今週の注目レース

中山記念(GⅡ)

中山競馬場 1800メートル(芝)別定 4歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

国内外のビッグレースと密接な関係にある伝統の一戦

2018年と2019年の中山記念を勝ったウインブライトは、2019年に香港でG1のクイーンエリザベスⅡ世カップと香港カップを制した。また、2017年の中山記念を勝ったネオリアリズムも、同年のクイーンエリザベスⅡ世カップでG1初制覇を果たしている。また、2016年の優勝馬ドゥラメンテ、2015年の優勝馬ヌーヴォレコルト、2014年の優勝馬ジャスタウェイは、いずれも前年にJRAのGⅠを勝っていた馬である。今年もスターホースやその候補たちが激戦を繰り広げそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前年のビッグレースでの着順をチェック

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、“前年以降、かつ2000メートル以下のJRA・GⅠ”において12着以内となった経験のある馬だった。該当馬は3着内率も46.2%と優秀な水準に達している。前年のGⅠに出走していない馬や、2000メートルを超える距離のGⅠにしか出走していなかった馬は、評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕“前年以降、かつ2000メートル以下のJRA・GⅠ”において12着以内となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 8-7-9-28 15.4% 28.8% 46.2%
なし 2-3-1-65 2.8% 7.0% 8.5%

臨戦過程に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中15頭は、前走が海外の競走を含む「GⅠ」だった。該当馬は3着内率が34.9%と優秀な水準に達している。ビッグレースから直行してきた馬は上位に入る可能性が高いようだ。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去10年)
前走 着度数 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 6-5-4-28 14.0% 25.6% 34.9%
GⅠ以外 4-5-6-65 5.0% 11.3% 18.8%

なお、前走が「GⅠ以外」だった馬のうち、そのレースの条件が「2000メートル以下、かつ重賞」ではなかった馬は3着内率5.1%と苦戦している。前走がGⅠ以外の2000メートルを超える距離のレースだった馬、もしくは重賞以外のレースだった馬は、過信禁物と見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走が「GⅠ以外」だった馬の、そのレースの条件別成績(過去10年)
前走の条件 着度数 勝率 連対率 3着内率
2000メートル以下、かつ重賞 3-4-6-28 7.3% 17.1% 31.7%
その他 1-1-0-37 2.6% 5.1% 5.1%

大敗直後の馬は不振

過去6年の3着以内馬延べ18頭中17頭は、前走の着順が「9着以内」だった。一方、「10着以下」だった馬は連対がなく、3着内率も4.8%にとどまっている。前走の格にかかわらず、大敗直後の馬は苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走の着順別成績(過去6年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
9着以内 6-6-5-31 12.5% 25.0% 35.4%
10着以下 0-0-1-20 0% 0% 4.8%

近年はキャリアの浅い馬が優勢

過去6年の3着以内馬延べ18頭中16頭は、通算出走数が「17戦以内」だった。一方、「18戦以上」だった馬は3着内率5.4%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、比較的キャリアの浅い馬に注目したいところだ。〔表5〕

〔表5〕通算出走数別成績(過去6年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
17戦以内 6-6-4-16 18.8% 37.5% 50.0%
18戦以上 0-0-2-35 0% 0% 5.4%
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前走が少頭数だった馬は割り引き

過去6年の優勝馬延べ6頭は、いずれも前走の出走頭数が14頭以上だった。ちなみに、前走の出走頭数が13頭以下だった馬は、2011年以降の過去9年に限ると〔0・0・0・25〕という成績である。少頭数のレースを経由してきた馬は評価を下げたい。また、この6頭は“前年以降、かつ2000メートル以下のJRA・GⅠ”において9着以内となった経験があった点、前走の着順が9着以内だった点、通算出走数が16戦以内だった点も共通している。〔表1〕、〔表4〕、〔表5〕で挙げた傾向なども重視すべきだろう。〔表6〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の、前走の出走頭数、“前年以降、かつ2000メートル以下のJRA・GⅠ”における最高着順、前走の着順、通算出走数(過去6年)
年次 優勝馬 前走の出走頭数 “前年以降、かつ2000メートル以下のJRA・GⅠ”における最高着順 前走の着順 通算出走数
2014年 ジャスタウェイ 17頭 1着〔2013年天皇賞(秋)〕 1着 16戦
2015年 ヌーヴォレコルト 18頭 2着〔2014年秋華賞〕 2着 9戦
2016年 ドゥラメンテ 18頭 1着〔2015年皐月賞〕 1着 6戦
2017年 ネオリアリズム 14頭 3着〔2016年マイルCS〕 9着 16戦
2018年 ウインブライト 17頭 8着〔2017年皐月賞〕 2着 11戦
2019年 ウインブライト 16頭 9着〔2018年マイルCS〕 1着 16戦

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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