8番人気以内。中でも、2番人気馬の連対率と3着内率が70.0%に達している。それに対し、1番人気馬は連対率が40.0%、3着内率が50.0%と、やや物足りない数字。また、単勝オッズ別の成績で見てみると、1倍台の支持を得た5頭のうち、優勝したのは1頭だけ。2倍台も4頭のうち3頭が4着以下に敗れている。対照的に、3.0から4.9倍の馬は、7頭全てが2着以内に好走している。〔表1〕〔表2〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
2番人気 4-3-0-3 40.0% 70.0% 70.0%
3番人気 1-2-3-4 10.0% 30.0% 60.0%
4、5番人気 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%
6〜8番人気 2-2-2-24 6.7% 13.3% 20.0%
9番人気以下 0-0-2-96 0% 0% 2.0%
〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.9倍以下 1-1-1-2 20.0% 40.0% 60.0%
2.0〜2.9倍 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
3.0〜4.9倍 4-3-0-0 57.1% 100% 100%
5.0〜9.9倍 1-2-4-9 6.3% 18.8% 43.8%
10.0〜19.9倍 2-2-0-18 9.1% 18.2% 18.2%
20.0〜29.9倍 0-2-2-16 0% 10.0% 20.0%
30.0〜49.9倍 1-0-2-18 4.8% 4.8% 14.3%
50倍以上 0-0-1-82 0% 0% 1.2%

枠番別の成績をチェック

過去10年の桜花賞は全て17頭以上で争われたが、その成績を枠番別にまとめると、優勝馬10頭のうち9頭、2着馬も10頭中8頭が、4枠より外の枠番だった。3着馬も同様に、10頭のうち8頭が5枠より外の枠番だった。内寄りの枠よりも真ん中から外寄りの枠に好走馬が多くなっている。〔表3〕

〔表3〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-1-1-17 0% 5.3% 10.5%
2枠 0-0-1-18 0% 0% 5.3%
3枠 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
4枠 3-2-0-15 15.0% 25.0% 25.0%
5枠 3-0-4-13 15.0% 15.0% 35.0%
6枠 0-2-2-16 0% 10.0% 20.0%
7枠 2-2-1-25 6.7% 13.3% 16.7%
8枠 1-2-1-26 3.3% 10.0% 13.3%

前走がチューリップ賞だった馬が好成績

前走別に成績をまとめてみると、桜花賞と同じ阪神・芝1600メートルで行われるトライアル重賞・チューリップ賞から臨んだ馬が好成績。もうひとつのトライアル重賞・フィリーズレビューから臨んで2着以内に入ったのは、2017年の優勝馬レーヌミノルだけだ。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
フィリーズレビュー 1-0-2-54 1.8% 1.8% 5.3%
チューリップ賞 6-6-6-26 13.6% 27.3% 40.9%
牡馬混合のGⅢ 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
牝馬限定のGⅢ 0-3-2-28 0% 9.1% 15.2%
オープン特別 1-0-0-31 3.1% 3.1% 3.1%
500万下(現1勝クラス) 0-0-0-2 0% 0% 0%
  • 注記:「牝馬限定のGⅢ」には2017年以前のチューリップ賞を含まない

そこで、前走がチューリップ賞だった馬を対象に、チューリップ賞での着順別に成績をまとめてみると、チューリップ賞と桜花賞を連勝したのは1頭だけ(2014年のハープスター)。チューリップ賞で敗れていたとしても、桜花賞で巻き返した例が多いことは覚えておきたい。〔表5〕

〔表5〕前走がチューリップ賞だった馬の、チューリップ賞での着順別成績(過去10年)
チューリップ賞での着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 1-2-1-4 12.5% 37.5% 50.0%
2着 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
3着 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
4、5着 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
6着以下 0-2-2-9 0% 15.4% 30.8%

最近はデビュー直後に連勝していた馬が好走

2014年以降の桜花賞では、「デビュー戦と2戦目を連勝していた」という馬が毎年連対。2010年から2013年の間はその成績を持っていた馬の連対がなかっただけに、最近の傾向として注目できるかもしれない。特に、2015年以降は5年連続で該当馬が“1頭ずつ”連対している点も興味深い。〔表6〕

〔表6〕デビュー戦と2戦目を連勝していた桜花賞連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 デビュー戦 2戦目
2014年 1着 ハープスタ― 2歳新馬 新潟2歳S
2着 レッドリヴェール 2歳新馬 札幌2歳S
2015年 2着 クルミナル 2歳新馬 エルフィンS
2016年 2着 シンハライト 2歳新馬 紅梅S
2017年 1着 レーヌミノル 2歳新馬 小倉2歳S
2018年 2着 ラッキーライラック 2歳新馬 アルテミスS
2019年 1着 グランアレグリア 2歳新馬 サウジアラビアRC
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単勝1番人気での惜敗歴に注目!?

過去6年の桜花賞では、「単勝1番人気で2着または3着に敗れた」という経験を持っている馬が優勝している。ちなみに昨年は該当馬が7頭出走したが、桜花賞で単勝1桁人気に支持されたのは、優勝したグランアレグリア(2番人気)と、7着のエールヴォア(8番人気)だけだった。〔表7〕

(浅野 靖典)

〔表7〕過去6年の優勝馬が単勝1番人気で2、3着に入っていたレース
年度 優勝馬 該当レース
2014年 ハープスタ― 2走前 阪神JF 1番人気 2着
2015年 レッツゴードンキ 3走前 アルテミスS 1番人気 2着
2016年 ジュエラー 前走 チューリップ賞 1番人気 2着
2017年 レーヌミノル 前走 フィリーズレビュー 1番人気 2着
2018年 アーモンドアイ 3走前 2歳新馬 1番人気 2着
2019年 グランアレグリア 前走 朝日杯FS 1番人気 3着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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