今週の注目レース

阪神大賞典(GⅡ)

阪神競馬場 3000メートル(芝)別定 4歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ステイヤーが火花を散らす天皇賞(春)の前哨戦

阪神大賞典は4歳以上の最強ステイヤーを決する天皇賞(春)の前哨戦に位置付けられている。近年では2015年のゴールドシップと、2018年のレインボーラインが阪神大賞典と天皇賞(春)を連勝している。また、1996年にナリタブライアンとマヤノトップガンが多くのファンの記憶に残る名勝負を繰り広げたのも、このレースだった。そんな注目のレースの傾向を探るべく、過去10年の結果を分析する。

上位人気馬が強い

過去10年の単勝人気別成績をまとめると、1番人気馬の3着内率が100%となっている。また、勝ち馬延べ10頭は全て5番人気以内で、6番人気以下で連対したのは2015年2着のデニムアンドルビー(7番人気)と2019年2着のカフジプリンス(6番人気)の2頭のみ。3着馬も10頭中8頭が5番人気以内となっており、このレースでは上位人気馬を重視した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6-2-2-0 60.0% 80.0% 100%
2番人気 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
3番人気 3-1-2-4 30.0% 40.0% 60.0%
4番人気 0-3-0-7 0% 30.0% 30.0%
5番人気 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0%
6〜9番人気 0-2-1-37 0% 5.0% 7.5%
10番人気以下 0-0-1-19 0% 0% 5.0%

近走での芝GⅠ出走回数に注目

過去10年の出走馬について、過去3走における芝GⅠへの出走回数別に成績をまとめると、3回組と2回組が3着内率で50%以上の高い数値を記録している。ちなみに、これら2組で3着以内に入った延べ12頭は、全て前年の有馬記念に出走していた。0回組も12頭が3着以内に入っており軽視は禁物だが、まずは好走率で圧倒している“近走で芝GⅠに出走した回数の多い馬”に注目してみたい。〔表2〕

〔表2〕過去3走における芝GⅠへの出走回数別成績(過去10年)
出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
3回 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
2回 5-4-1-9 26.3% 47.4% 52.6%
1回 0-1-5-12 0% 5.6% 33.3%
0回 4-4-4-57 5.8% 11.6% 17.4%

GⅠを除く直近の着順も要チェック

過去10年の出走馬について、過去3走におけるGⅠを除いた直近のレースでの着順別に成績をまとめると、該当したレースで「1着」だった馬が好成績を残しており、3着内率は56.0%に達している。それに対し、「6から9着」もしくは「10着以下」だった馬は計40頭が出走して連対が1回のみ。天皇賞(春)に向けてハイレベルなメンバーが集う一戦だけに、GⅠを除く直近のレースで6着以下に敗れていたような馬は、苦戦する可能性が高そうだ。〔表3〕

〔表3〕過去3走におけるGⅠを除いた直近のレースでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 3-6-5-11 12.0% 36.0% 56.0%
2着 2-1-0-6 22.2% 33.3% 33.3%
3着 0-1-1-5 0% 14.3% 28.6%
4着 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5着 2-0-1-12 13.3% 13.3% 20.0%
6〜9着 1-0-1-24 3.8% 3.8% 7.7%
10着以下 0-0-2-12 0% 0% 14.3%
3走共にGⅠ 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
ウインファイブ対象レース
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前年10月から同年1月までのGⅠ・GⅡ実績が重要

2013年以降の優勝馬7頭について、前年10月から同年1月までに出走していたGⅠ・GⅡでの最高着順を調べると、7頭中5頭がGⅠで「3着以内」、残る2頭はGⅡで「2着以内」に入った実績を有していた。また、7頭とも2月以降に出走歴がなく、1か月半以上の間隔を空けて当レースに出走していたことも、覚えておいて損はないだろう。〔表4〕

(河野 道夫)

〔表4〕優勝馬の前年10月から同年1月までのGⅠ・GⅡにおける最高着順(過去7年)
年度 優勝馬 最高着順
2013年 ゴールドシップ 1着〔有馬記念ほか〕
2014年 ゴールドシップ 3着〔有馬記念〕
2015年 ゴールドシップ 3着〔有馬記念〕
2016年 シュヴァルグラン 2着〔日経新春杯〕
2017年 サトノダイヤモンド 1着〔有馬記念ほか〕
2018年 レインボーライン 3着〔天皇賞(秋)〕
2019年 シャケトラ 1着〔アメリカJCC〕

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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