今週の注目レース

高松宮記念(GⅠ)

中京競馬場 1200メートル(芝)定量 4歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

春のスプリント王者を決する一戦

高松宮記念は、春のスプリントチャンピオン決定戦となる一戦で、歴代覇者には種牡馬としても名をとどろかせているロードカナロア、キンシャサノキセキなどがいる。また、その2頭をはじめ、複数年にわたってこのレースで上位に入る馬が多いのも、傾向の1つに挙げられる。さらなるレース傾向を求めて、阪神競馬場で行われた2011年を含む過去10年の結果を分析する。

前走で上位人気だった馬が中心

過去10年の出走馬について、前走の単勝人気別成績をまとめると、優勝馬延べ10頭中9頭は前走で4番人気以内だった。3着以内馬で見ても延べ30頭中23頭が前走4番人気以内と、前走で上位人気に推されていた馬の好走が多いことがわかる。前走で10番人気以下だった馬は4頭が3着以内に入っているが、この4頭はいずれも前走で5着以内に入っていた。前走で単勝人気の低かった馬については、そこで上位に食い込んでいた馬に注目したい。〔表1〕

〔表1〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-5-2-16 14.8% 33.3% 40.7%
2番人気 3-1-3-15 13.6% 18.2% 31.8%
3番人気 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
4番人気 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7%
5番人気 0-1-0-15 0% 6.3% 6.3%
6〜9番人気 0-0-0-44 0% 0% 0%
10番人気以下 0-2-2-31 0% 5.7% 11.4%
前走が海外のレース 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%

9番より内の馬番となった馬に注目

中京競馬場の改修後、過去8年の馬番別成績を調べると、期間内に最も外の馬番で優勝したのは2013年のロードカナロア(11番)で、12番から外の馬番からは優勝馬が出ていない。さらに、2014年以降の優勝馬は全て9番から内の馬番で、2016年以降に絞れば3着以内馬延べ12頭の全てが9番から内の馬番だったことだ。近年の傾向を重視するならば、まずは9番から内の馬番となった馬に注目すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕馬番別成績(過去8年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜3番 1-1-1-21 4.2% 8.3% 12.5%
4〜6番 4-2-0-18 16.7% 25.0% 25.0%
7〜9番 1-1-5-17 4.2% 8.3% 29.2%
10〜12番 2-1-0-21 8.3% 12.5% 12.5%
13〜15番 0-1-1-22 0% 4.2% 8.3%
16〜18番 0-2-1-20 0% 8.7% 13.0%

近走の芝重賞での連対回数は要チェック

過去10年の出走馬について、過去3走における芝重賞での連対回数別に成績をまとめると、3着以内馬延べ30頭中27頭には過去3走以内に芝重賞で連対した経験があり、その中でも連対数3回組と2回組の好走率が圧倒的に高い。なお、0回組の2着が2回あるが、この2回は共に過去の高松宮記念で連対実績のあった馬によるもの(2018年レッツゴードンキ、2019年セイウンコウセイ)。過去の高松宮記念で好走実績がなく、近走の芝重賞で連対できていない馬は評価を下げた方がよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕過去3走における芝重賞での連対回数別成績(過去10年)
連対回数 成績 勝率 連対率 3着内率
3回 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
2回 3-1-3-3 30.0% 40.0% 70.0%
1回 5-7-6-57 6.7% 16.0% 24.0%
0回 0-2-1-86 0% 2.2% 3.4%

近走でGⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡに出走していた馬が優勢

過去10年の出走馬について、過去2走におけるGⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡへの出走回数別に成績をまとめると、連対馬延べ20頭中17頭には過去2走でGⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡに出走した経験があった。好走率でも2回・1回と0回との間には大きな差がついている。近走で高いレベルのレースを経験していた馬が優勢となっているようだ。〔表4〕

〔表4〕過去2走におけるGⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡへの出走回数別成績(過去10年)
出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
2回 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
1回 8-7-3-45 12.7% 23.8% 28.6%
0回 1-2-6-92 1.0% 3.0% 8.9%
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近走の着順やタイム差に注目

過去10年の優勝馬の過去3走におけるGⅠと海外を除くレースでの着順を調べると、該当したレースが全て1着だった馬が3頭、2着以下があった馬が6頭となっている(残る1頭は過去3走共に地元での出走だった香港馬エアロヴェロシティ)。そして、2着以下に敗れた経験があった馬の、敗戦したレースでの勝ち馬とのタイム差を調べると、6頭いずれも最大タイム差が0秒6以内だった。近走において、GⅠや海外のレース以外では負けていない馬や、負けていたとしても勝ち馬から0秒6以内の敗戦にとどまっていた馬は、今年もマークが必要だろう。〔表5〕

(河野 道夫)

〔表5〕優勝馬の過去3走における、GⅠと海外を除くレースでの着順と勝ち馬とのタイム差(過去10年)
年度 優勝馬 3走前 2走前 前走着順
2010年 キンシャサノキセキ 1着 1着 1着
2011年 キンシャサノキセキ 1着 2着(0秒1)
2012年 カレンチャン 4着(0秒2)
2013年 ロードカナロア 1着
2014年 コパノリチャード 10着(0秒6) 1着
2015年 エアロヴェロシティ
2016年 ビッグアーサー 2着(0秒0) 3着(0秒2) 5着(0秒6)
2017年 セイウンコウセイ 1着 1着 2着(0秒0)
2018年 ファインニードル 1着 1着
2019年 ミスターメロディ 5着(0秒5) 2着(0秒1) 7着(0秒5)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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