今週の注目レース

3歳重賞馬連 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

京都競馬場 1600メートル(芝・外)別定 3歳オープン

データ分析関連動画

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

立て続けに“三冠馬”を輩出している歴史的スターホースへの登竜門

2011年の2着馬オルフェーヴルはクラシック三冠を制覇、2012年の優勝馬ジェンティルドンナと2018年の優勝馬アーモンドアイは牝馬三冠を達成。この他にも2014年の優勝馬ミッキーアイルがNHKマイルCを、2016年の2着馬ジュエラーが桜花賞を制すなど、シンザン記念の上位馬が同年のビッグレースを制した例は多い。素質馬が集う注目の一戦を読み解くべく、今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

右回りでの勝ち鞍に注目

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、“JRAの右回りの芝コースで行われた、出走頭数が10頭以上のレース”において優勝経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率が9.1%にとどまっている上、2013年以降は〔1・0・0・32〕(3着内率3.0%)とさらに苦戦している。左回りのレース、ダートのレース、少頭数のレースでしか勝ったことがない馬は過信禁物だ。〔表1〕

〔表1〕“JRAの右回りの芝コースで行われた、出走頭数が10頭以上のレース”における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-8-10-74 8.0% 16.0% 26.0%
なし 2-2-0-40 4.5% 9.1% 9.1%

距離延長で臨んだ馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走の距離が「1600メートル以上」だった。一方、「1600メートル未満」だった馬は3着内率6.7%と苦戦している。前走が今回より短い距離だった馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1600m未満 0-1-2-42 0% 2.2% 6.7%
1600m以上 10-9-8-72 10.1% 19.2% 27.3%

前走で人気の中心だった馬は信頼できる

過去10年の3着以内馬30頭中16頭は、前走の単勝人気が「2番人気以内」だった。該当馬は3着内率も32.0%と比較的優秀な水準に達している。前走を比較する際は、当時の単勝人気にも注目すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
2番人気以内 7-5-4-34 14.0% 24.0% 32.0%
3番人気以下 3-5-6-80 3.2% 8.5% 14.9%

なお、前走の単勝人気が「3番人気以下」だった馬のうち、そのレースが「500万下(現1勝クラス)、JRAのオープンクラス」以外だった馬は全て4着以下に敗れている。前走が新馬・未勝利や地方のレースだった馬に関しては、前走の単勝人気がより重要なポイントとなるようだ。〔表4〕

〔表4〕前走の単勝人気が「3番人気以下」だった馬の、前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
500万下(現1勝クラス)、JRAのオープンクラス 3-5-6-60 4.1% 10.8% 18.9%
その他のレース 0-0-0-20 0% 0% 0%

近年は重賞で8着以内のある馬が堅実

過去7年の3着以内馬21頭中9頭は、“JRAの重賞”において8着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率も34.6%と比較的優秀な水準に達している。近年の傾向を重視するならば、まずは重賞で8着以内がある馬に注目してみたい。〔表5〕

〔表5〕“JRAの重賞”において8着以内に入った経験の有無別成績(過去7年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-3-3-17 11.5% 23.1% 34.6%
なし 4-4-4-59 5.6% 11.3% 16.9%

なお、“JRAの重賞”において8着以内に入った経験がなく、かつ前走がJRAのレースだった馬のうち、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「2位以内」だった馬は3着内率30.0%とまずまず優秀な成績を収めている。一方、「5位以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。重賞で8着以内がない馬同士を比較する際は、前走の“末脚”を重視すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕“JRAの重賞”において8着以内に入った経験がなく、かつ前走がJRAのレースだった馬の、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去7年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
2位以内 3-3-3-21 10.0% 20.0% 30.0%
3、4位 1-1-1-14 5.9% 11.8% 17.6%
5位以下 0-0-0-22 0% 0% 0%
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20年前までさかのぼっても二桁馬番から優勝を果たした馬は1頭だけ

過去10年の優勝馬10頭は、いずれも馬番が1から12番だった。なお、2014年のミッキーアイルを除く9頭は1から9番である。ちなみに、2000から2009年の優勝馬10頭も、馬番は全て1から9番だった。多頭数となった場合は、外寄りの枠に入った馬の評価を下げるべきかもしれない。また、この10頭は前走の距離が1600メートル以上だった点も共通している。〔表2〕などで挙げた傾向もそれぞれ考慮すべきだろう。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕優勝馬の馬番、前走の距離(過去10年)
年度 優勝馬 馬番 前走の距離
2010年 ガルボ 4番 1600m
2011年 レッドデイヴィス 8番 1600m
2012年 ジェンティルドンナ 7番 1600m
2013年 エーシントップ 2番 1600m
2014年 ミッキーアイル 12番 1600m
2015年 グァンチャーレ 9番 1800m
2016年 ロジクライ 6番 1600m
2017年 キョウヘイ 9番 1600m
2018年 アーモンドアイ 3番 1600m
2019年 ヴァルディゼール 2番 1600m

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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