今週の注目レース

3歳重賞馬連 報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

阪神競馬場 1400メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

波乱も多い桜花賞トライアル

昨年は12番人気のノーワンと3番人気のプールヴィルが同着優勝となったが、過去10年の当レースでは単勝8番人気以下の馬が4勝しているように波乱の決着となることも少なくない。牝馬クラシックの第一冠となる桜花賞のトライアルレースという当舞台で、今年も新たなヒロイン候補が現れるのか。ここでは過去10年の結果を分析する。

過去3走の単勝人気は要チェック

過去10年の出走馬について、過去3走における最高単勝人気別に成績をまとめると、勝ち馬11頭中8頭、3着以内馬で見ると30頭中19頭は最高単勝人気が「1番人気」だった。「1番人気」組と「2番人気以下の計」組の出走頭数は共に85頭、その中で「1番人気」組が成績で大きく上回っていることは注目すべきだろう。しかも、2016年以降に限れば連対馬8頭全てが「1番人気」組だった。過去3走で1番人気に支持された経験の有無は、チェックしておいた方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕過去3走における最高単勝人気別成績(過去10年)
最高単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 8-5-6-66 9.4% 15.3% 22.4%
2番人気 2-1-1-25 6.9% 10.3% 13.8%
3番人気 0-1-0-8 0% 11.1% 11.1%
4番人気 0-1-1-9 0% 9.1% 18.2%
5番人気 1-0-1-12 7.1% 7.1% 14.3%
6〜9番人気 0-1-1-16 0% 5.6% 11.1%
10番人気以下 0-0-0-4 0% 0% 0%
2番人気以下の計 3-4-4-74 3.5% 8.2% 12.9%
  • 注記:2019年は1着同着

初勝利時の距離に注目

過去10年の出走馬について、初勝利を挙げたレースの距離別に成績を調べると、3着内率で「芝1200メートル以下」組が8.8%となっている一方、芝1400メートル以上の3組はいずれも25.0%以上となっている。また、2015年以降の優勝馬はいずれも芝1400メートル以上で初勝利を挙げていた。なお、「芝1200メートル以下」組で連対した3頭には、いずれも“重賞勝ち”の実績があった。〔表2〕

〔表2〕初勝利を挙げたレースの距離別成績(過去10年)
距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1200m以下 2-1-2-52 3.5% 5.3% 8.8%
芝1400m 5-4-2-33 11.4% 20.5% 25.0%
芝1500〜1600m 3-1-4-22 10.0% 13.3% 26.7%
芝1800m 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
ダートのレース 0-2-2-29 0% 6.1% 12.1%
  • 注記:2019年は1着同着

前年の秋にデビューした馬が優勢

過去10年の出走馬について、デビューした月別に成績をまとめると、9月から12月にデビューした馬が勝率・連対率・3着内率の全てで8月以前にデビューしていた馬を上回っている。また、年明けデビューとなった馬は、該当する8頭全てが4着以下に敗れている。過去の戦績を比較する際は、前年の秋競馬でデビューしていた馬を重視したい。〔表3〕

〔表3〕デビュー月別成績(過去10年)
デビュー月 成績 勝率 連対率 3着内率
6月以前 1-2-1-32 2.8% 8.3% 11.1%
7月 1-1-2-31 2.9% 5.7% 11.4%
8月 1-1-2-22 3.8% 7.7% 15.4%
9月 1-2-1-12 6.3% 18.8% 25.0%
10月 3-2-1-17 13.0% 21.7% 26.1%
11月 2-0-2-7 18.2% 18.2% 36.4%
12月 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7%
年明け以降 0-0-0-8 0% 0% 0%
  • 注記:2019年は1着同着
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優勝馬の最低着順と敗戦時の最大タイム差に注目

2015年以降の優勝馬6頭について、デビュー以降の最低着順を調べると、6頭いずれも最低着順が5着以内だった。また、2着から5着だった5頭について、過去に敗戦したレースでの勝ち馬との最大タイム差を調べると、いずれも0秒6以内だった。過去に“6着以下”がある馬や、勝ち馬に“0秒7以上”のタイム差をつけられて敗戦した経験がある馬は、評価を下げたい。〔表4〕

(河野 道夫)

〔表4〕優勝馬のデビュー以降の最低着順と、敗戦したレースの中での勝ち馬との最大タイム差(過去5年)
年度 優勝馬 最低着順 勝ち馬との最大タイム差
2015年 クイーンズリング 1着
2016年 ソルヴェイグ 5着 0秒3
2017年 カラクレナイ 4着 0秒2
2018年 リバティハイツ 3着 0秒1
2019年 プールヴィル 5着 0秒5
ノーワン 4着 0秒6
  • 注記:2019年は1着同着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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