今週の注目レース

チャンピオンズカップ(GⅠ)

中京競馬場 1800メートル(ダート)定量 3歳以上オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

王者の称号を狙う有力ダートホースが集結

2018年のチャンピオンズCで自身4度目のGⅠ・JpnⅠ制覇を果たしたルヴァンスレーヴは、同年のJRA賞最優秀ダートホースに選出された。2000年以降にJRA賞最優秀ダートホースのタイトルを獲得した延べ19頭中14頭は、このチャンピオンズC(2013年以前は「ジャパンカップダート」の名称で開催)において優勝を果たしていた。その名の通り、国内のダート王を決める大一番だ。今年も既にビッグタイトルを手にした実績馬が実力を見せつけるのだろうか、それとも意外な伏兵が金星をあげて王座に君臨するのだろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

年明け以降の戦績に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中21頭は、“同年、かつ4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた重賞”において連対経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率10.5%とやや苦戦している。いわゆるローカル場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)のレースや、JRAのオープン特別や条件クラスのレース、地方のダートグレード競走などが主戦場で、4大場の重賞で連対経験のない馬は過信禁物と見ておきたいところだ。〔表1〕

〔表1〕“同年、かつ4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた重賞”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-8-5-50 11.3% 22.5% 29.6%
なし 2-2-5-77 2.3% 4.7% 10.5%

なお、“同年、かつ4大場で行われた重賞”において連対経験がなかった馬のうち、前走の着順が「4着以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。〔表2〕

〔表2〕“同年、かつ4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた重賞”において連対経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 2-2-5-35 4.5% 9.1% 20.5%
4着以下 0-0-0-42 0% 0% 0%

また、同じく“同年、かつ4大場で行われた重賞”において連対経験がなかった馬のうち、前走が「JBC競走」以外のレースだった馬も3着内率4.2%と苦戦している。“同年、かつ4大場で行われた重賞”において連対経験がなかった馬の中では、前走が「3着以内」だった馬や「JBC競走」だった馬を重視すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕“同年、かつ4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた重賞”において連対経験がなかった馬の、前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
JBC競走 2-2-3-31 5.3% 10.5% 18.4%
JBC以外 0-0-2-46 0% 0% 4.2%

通算出走数がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、通算出走数が「27戦以下」だった。一方、「28戦以上」だった馬は3着内率11.5%とやや苦戦している。キャリアが豊富な馬は評価を下げたい。〔表4〕

〔表4〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
27戦以下 9-8-7-81 8.6% 16.2% 22.9%
28戦以上 1-2-3-46 1.9% 5.8% 11.5%

なお、通算出走数が「28戦以上」だった馬のうち、前走の着順が「4着以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。〔表5〕

〔表5〕通算出走数が「28戦以上」だった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 1-2-3-20 3.8% 11.5% 23.1%
4着以下 0-0-0-26 0% 0% 0%

また、同じく通算出走数が「28戦以上」だった馬のうち、前走が「JBC競走」以外だった馬も全て4着以下に敗れている。前走が「JBC競走」、かつそこで「3着以内」に入っていた馬を除くと、キャリア「28戦以上」の馬が上位に食い込む可能性は低いと見てよさそうだ。〔表6〕

〔表6〕通算出走数が「28戦以上」だった馬の、前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
JBC競走 1-2-3-20 3.8% 11.5% 23.1%
JBC競走以外 0-0-0-26 0% 0% 0%

前走で上位人気に推されていた馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースでの単勝人気が「5番人気以内」だった。一方、「6番人気以下」だった馬は3着内率5.3%と苦戦している上、2011年以降の過去8年に限ると〔0・0・0・28〕(3着内率0%)である。前走の内容を比較する際は、当時の単勝人気にも注目すべきだろう。〔表7〕

〔表7〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
5番人気以内 10-9-9-85 8.8% 16.8% 24.8%
6番人気以下 0-1-1-36 0% 2.6% 5.3%

近年は外枠劣勢

中京・ダート1800メートルで行われた過去5年の3着以内馬延べ15頭中12頭は、馬番が「1から9番」だった。一方、「10から16番」だった馬は3着内率9.4%と苦戦している。外寄りの枠に入った馬は過信禁物と見ておいた方がいいかもしれない。〔表8〕

〔表8〕馬番別成績(過去5年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜9番 5-3-4-33 11.1% 17.8% 26.7%
10〜16番 0-2-1-29 0% 6.3% 9.4%

前走で後方からレースを進めていた馬は不振

中京・ダート1800メートルで行われた過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースの4コーナーの通過順が「7番手以内」だった。一方、「8番手以下」だった馬は3着内率7.7%と苦戦している。前走の内容を比較する際は、道中の位置取りもチェックしておいた方がよさそうだ。〔表9〕

〔表9〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去5年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
7番手以内 4-4-5-34 8.5% 17.0% 27.7%
8番手以下 1-1-0-24 3.8% 7.7% 7.7%
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ビッグレースから直行してきた馬を重視したい

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走がJpnⅠだった。前走がGⅠ・JpnⅠでなかった馬は評価を下げるべきだろう。また、この5頭は前走の単勝人気が「5番人気以内」だった点、チャンピオンズCでの馬番が「1から9番」だった点も共通している。〔表8〕、〔表9〕をはじめとする各種の傾向にも注目しておきたい。〔表10〕

(伊吹 雅也)

〔表10〕優勝馬の「馬番」「前走」「前走の単勝人気」(過去5年)
年度 優勝馬 馬番 前走 前走の単勝人気
2014年 ホッコータルマエ 8番 JBCクラシック(JpnⅠ) 4番人気
2015年 サンビスタ 4番 JBCレディスクラシック(JpnⅠ) 1番人気
2016年 サウンドトゥルー 8番 JBCクラシック(JpnⅠ) 5番人気
2017年 ゴールドドリーム 9番 マイルCS南部杯(JpnⅠ) 2番人気
2018年 ルヴァンスレーヴ 2番 マイルCS南部杯(JpnⅠ) 2番人気

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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