今週の注目レース

関屋記念(GⅢ)

新潟競馬場 1600メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

実力派マイラーが歴代優勝馬に名を連ねているサマーマイルシリーズ第2戦

2018年の関屋記念を制したプリモシーンは、既に同年のフェアリーSで重賞制覇を果たしていたうえ、翌2019年にはGⅠのヴィクトリアマイルで2着に好走した。新潟競馬場がリニューアルオープンした2001年以降の優勝馬延べ18頭中、この関屋記念が生涯唯一の重賞勝利となったのは、現在のところ2010年のレッツゴーキリシマのみ。そのレッツゴーキリシマも、2007年にGⅠの朝日杯フューチュリティSで2着となった実績がある馬だ。今夏のサマーマイルシリーズはもちろん、今秋以降のGⅠ戦線を占ううえでも見逃せないレースと言えるだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

6歳以上の馬は不振

過去10年の年齢別成績を見ると、「3歳」の馬が3着内率30.0%、「4歳」の馬が3着内率38.1%と、それぞれ比較的優秀な成績を収めている。一方、6歳以上の馬は〔2・1・3・61〕(3着内率9.0%)とやや苦戦している。なお、6歳以上で3着以内に入ったのは、2014年2着のダノンシャーク(6歳)が最後である。6歳以上の馬は評価を下げたい。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
4歳 3-4-1-13 14.3% 33.3% 38.1%
5歳 4-5-4-50 6.3% 14.3% 20.6%
6歳 1-1-1-38 2.4% 4.9% 7.3%
7歳 1-0-2-18 4.8% 4.8% 14.3%
8歳 0-0-0-5 0% 0% 0%

年明け以降の戦績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、“同年のJRAの1600万下(現3勝クラス)から上のクラス、かつ出走頭数が11頭以上のレース”において連対経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.8%と苦戦しているうえ、2015年以降は〔0・0・0・29〕(3着内率0%)と全て4着以下に敗れている。年明け以降に連対を果たしていない馬はもちろん、下級条件や少頭数のレースでしか連対していない馬も、過信禁物と見ておいた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕“同年のJRAの1600万下(現3勝クラス)から上のクラス、かつ出走頭数が11頭以上のレース”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-9-6-58 9.9% 21.0% 28.4%
なし 2-1-4-73 2.5% 3.8% 8.8%

距離適性の高い馬が優勢

過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、“前年以降に4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた1600メートルのレース”において優勝経験のある馬だった。2013年以前はこの条件に該当していない馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、前年以降に4大場のマイル戦で優勝経験がある馬を高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕“前年以降に4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた1600メートルのレース”における優勝経験の有無別成績(過去5年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-3-5-29 11.9% 19.0% 31.0%
なし 0-2-0-33 0% 5.7% 5.7%

近年は外枠の馬が中心

過去4年の3着以内馬延べ12頭中8頭は、馬番が「10から18番」だった。該当馬は3着内率も32.0%と優秀な水準に達している。近年の傾向を見る限りでは、外枠が優勢なレースと言えそうだ。〔表4〕

〔表4〕馬番別成績(過去4年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜9番 1-1-2-32 2.8% 5.6% 11.1%
10〜18番 3-3-2-17 12.0% 24.0% 32.0%

なお、馬番が「1から9番」だった馬のうち、前走の4コーナーの通過順が「5番手以下」だった馬は3着内率4.5%と苦戦している。前走で先行していなかった馬が内寄りの枠に入ったら、信頼し過ぎないよう注意すべきかもしれない。〔表5〕

〔表5〕馬番が「1から9番」だった馬の、前走の4コーナーの通過順別成績(過去4年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
4番手以内 1-0-2-11 7.1% 7.1% 21.4%
5番手以下 0-1-0-21 0% 4.5% 4.5%
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前走が1600メートル未満だった馬は割り引き

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走が1600メートル以上だった。1600メートル未満のレースを経由してきた馬は評価を下げるべきだろう。また、この5頭は年齢が5歳以下だった点、“同年のJRAのオープンクラス、かつ出走頭数が15頭以上のレース”において連対経験があった点、“前年以降に4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた1600メートルのレース”において優勝経験があった点も共通している。〔表1〕、〔表2〕、〔表3〕で挙げた傾向も重視したいところだ。〔表6〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の「前走の距離」「年齢」「“同年のJRAのオープンクラス、かつ出走頭数が15頭以上のレース”における最高着順」「“前年以降に4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた1600メートルのレース”における最高着順」(過去5年)
年度 優勝馬 前走の距離 年齢 “同年のJRAのオープンクラス、かつ出走頭数が15頭以上のレース”における最高着順 “前年以降に4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた1600mのレース”における最高着順
2014年 クラレント 1600m 5歳 2着(京王杯スプリングC) 1着(2013年東京新聞杯)
2015年 レッドアリオン 1600m 5歳 1着(読売マイラーズCほか) 1着(2015年読売マイラーズCほか)
2016年 ヤングマンパワー 1600m 4歳 2着(谷川岳Sほか) 1着(2016年多摩川Sほか)
2017年 マルターズアポジー 2000m 5歳 1着(小倉大賞典) 1着(2016年秋風S)
2018年 プリモシーン 1600m 3歳 1着(フェアリーS) 1着(2018年フェアリーSほか)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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