今週の注目レース

3歳重賞馬連 京成杯(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)別定 3歳オープン

データ分析関連動画

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

個性的な活躍馬を輩出してきた注目の3歳重賞

2010年の京成杯で重賞初制覇を果たしたエイシンフラッシュは、次走の皐月賞を単勝オッズ40.0倍(11番人気)で3着となり、続く日本ダービーでも単勝オッズ31.9倍(7番人気)の低評価を覆し優勝を果たした。その後も、2014年の2着馬キングズオブザサンがNHKマイルCを単勝オッズ78.4倍(12番人気)で3着、2018年の1着馬ジェネラーレウーノが皐月賞を単勝オッズ17.8倍(8番人気)で3着、同2着のコズミックフォースが日本ダービーを単勝オッズ223.7倍(16番人気)で3着に好走するなど、京成杯の好走馬が同年春のビッグレースで波乱を演出した例は多い。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

重賞での実績と前走の着順に注目

過去10年の3着以内馬30頭中11頭は、“1800メートル以上のJRA重賞”において5着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率も45.8%と優秀な水準に達している。既に中距離の重賞で上位に食い込んだことがある馬は信頼できるようだ。〔表1〕

〔表1〕“1800メートル以上のJRA重賞”において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-5-2-13 16.7% 37.5% 45.8%
なし 6-5-8-104 4.9% 8.9% 15.4%

なお、“1800メートル以上のJRA重賞”において5着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「3着以下」だった馬は連対がなく、3着内率1.9%と苦戦している。過去に中距離の重賞で上位に入ったことがない馬同士を比較する際は、前走の着順を素直に評価したい。〔表2〕

〔表2〕“1800メートル以上のJRA重賞”において5着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 6-5-7-52 8.6% 15.7% 25.7%
3着以下 0-0-1-52 0% 0% 1.9%

前走の末脚がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「4位以内」だった。一方、「5位以下」だった馬は3着内率7.7%と苦戦している。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく末脚にも注目すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
4位以内 9-8-9-69 9.5% 17.9% 27.4%
5位以下 1-2-1-48 1.9% 5.8% 7.7%

キャリア5戦以上の馬は不振

過去10年の連対馬20頭中19頭は、通算出走数が「4戦以下」だった。一方、「5戦以上」だった馬は3着内率が12.2%にとどまっている。なお、「5戦以上」だった馬は2014年以降の過去6年に限れば〔0・0・1・23〕(3着内率4.2%)と、苦戦傾向が強まっている。キャリアの浅い馬を重視した方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
4戦以下 10-9-6-81 9.4% 17.9% 23.6%
5戦以上 0-1-4-36 0% 2.4% 12.2%

近年はやや内枠優勢

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、馬番が「1から8番」だった。一方、「9から17番」だった馬は3着内率8.8%と苦戦している。2014年以前は外寄りの枠に入った馬の好走も少なくなかったが、近年の傾向からはやや内枠が優勢なレースと見るべきかもしれない。〔表5〕

〔表5〕馬番別成績(過去5年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜8番 3-4-5-28 7.5% 17.5% 30.0%
9〜17番 2-1-0-31 5.9% 8.8% 8.8%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

ここ5年の勝ち馬は前走も芝1800メートル以上のレースだった馬ばかり

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走が芝1800メートル以上だった。ダートや1800メートル未満のレースを経由してきた馬は過信禁物と見るべきだろう。また、この5頭は前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が4位以内だった点、通算出走数が3戦以下だった点も共通している。〔表3〕や〔表4〕などで挙げた傾向にも注目しておきたいところだ。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の、前走のコース、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位、通算出走数(過去5年)
年度 優勝馬 前走のコース 前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 通算出走数
2015年 ベルーフ 阪神・芝2000m 1位 3戦
2016年 プロフェット 京都・芝1800m 2位 3戦
2017年 コマノインパルス 中山・芝2000m 2位 2戦
2018年 ジェネラーレウーノ 中山・芝2000m 4位 3戦
2019年 ラストドラフト 東京・芝1800m 2位 1戦

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: